「長いお正月休み」の落とし穴! 9連休に避けるべき「3つのNG行為」
オールアバウト / 2024年12月26日 20時45分
【公認心理師が解説】年によって日数が変わるお正月休み。カレンダー通りなら、短い年で5連休、長い年で9連休です。2024~2025年の年末年始は、最も長い「9連休」がやってきます。長いお休みだからこその、注意すべきポイントをご紹介します。
カレンダー通りなら「9連休」のお正月休み。久しぶりの長い連休を楽しみにしている人もいるでしょう。日ごろの疲れを取るには嬉しい連休ですが、9日間の過ごし方によっては、休み明けにつらくなることもあります。疲労感や倦怠感、眠気が続いてしまう、いわゆる「正月バテ」や「休みボケ」と呼ばれる状態です。
長いお正月休みだからこそ、「してはいけないこと」を上手に避けて、気持ちよく新しい年をスタートしましょう。
お正月休みにしてはいけない3つのこと
1. アルコールの飲みすぎ
お正月はおめでたい「ハレの日」ですので、昼間からみんなでお酒を楽しむこともあるでしょう。新年を楽しくお祝いするのはよいことですが、長い連休はメリハリがつきにくく、全体を通してのお酒の量が増えてしまいがちです。お昼のアルコールで夕方に強い眠気におそわれ、昼夜逆転が起こってしまうと、元のリズムに戻すまで大変です。飲酒は基本的に夕食時のみと決めて、量もほどほどに。トータルでの量を考えて、健康的に楽しみましょう。
2. 連日、ハレの日の気分で「ごちそう生活」を続けること
クリスマスから忘年会、大晦日、お正月と、ごちそうを食べる機会が増えるシーズンです。9連休ずっと「年末気分、お正月気分」で食べ続けると、胃腸が疲れ果ててしまいます。普段以上のごちそう生活は、長くても「お正月2日まで」を目安にするのがいいでしょう。3. ずっと家でのんびり過ごすこと
「寝正月」で疲れを取ろうと思っている人も、メリハリは大切です。9日間も毎日だらだらと家で過ごしてしまうと、新年から運動不足になり、疲れやすくなってしまいます。太陽の光をしっかり浴びれば、気持ちも健康的になります。家の近所の散歩や、初詣をかねてのサイクリングなど、適度に体を動かすことが大切です。長い連休は、ゆっくりと羽を伸ばして、心身を休める絶好の機会です。いくつかのポイントだけ押さえて、充実したお正月休みを送ってください。
大美賀 直子プロフィール
公認心理師、精神保健福祉士、産業カウンセラー、キャリアコンサルタントの資格を持つメンタルケア・コンサルタント。ストレスマネジメントやメンタルケアに関する著書・監修多数。カウンセラー、コラムニスト、セミナー講師として活動しながら、現代人を悩ませるストレスに関する基礎知識と対処法について幅広く情報発信を行っている。(文:大美賀 直子(公認心理師))
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