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400軒の家を片付けた整理収納のプロが見た「お金が貯まらない家」の共通点

オールアバウト / 2024年5月10日 21時40分

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これまでに400軒を超える家を片付けてきたという整理収納アドバイザーの井田典子さん。整理収納のプロとして数々の家を整理してきた経験から見えてきた、“物とお金の関係”についてお話をお聞きしました。

整理収納アドバイザーとして、これまでに400軒の家を片付けてきた井田典子さん。その経験から、収納を見ればお金が貯まる家かどうかが、ある程度わかると言います。では一体、お金が貯まらない家には、どんな共通点があるのでしょうか。

整理収納のプロが見た「モノ」と「お金」の関係

――お金が貯まらない家にはどんな特徴がありますか。

井田さん:そうですね、実際その家にお金があるのかないのかは、もちろん伺っただけではわかりません。ただ、共通していることは、「何が」「どこに」「どれだけあるか」が把握できてない家が多いように思います。

家の在庫が把握できていないまま、「安いから」という理由で次々に買うことが常態化してしまっていて、どんどんモノが増えていくわけです。在庫を把握しきれてないことが、暮らし全般に及んでいて、“輪郭のぼやけた家”という感じでしょうか。同じモノを二度買い、三度買いしているわけですから、無駄な出費も多くなりますよね。

わが家のストックを把握して家計を健全化!

――お金が貯まりやすい家にするには、まず家にあるモノの在庫を把握することが大事ということですね。では、モノの在庫を把握しやすくするために、できることはありますか?

井田さん:とにかく“場所”を決めることです。「食品は収納ボックスに入るだけにする」とか、「洗剤のストックはここに置く」というように、置き場所を決めておくことが大事。隙間収納であちこちに置いていると、なかなか在庫が把握しにくいですよね。

あともう1つ、自分の家の必要量を知ることもすごく大事です。例えば、わが家の場合、トイレットペーパーは1袋買うと、だいたい2週間もつことがわかっているため、余分なストックは持たず、トイレットペーパーが最後の1個になるまで買わなくてもいいんです。

シャンプーやラップなどにしても、1本買えば何カ月もつのか。意外と自分の家の必要量を知らない人が多いんです。消費する量と期間が把握できていると、ただ安いからと買い足してしまい、在庫がダブつくこともなくなります。

――家の中にモノが多いということは、それだけお金を使って買っているということ。余計な出費を減らすためにも、必要な分だけを買うように心がけたいところです。井田さんのアドバイスを参考に、まずはストックする場所を決め、“わが家の必要量”を知ることから始めてみませんか。

教えてくれたのは……井田 典子(いだ・のりこ)さん

整理収納アドバイザー。横浜友の会(『婦人之友』読者の会)所属。これまでに400軒を超える家を訪問し、暮らしに寄り添った整理・収納術や時間の使い方などをアドバイスする。NHK総合テレビの情報番組「あさイチ」など各メディアで“スーパー主婦”として活躍する他、全国各地で実践的な講演会を行う。著書に『井田家の40年暮らしとお金のありのまま(婦人之友社)』など。
(文:All About 編集部)

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