ファンタジー・SF映画向けに「架空言語」創作 米国人夫婦

■AIなら作業時間短縮？


　さらに、画像や記号を使って文字をつくる作業を行う。デービッド氏は、そのプロセスを5000年ほど前の象形文字の誕生になぞらえた。


「ゲーム・オブ・スローンズ」に登場する高地ヴァリリア語やドスラク語は、学習アプリ「デュオリンゴ（Duolingo）」などを使って学ぶこともできる。


　夫妻はユーチューブ・チャンネル「LangTime Studio」でも「人工言語」のファン向けに600前後のエピソードを披露し、専門知識を提供している。


　人工知能（AI）を使えば、作業時間は短縮できるのだろうか。


「細かな要素を生み出すためにAIを訓練する方が大変だろう。その時間があれば、自分で言語をつくり出した方が速い」とデービッド氏は言う。


　ジェシー氏も同意する。「言語の素晴らしさは、言語が人間固有のものという点にある。言語から人間性を排したいとは思わない」と話した。

【翻訳編集】AFPBB News