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スイスの氷河、冬季の豊富な降雪にもかかわらず縮小 監視機関

AFPBB News / 2024年10月2日 13時20分

同じ場所で撮影されたスイス・グレッチ近郊のローヌ氷河(上は2015年7月14日、下は2024年9月30日撮影)。(c)Fabrice COFFRINI / AFP

【AFP=時事】スイスの氷河が1年間で体積の2.4%を失ったとする調査結果が1日、発表された。冬季の降雪が多かった一方で、サハラ砂漠から運ばれた砂が夏の融解を加速させたという。


スイス氷河モニタリングネットワーク(GLAMOS)によると、スイスの氷河にとって過去12か月間は「蓄積と融解の両面で例外的」だった。


最終的に今年の氷河の融解は、過去2年間に比べてそれほど劇的ではなかった。スイスの氷河は過去2年間で体積の10%以上を失い、これは記録的な減少だった。


ただ、今年の2.4%という縮小幅は、2010年から2020年の年平均1.9%を大きく上回っている。


2024年の氷の損失は「冬が終わった時点での積雪量が平均を大幅に上回っていたことを考えると無視できない」と研究は指摘。7月と8月の「非常に高い」気温と、新たな高地の降雪の欠如が「顕著な氷河量の損失」を引き起こしたとしている。




報告書によると、もう一つの重要な要因は、2024年の冬と春にサハラ砂漠の大量の砂がアルプスに繰り返し運ばれたことだった。


汚染された雪はより多くの熱を吸収し、より速く解け、氷河を覆う雪をより早く失わせた。⒞AFP

【翻訳編集】AFPBB News

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