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中国、台湾への「武力行使」放棄せず

AFPBB News / 2024年10月15日 9時7分

中国・北京のショッピングモールに設置された巨大スクリーンで、台湾周辺で行われた軍事演習「連合利剣2024B」を伝えるニュース番組を見る男性(2024年10月14日撮影)。(c)GREG BAKER / AFP

【AFP=時事】中国は14日、台湾周辺で同日実施した軍事演習「連合利剣(Joint Sword)2024B」の終了後、台湾の制圧に向け「武力行使」を放棄することは決してないとの姿勢を強調した。


 中国は台湾を領土の一部だと主張している。同日行われた演習には戦闘機や無人機、艦艇、海警局の船舶を動員。過去2年余りで4回目の大規模演習となった。午後6時ごろまで約13時間にわたって行われたとしている。


 国防省の呉謙(Wu Qian)報道官は演習終了後、「われわれは平和的統一を真摯(しんし)に追求するが、武力行使の放棄を誓うことは決してなく、『台湾独立』の可能性は一切排除する」と述べた。


 台湾側は、早朝から午後遅くにかけて戦闘機や無人機など中国機125機を探知。国防部(国防省)当局者は、1日に探知した機数としては過去最多だとしている。艦艇17隻も確認された。




 中国軍の報道官は演習について、「部隊の統合運用能力を全面的に検証した」と説明。中国は、演習は「『台湾独立』勢力の分離主義行為に対する厳しい警告」として行われたとしている。

【翻訳編集】AFPBB News

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