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女性にも兵役義務、永世中立国スイスが検討

AFPBB News / 2025年1月17日 9時2分

スイスのビオラ・アムヘルト国防相(2024年11月7日撮影)。(c)Attila KISBENEDEK/AFP

【AFP=時事】スイス初の女性国防相、ビオラ・アムヘルト氏(62)は15日、永世中立国として知られる同国の基礎柱の一つとみなされている兵役義務を、女性にも課すことを検討していると明らかにした。

スイスの徴兵は、数千人の職業軍人の監督の下、少なくとも4か月の兵役に就く。その後10年にわたり、3週間の訓練に繰り返し招集される。

徴兵の数は、東西冷戦時の数十万人から大幅に減少し、2024年時点で約14万7000人となっている。

中道党所属のアムヘルト氏は、国防省が2027年末までに提出する報告書の中で、兵役義務を「スイス国籍を持つ者全員」に拡大することを選択肢の一つとして検討していると発表。

「欧州および世界中の現在の危機的状況を考えると」、「兵員不足」は「容認できない」と警告した。



さらに、男性全員に出席を義務付けている軍入隊に関するオリエンテーションについても、女性の出席を義務付けることを政府として検討していると述べた。

2019年に政権に加わったアムヘルト氏は同時に、職を辞する意向も表明。輪番制大統領としての1年間の任期を含む30年間の政治活動の後、「新しい人」のための席を空けるためだと説明した。

第1党である右派ポピュリスト政党の国民党が過去数日間、アムヘルト氏が「装備よりも軍内のジェンダー問題に焦点を当てている」として辞任を求めていた。

だが同党は15日、アムヘルト氏の「スイス安全保障に対する模範的な取り組み」を称賛。「数十年にわたって不足してきた軍事予算の増額」に成功した初の国防相だと強調した。

【翻訳編集】AFPBB News

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