数珠100周で念仏1万回分 一年の健康や地域の安寧祈る

大きな数珠を回しながら念仏を唱える横手市山内の伝統行事百万遍念仏講が行われました。今年も住民たちが輪になって一年の健康や地域の安寧を祈りました。

百万遍念仏講は横手市山内南郷の三ツ屋地区に200年以上前から続くとされる伝統行事です。

行事に使われる数珠は直径5センチほどのタラの木の玉、108個をつなげたもので、長さは10メートルにもなります。

この数珠を1周させると念仏を1万回唱えたとみなしあわせて100周させることから百万遍念仏講と呼ばれています。

中央に座る長老役の鐘の音に合わせて、地域の住民が集落の入り口など3か所で数珠を回しながら念仏を唱えました。

参加した女性は「ゆっくりした。今年もいいように、いいことがありますように」

参加した子どもは「すてきな健康な1年になると思います」

長老役を務めた女性は「いま振り込め詐欺が多いから、いっぱい振り込み詐欺にかかれば大変だと思って、そういうことも願ってｍあと戦争が始まってるので世界平和を祈願して明るい年になってほしいなっていう気持ちがあります」と話していました。

雪に囲まれた静かな集落に溶け込むように響く念仏と数珠を回す音。今年も住民たちが輪になって一年の健康や地域の安寧を祈りました。

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