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2024年春クールは「30分ドラマ」がアツい! 永瀬廉主演の『東京タワー』などおすすめドラマ3選

オールアバウト / 2024年4月24日 20時35分

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春ドラマもさまざまな作品が各局で放送されていますが、今回は少し短めに設定されている30分ドラマの魅力を紹介。元テレビ局スタッフが厳選した30分ドラマを紹介し、その面白さに迫っていきます。(サムネイル画像出典:『東京タワー』公式Instagramより)

ほとんどの春ドラマがスタートした中で、個性的な作品が多く見逃せないのが「30分ドラマ」です。各テレビ局で30分枠のドラマが製作され、主に深夜など遅い時間帯に放送。短い時間でサクッと見ることができ、ストーリーが進むテンポも早いことで幅広い世代から人気を集めています。

今回は、元テレビ局スタッフの筆者が、春ドラマでおすすめの30分ドラマを3つ紹介します。

永瀬廉のセクシーさに打ちのめされる甘美な『東京タワー』

まず1作目に紹介するのは、テレビ朝日系で毎週土曜の23時〜23時30分に放送している『東京タワー』です。King & Princeの永瀬廉さんが恋愛作品で初主演を担当するドラマで、大ヒットした江國香織さんの恋愛小説『東京タワー』(マガジンハウス)が原作。永瀬さん演じる21歳の青年・小島透が、20歳以上も年の離れた人妻と許されない恋に落ちる禁断のラブストーリーとなります。

第1話が4月20日に放送されましたが、このドラマの見どころはズバリ、“永瀬さんのセクシーな演技”です。永瀬さんの色気がある顔立ちや雰囲気が透にぴったりで、本当の愛を初めて知った青年の揺れる気持ちを繊細に表現。初回から色気ダダ漏れで、女性だけでなく男性が見てもドキドキするような演技を見せています。

ベタな設定&ドラマティックな演出に魅了

相手役となる人妻の浅野詩史は板谷由夏さんが演じていますが、1話から禁断のキスシーンを披露。初のキスシーンは艶かしく輝く東京タワーが見下ろす夜の麻布台ヒルズが舞台で、ドラマティックな演出に魅了されます。
作品は東京の最旬スポットで撮影されているようなので、今後も美しい風景とともに透と詩史の禁断の愛が描かれていくことが予想されます。原作小説が古い作品なこともありベタすぎる展開が続きますが、それもまたドラマを楽しむ絶妙なエッセンスになっています。
そんな『東京タワー』ですが、初回からテンポの良さも合格点で、ストレスなくストーリーを追うことが可能。また、透の親友である大原耕二はTravis Japan・松田元太さんが演じ、家庭教師として訪れた家の主婦である川野喜美子と禁断の愛に突き進みます。喜美子はMEGUMIさんが演じており、こちらのラブストーリーにも注目が集まりそうです。

斬新な演出と豪華俳優陣の演技に注目が集まる『滅相も無い』

次に紹介するのは、MBSで毎週火曜の24時59分から、TBS系では毎週火曜の25時28分から放送している『滅相も無い』です。4月16日に第1話が放送され、これまでのドラマになかった過激な演出で話題を集めています。

出演者は中川大志さん、染谷将太さん、上白石萌歌さん、森田想さん、古舘寛治さん、平原テツさん、中嶋朋子さん、窪田正孝さん、堤真一さんがメイン。若手からベテランまで演技派俳優が勢ぞろいで、ナレーションは津田健次郎さんが起用されるという豪華な布陣となっています。
監督・脚本の加藤拓也さんは、「第67回岸田國士戯曲賞」「第30回読売演劇大賞演出家賞部門優秀賞」を受賞し、ドラマや映画でも活躍する舞台作家・映像作家として注目を集めるクリエイター。『滅相も無い』は完全オリジナルのSFヒューマンドラマとなり、初回から驚きの展開を見せました。

舞台のように楽しめる新感覚ドラマ!?

