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100年の恋も冷める…! 男性がドン引きした「本命彼女の行動」

ananweb / 2022年2月24日 20時0分

100年の恋も冷める…! 男性がドン引きした「本命彼女の行動」

現在大量発生中のレスなひとびと、いわゆる「レスびと」の相談内容を、TVや雑誌など多くの媒体で活躍中の、恋人・夫婦仲相談所所長の三松真由美さんにうかがいます。セックスレス、恋愛レスと、レスにもいろいろある。今回は、派手婚を夢見る名古屋出身の26歳女性。彼と彼の同僚たちとの飲み会に参加した時のこと、泥酔した彼が…! 三松先生が男性がドン引きする本命女性の行動を教えてくれます!

愛菜(26歳)広告代理店で働く彼から念願のプロポーズ。でも、演出レスでブーたれる

【レスなひとびと】vol. 149

昔は、名古屋の結婚式といえば派手でした。とにかく華やかな式に、豪華な嫁入り道具。もちろんいまでも、地域に関わらず、派手婚に憧れるひとはいます。

名古屋出身の愛菜は、派手婚志望の26歳。広告代理店で働く彼氏の宗介とは交際3年。きっともうすぐゴールインだと信じて疑わない。プロポーズだって、きっとすごい演出をしてくれるはず。

今日は、宗介の同僚たちと汐留で飲み会。広告代理店、ということでメンツは派手だ。「会社の同僚に紹介してくれるなんて、そろそろだな」なんて思いつつ。

愛菜も名古屋時代の華やかな友達を誘ってやってきた。ファッションは、ボディコンシャスなレースワンピに肩掛けカーディガン。デコルテには、宗介にもらったヴァンクリのペンダントが誇らしげに輝いている。さすが広告代理店ということで、皆さん、盛り上げ上手。場はすぐにあたたまった。

愛菜はほっとしてお手洗いに立ち、リップを塗り直した。席に戻ろうとした、そのとき。

「愛菜」

「えっ、あ、宗介! 酔ってるの?」

気心の知れた仲間と飲んだせいか、ベロベロに泥酔状態の宗介。

お手洗いに向かう狭い通路で、ダランともたれかかってくる。

「愛菜〜」

「ちょ、ちょっと、宗介」

8センチのピンヒールで、身長180センチもある大柄な宗介の体を支えるのは、ちょっとつらい。よろける愛菜の向こうの壁に、宗介は両手をついて。泥酔しながらも目を見て言った。

「ねえ愛菜。結婚しよう」

えっ、こんなところで? プププ…。
喜びより先に浮かんだのは、シチュエーションへの不満。結婚式は派手に、もちろん式につながるプロポーズだって派手に、華やかにと思っていた。ましてや広告代理店に勤める宗介。しっかり演出してくれるものだと。

「とりあえず、席戻ろ」

まずは受け流して、聞かなかったことに。宗介の手を取り、席に戻る。宗介が元気ないので一次会で撤退。ああ、もっと宗介の同僚と話したかったんだけどな。タクシーで宗介の自宅へ。

「飲みすぎたんだね、しょうがない、今日はこのまま寝よっか」

と明るくフォローする愛菜に衝撃の一言。

「違うよ、さっき愛菜がプロポーズを受け流すからだ。本当は酔ってなくて、酔ったフリだった。勇気出して言ったのに。めちゃくちゃプライド傷ついた。もう、愛菜の愛を信じられない。ほんとはクールだったんだよな」

え、ええーっ!? 酔ったふりのプロポーズ? 計算しすぎだろ。たった、あれだけのことでこれまでの3年が。驚く愛菜。泥酔のプロポーズ、一体、どうしたらよかったの。

【三松さんからのコメント】

「たった、あれだけのこと」とあなどるべからず。男女の仲が悪化する原因のひとつに「まともに取り合わないこと」があります。

多いのは、真剣に話しているのに相手はスマホを見て空返事ばっかり、という相談。今回はスマホではないけれど。愛菜さんは「理想のプロポーズではないから」という理由で、宗介さんの話を受け流してしまいました。

宗介さんは、やっとの思いで言ったとのこと。確かに、泥酔した(ふりの)状態でのプロポーズは理想ではないかもしれません。でも、いかなる状況でもうれしい気持ちは伝えたほうがよかったですね。

プロポーズの思い出は、いつでも上書き可能なんです。「何度でもプロポーズして」って笑い合えるのが一番。

あとで「好きな人に108本の薔薇の花でプロポーズされるのが夢だったんだ。宗介にしてもらえたらすっごくうれしいんだけど」と伝えて、ロマンチックなやつをしてもらえばいいのです。

相手に期待しすぎない。自分で伝える。

「プロポーズの自立」をしていい時代なのです。

大事なのは、エブリタイム相手に真剣に向き合い、関係を崩さないこと。信頼関係さえあれば、理想のプロポーズだって、ウェディングだって、一緒に作り上げることができます。

結婚式関連の準備でモメるカップルはほんとうに多い。ひとりで理想をふくらませて頑なに突っ走るのはNG。

「演出レスでもいいじゃない。一緒にいられることを喜ぶ‟ベーシックな幸せ”を忘れないで」

三松 真由美 
恋人・夫婦仲相談所所長・コラムニスト。バブル期直後にHanakoママと呼ばれる主婦の大規模ネットワークを構築。その後主婦マーケティング会社を経営。主婦モニター4万名を抱え、マーケティング・商品開発・主婦向けサイト運営に携わる。現在は夫婦仲、恋仲に悩む未婚既婚女性会員1万3千名を集め、「ニッポンの夫婦仲・結婚」を真剣に考えるコミュニティを展開。「セックスレス」「理想の結婚」「ED」のテーマを幅広く考察し、恋愛・夫婦仲コメンテーターとして活躍中。講演・テレビ出演多数。20代若者サークルも運営し、若い世代の恋とセックス観にも造詣が深い。コミック『「君とはもうできない」と言われまして』(kadokawa)好評発売中。

©Milos Dimic/Gettyimages

文・三松真由美

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