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トランプ氏長男、伊ベネチアで希少なカモを撃ち殺した疑い

AFPBB News / 2025年2月5日 14時48分

米ワシントンの連邦議会議事堂でドナルド・トランプ大統領の就任式に出席したドナルド・トランプ・ジュニア氏(前列右、2025年1月20日撮影)。(c)SHAWN THEW/AFP

【AFP=時事】ドナルド・トランプ米大統領の長男ドナルド・トランプ・ジュニア氏がイタリア・ベネチアのラグーン(潟)で狩猟中に保護種のカモを撃ち殺した疑いがあると、同国の政治家が4日、発表した。

ベネト州議会議員で環境保護活動家のアンドレア・ザノーニ氏は、「どんな時も一切言い訳しない男の最高のライフスタイル誌」とのうたい文句でField Ethosから発売されているトランプ・ジュニア氏のオンライン動画に、「同氏を含む数人がさまざまなカモを殺している」様子が捉えられていると指摘。

「トランプ・ジュニア氏はアカツクシガモと一緒に映っている。このカモは欧州では非常に珍しく、欧州連合(EU)の鳥類指令およびイタリアの野生生物保護法によって保護されている」とソーシャルメディアに投稿し、保護種の鳥を殺すのは犯罪だと主張している。



アカツクシガモは欧州東南部や中央アジアで繁殖し、南アジアで越冬する。

イタリアの日刊紙コリエレ・デラ・セラが改めて公開した動画では、トランプ・ジュニア氏はカモを撃った後、「素晴らしい朝だ。たくさんのヒドリガモやコガモがいる」とカメラに語り掛け、自分の周囲に横たわっている少なくとも6羽の水鳥の死骸の中でオレンジ色のカモを指さし、「この地域ではかなり珍しいカモだ。英語で何と言うのかも分からない」と続けている。

ザノーニ氏は、この動画は最近、ベネチア市南方で撮影されたもので、この地域は欧州の規制下にある特別保護区のラグーンだと説明している。

狩猟・漁業カウンセラーのクリスティアーノ・コラッツァーリ氏は国営イタリア放送協会に対し、トランプ・ジュニア氏は保護区内の「私有地」での狩猟に招待され、許可を得ていたとし、「われわれの確認では書類はすべて整っている」と主張した。ただし、保護対象となっているカモを撃ったことには言及しなかった。

イタリアのジルベルト・ピケットフラティン環境相は、この件に関する詳細な報告を求めている。

AFPはザノーニ氏およびトランプ・ジュニア氏に取材を申し込んだが、いずれからもコメントは得られていない。

【翻訳編集】AFPBB News

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