ダカール第7Sはルート案内ミスで大混乱、「大惨事」との批判も
AFPBB News / 2025年1月13日 15時43分
ダカールラリー、第7ステージに臨むトヨタ・ガズーレーシングのガイ・デビッド・ボッタリル(左)とフォード・Mスポーツのマティアス・エクストローム(2025年1月12日撮影)。(c)Valery HACHE/ AFP
【AFP=時事】ダカールラリーは12日、第7ステージが行われ、主催者のミスでロードブックと呼ばれるルート案内に誤りがあったことで、選手がコースを外れて広大なサウジアラビアの砂漠に迷い込む混乱が生じた。選手からは「大惨事」と非難の声が上がっている。
この日行われたのは、アル・ドゥワディミをスタートとゴールにする412キロの周回コースで、ロードブックの158キロ地点に間違いがあった。そのため先頭近くを走っていた選手たちは、コースを外れて貴重なタイムを失い、砂漠をあてどなく走り続けた末、主催者側のヘリコプターの案内で正しいルートに戻った。
問題の地点にいち早くたどり着いたミニのギヨーム・ド・メビウス(ベルギー)は、「50分だ。50分間も同じ場所をぐるぐる回っていた」と話した。
間違いを受け、主催者はスペシャルステージ20キロ分のタイムを抹消したが、スタートの順番によって影響度が違うため、残りの部分についても混乱が残っており、厳しい批判にさらされている。
混乱の中でステージを制したのは、トヨタ・ガズーレーシングのルーカス・モラエス(ブラジル)で、フォード・Mスポーツのマティアス・エクストローム(スウェーデン)を7分41秒差の2位、同チームのミッチェル・ガスリー(米国)を9分28秒差の3位に抑えた。
総合順位では、トヨタのヘンク・ラテガン(南アフリカ)がオーバードライブ・レーシングのヤジード・アルラジ(サウジアラビア)と21秒差のトップを守っている。エクストロームが10分25秒差で3位に位置している。
一方で、オーバードライブ・レーシングのトビー・プライス(オーストラリア)は「医療上の理由」でリタイアした。二輪部門でダカールを2度制しているプライスは今年、同じく二輪で2度の総合優勝があるサム・サンダーランド(英国)をコドライバーに迎え、四輪部門に参戦していた。
ロードブックの間違いの影響がなかった二輪部門では、レッドブルKTMファクトリー・レーシングのダニエル・サンダース(オーストラリア)が今大会ステージ5勝目を挙げ、改めて圧倒的な強さを示した。総合順位では、この日3位でフィニッシュしたモンスターエナジー・ホンダのトーシャ・シャレイナ(スペイン)に15分33秒差をつけて首位を維持している。
【翻訳編集】AFPBB News
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