ストーリーは、突然7つの巨大な穴が現れた日本が舞台。穴の正体は分からないものの、「穴の教祖」とする小澤(堤真一)が現れることで、宗教的な「穴の中には救済がある」という説が流布。豪華な俳優陣は、小澤をリーダーとする団体の信者たちで、ドラマではそれぞれがなぜ穴に入ろうと思ったのか、エピソードを1人ずつ語る構成になっています。
そのエピソードを語るシーンで、信者8人の会話は通常通りにロケ撮影していますが、過去の回想シーンなどはいきなり演劇スタイルになります。スタジオでセットチェンジや早着替えを取り入れながら、生の舞台作品のように演出。編集に頼らないリアルタイムで場面転換するなどスリリングな作り込みで、劇伴音楽を担当するUNCHAINがセットで実際にキャストの芝居に合わせ音楽を奏でるなど、新しい試みをいくつも繰り広げています。
熱心にストーリーを追うというより、通常のドラマに演劇が絡み合う実験的な作風を堪能するのがこのドラマの楽しみ方。とはいえストーリーも面白く、終末論や新興宗教が絡みながら思ってもいないような展開を迎えます。第1話では中川さんが演じた「川端」のエピソードがメインとなりましたが、「怒れないこと」に悩むという奇天烈なキャラクターでした。ドラマの設定もさることながら、登場人物も曲者ぞろいで毎回エピソードが気になるところです。

ドラマと舞台を両方楽しめる作品でお得感があり、演劇などが得意でない視聴者も30分という枠で製作されているので、非常に見やすく設計されています。今期の春ドラマではもっとも最終回の展開が分からない作品で、SNSなどで情報を取得しながら見るとより楽しさが倍増しそうです。 

『お迎え渋谷くん』は主演・京本大我がハマり役!

最後に紹介するのは、カンテレ・フジテレビ系で毎週火曜の23時~23時30分に放送している『お迎え渋谷くん』です。同名漫画が原作のドラマで、主演はSixTONESの京本大我さんが担当。京本さんは若手イケメン俳優・渋谷大海を演じ、天然で抜けている演技が抜群にハマっています。

ドラマは、大海の妹・音夢(りずむ)が通う保育園が主な舞台。ヒロインは田辺桃子さんで、音夢の担任である保育士・青田愛花を演じます。
いつも元気で明るく、真面目な愛花の姿に音夢の送り迎えをしている大海が興味を示し奇妙な恋愛がスタート。大海はイケメン俳優でありながら恋愛に興味がなく、胸が「キュン」とすることは今までありませんでしたが、愛花のふとした表情や飾らない笑顔に、胸が張り裂けそうなほどの「キュン」を感じます。

漫画原作のコミカルなストーリー展開がうれしい

コミック原作だけあり単純明快なストーリーで、恋愛下手な大海と愛花が互いに惹かれ合う様子がコミカルに描かれ続けます。分かりやすい構成がテンポ良く進み、京本さんと田辺さんが描き出すむずがゆい恋の行方がクセになる作品です。
コメディー要素が強いドラマで、大海と愛花が2人ともに少し天然ボケなキャラクターというのもポイント。奥手な2人が描くラブストーリーはドロドロとした展開がなく、ノンストレスで見ることができます。ここ最近では考察や刺激的な設定のドラマが多い中で、良い意味で何も考えないで見られるドラマとなっています。

癒し系の大海と愛花が生み出すやさしい雰囲気が魅力的なドラマで、保育士と保護者の関係がどう変わっていくのか、見届けたい作品です。

忙しい現代人にこそ、30分ドラマがおすすめ

ここまで3つの作品を紹介してきましたが、1時間枠のドラマでもさまざまな良作が放送されています。ただ、仕事や家事が忙しくてあまり家でテレビをつける時間がないという人も多いでしょう。

そんな人にこそ30分ドラマはおすすめで、ストーリー展開も追いやすくスマホなどのデバイスで見ていて疲れない程よい時間で堪能できます。ドラマにハマりたいけど忙しくて暇がない……そんな現代人こそ、外出先などでもサクッと見られる30分ドラマをおすすめします。

この記事の筆者:ゆるま 小林
長年にわたってテレビ局でバラエティ番組、情報番組などを制作。その後、フリーランスの編集・ライターに転身。芸能情報に精通し、週刊誌、ネットニュースでテレビや芸能人に関するコラムなどを執筆。編集プロダクション「ゆるま」を立ち上げる。
(文:ゆるま 小林)

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