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ガザ紛争激化から1年 主要な出来事を振り返る

AFPBB News / 2024年10月3日 18時56分


 しかし4月1日、食料支援を行っていた米慈善団体「ワールド・セントラル・キッチン(World Central Kitchen)」の職員ら7人がイスラエル軍の空爆で死亡。イスラエル軍は「悲劇的なミス」だと発表した。


■対立強めるイスラエルとイラン


 4月1日、在シリア・イラン大使館領事部の建物が空爆され、イラン革命防衛隊(IRGC)の幹部を含む7人が殺害された。


 イランはイスラエルに報復を行うと明言。同月13日、無人機とミサイルで同国を攻撃した。


 しかし、大半のミサイルは迎撃されたとみられている。


■ガザ地区南部に地上侵攻


 5月7日、イスラエル軍はガザ地区最南端ラファ(Rafah)への地上侵攻を開始した。


 さらに、エジプトとガザ地区を結ぶ検問所のパレスチナ側を占拠。支援物資の主要な搬入口である同検問所を封鎖し、市民が避難生活を送っているテントや学校などの安全地帯を攻撃した。




 7月13日には、ガザ地区南部ハンユニス(Khan Yunis)への攻撃でハマスの軍事部門トップ、ムハンマド・デイフ(Mohammed Deif)氏を殺害したと発表した。


■緊張高まる中東


 7月20日、イスラエルは、イエメンの親イラン武装組織フーシ派(Huthis)がテルアビブを無人機で攻撃し、死者が出たことへの報復としてイエメンを攻撃した。フーシ派は、ガザへの連帯を示し、紅海やアデン(Aden)湾を航行する船舶への攻撃を繰り返している。


 一方、イスラエルとレバノンの国境では、イスラエル軍と、イランが支援するイスラム教シーア派(Shiite)組織ヒズボラ(Hezbollah)との交戦が激化。


 27日、イスラエルが占領するゴラン高原(Golan Heights)でロケット弾攻撃により若者12人が死亡した事態を受け、イスラエルは報復を宣言。ヒズボラは関与を否定した。


 30日、ヒズボラのフアド・シュクル(Fuad Shukr)司令官がイスラエルの報復攻撃により、レバノンの首都ベイルート郊外で死亡。


 さらに翌日、イランでハマスの政治的指導者イスマイル・ハニヤ(Ismail Haniyeh)氏が殺害された。ハマス側はイスラエルによる暗殺だと非難。後任に、ガザ地区トップを務めるヤヒヤ・シンワル(Yahya Sinwar)氏を選出した。




■進まぬ停戦交渉


 8月16日、米国は新たな停戦案を提示したが、ハマスは受け入れ拒否。エジプト、カタールが仲介し、22日に交渉が再開した。

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