イラン、イスラエル攻撃前に「米との交信なし」
AFPBB News / 2024年10月2日 17時57分
イランの首都テヘランで行われた、イスラエルに対する大規模なミサイル攻撃を祝う集会で掲げられたレバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラの最高指導者、故ハッサン・ナスララ師の肖像(2024年10月1日撮影)。(c) ATTA KENARE / AFP
【AFP=時事】イランのアッバス・アラグチ(Abbas Araghchi)外相は2日、イスラエルに対する大規模なミサイル攻撃を実施する前に、米国との「交信は一切なかった」と述べた。
アラグチ外相はイラン国営テレビに対し、米国とは「攻撃前の交信は一切なかった」と説明。攻撃後に在イラン・スイス大使館を介して連絡したと付け加え、「米国に伝えた主な内容は、わが国は国連(UN)憲章の枠内で防衛行動を取っているという点だ」と述べた。また米軍に対し、介入しないよう警告したという。
さらにアラグチ氏は、イランの作戦は「イスラエルの政権がさらなる報復を招く決定を下さない限り終了した」とも述べた。
イランは1日、レバノンのイスラム教シーア派(Shiite)組織ヒズボラ(Hezbollah)の最高指導者ハッサン・ナスララ(Hassan Nasrallah)師とイラン革命防衛隊(IRGC)の指揮官アッバス・ニルフォルシャン(Abbas Nilforoushan)氏が殺害されたことへの報復として、イスラエルに対し、ミサイル約200発を発射する集中攻撃を行った。
2人は先週、レバノンの首都ベイルートへの空爆で死亡した。
イランの攻撃はまた、7月にイランの首都テヘランで、パレスチナ自治区のイスラム組織ハマス(Hamas)の最高指導者イスマイル・ハニヤ(Ismail Haniyeh)氏が殺害されたことへの報復とも位置付けられた。イスラエルは、ハニヤ氏殺害に関与していると非難されている。
【翻訳編集】AFPBB News
この記事に関連するニュース
-
イランが大規模ミサイル攻撃=イスラエル、「数日内に報復」と報道―石油施設標的か
時事通信 / 2024年10月2日 19時23分
-
イランがイスラエルに報復攻撃、基地標的に弾道ミサイル…ネタニヤフ首相「代償払うことになる」
読売新聞 / 2024年10月2日 11時40分
-
イランがイスラエルへ弾道ミサイル=「ハマス、ヒズボラ攻撃の報復」―約180発、4月の2倍規模
時事通信 / 2024年10月2日 9時11分
-
イラン、イスラエルにミサイル攻撃 ミサイル180発発射 各地で警報 報復の連鎖に懸念
産経ニュース / 2024年10月2日 8時17分
-
ヒズボラの報復が焦点、レバノンの通信機器一斉爆発 ガザ戦闘の飛び火に懸念
産経ニュース / 2024年9月18日 18時20分
ランキング
-
1イスラエルにミサイル200発 イラン、反撃で「全インフラ標的」と警告
AFPBB News / 2024年10月2日 15時39分
-
2再送石破首相就任前の原発ゼロ発言、今は訂正していると承知=武藤経産相
ロイター / 2024年10月2日 14時41分
-
3イスラエル奥地の軍事拠点にロケット弾3発発射、フーシ派が発表
ロイター / 2024年10月2日 18時18分
-
4習氏とプーチン氏、国交樹立75年で祝電交換 「中露は世界の多極化で重要な貢献」と主張
産経ニュース / 2024年10月2日 13時19分
-
5「禁書」が広がるアメリカ、LGBTQ関連本を図書館から撤去 保守派「価値観の押しつけ」と主張、反対派は「多様性の尊重が重要」と批判
47NEWS / 2024年10月2日 10時30分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください