カーター元米大統領、100歳に 大統領選投票にも意欲
AFPBB News / 2024年10月2日 13時44分
【AFP=時事】ジミー・カーター(Jimmy Carter)元米大統領は1日、100歳の誕生日を迎えた。100歳に到達した米大統領経験者は史上初。ピーナツ農家から大統領となったカーター氏にとっても新たな大きな節目となった。
カーター氏は、1年半以上前から南部ジョージア州プレーンズ(Plains)で在宅ホスピスケア(終末治療)を受けている。公の場に姿を現すことはほぼなく、この日も、故ロザリン(Rosalynn Carter)夫人と1960年代に建てた自宅で過ごし、親族が集まって昼食会を兼ねた誕生日パーティーを開いた。
地元プレーンズでは、祝賀行事の一環としてF18戦闘機4機とビンテージ航空機数機による展示飛行が行われ、カーター氏も観覧した。
ジョー・バイデン(Joe Biden)大統領はX(旧ツイッター)に動画を投稿し、カーター氏は「敬愛する友人」であり、米国史上「最も影響力のある政治家」の一人だと称賛。「人の善良さに対するあなたの揺るぎない信念は、私たち皆を導く光であり続けている」とたたえた。
ホワイトハウス(White House)の芝生には「ハッピーバースデー、カーター大統領」という看板が立てられた。
礼節を重んじるカーター氏は、共和党支持者からも尊敬を集めている。
プレーンズでは、福音派のキリスト教徒が集まる多くの地方都市と同じく、大統領選の民主党候補、カマラ・ハリス(Kamala Harris)副大統領よりも共和党候補のドナルド・トランプ(Donald Trump)前大統領を支持する看板を目にすることがはるかに多い。
だが、庭に立てられたトランプ氏の看板の隣にカーター氏の生誕100年を祝う看板が立てられているのも珍しくない。
家族によると、カーター氏は今でも政治に対する関心が非常に強く、100歳まで長生きして、11月の大統領選で自身が所属する民主党のハリス氏に投票したいという強い意欲を抱いてきた。
米国立公園局(US National Park Service)の「ジミー・カーター国立史跡」の責任者で、長年、家族ぐるみの付き合いをしてきたジル・スタッキー(Jill Stuckey)氏はカーター氏について、「郵便で投票するはずだ」とし、「政治に対して、とても熱心だ。その点はずっと変わらない」と話した。
【翻訳編集】AFPBB News
この記事に関連するニュース
-
カーター元米大統領、100歳に 史上最高齢、ハリス氏投票へ意欲
共同通信 / 2024年10月1日 16時40分
-
終盤戦の「オクトーバー・サプライズ」=米大統領選の結果左右も
時事通信 / 2024年9月30日 14時34分
-
スウィフト、ホーガン…米大統領選 セレブたちの応援合戦 多くの歌手や俳優が旗色を鮮明に
日刊スポーツ / 2024年9月21日 8時3分
-
激戦のアメリカ大統領選、ハリス氏とトランプ氏のどちらが勝つ可能性が高いのか? 両者が抱える問題、経済不満がハリス氏に逆風、トランプ氏は発言で自滅も
47NEWS / 2024年9月12日 11時0分
-
トランプ氏の墓地撮影批判 共和重鎮息子「違反行為」
共同通信 / 2024年9月4日 6時13分
ランキング
-
1再送石破首相就任前の原発ゼロ発言、今は訂正していると承知=武藤経産相
ロイター / 2024年10月2日 14時41分
-
2習氏とプーチン氏、国交樹立75年で祝電交換 「中露は世界の多極化で重要な貢献」と主張
産経ニュース / 2024年10月2日 13時19分
-
3国連のグテレス事務総長「全面戦争を何としても回避」…中東情勢悪化で安保理が緊急会合へ
読売新聞 / 2024年10月2日 10時13分
-
4石破氏のアジア版NATO構想、共有せず=インド外相
ロイター / 2024年10月2日 8時11分
-
5「禁書」が広がるアメリカ、LGBTQ関連本を図書館から撤去 保守派「価値観の押しつけ」と主張、反対派は「多様性の尊重が重要」と批判
47NEWS / 2024年10月2日 10時30分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください