夜の営みを拒否したことですべてが変わった…!?【トンデモ夫】に悩む30代妻を救った「まさかの人物」【後編】
ananweb / 2022年9月7日 20時45分
夜の営み以外には無関心の夫にうんざりしていた佳奈さん。義実家のアクシデントによって、さらに夫への嫌悪感が増す事態へと発展しました。そのあと、佳奈さんが下した決断とは? メンタル心理カウンセラーの並木まきがご紹介します。
夜の営みがゼロになり「無気力」になった夫
「私が夫からの夜の生活の誘いを断るようになってから、だんだんと夫は生活そのものに対して無気力になっていきました。それまでは“無関心”だったのですが、夜の営みがなくなってからは“無気力”という状態で、仕事も休みがちに。当然、職場での信頼も下がって、夫は役職を外され減給になっていました。
そんな夫との結婚生活をいつまで続けるべきか…。私はこのころから離婚を考えるようになっていました」
週に1~2日は仕事を休むようになった夫は、家にいるときにも布団でゴロゴロしているだけで家事は一切しなかったとのこと。話しかけても無視または「ふーん」という無気力な返事が返ってくるだけで、夫婦のコミュニケーションもとれない状況だったと佳奈さんは振り返ります。
そして、義母が骨折をしたことで、義理の両親からは入院費と治療費の負担の件でお金を貸してくれないかと相談を受け、数日に1回は佳奈さんが義実家に行って家事を手伝うという負担の大きな生活を続けていたそうです。
回復した義母が離婚へとサポートしてくれた
「義母のことは嫌いじゃなかったのと、骨折すればやっぱり色々大変だろうと思ったので、夫とのことは考えずにやれることはやりました。でもお金のことだけは、夫が減給されたこともあってどうにもならなかったですね。
夫は日が経つにつれて無気力になっていき、でも病院に連れて行っても診断がつかず、特に悪いところはありませんでした。これはもう性格なんだなと思って離婚をすると決めたんです。
しばらくして義母が仕事に復帰できるくらいまで回復してくれたので、そのタイミングを待って私から夫に離婚を切り出しました」
佳奈さんが離婚を切り出すと、最初のうちは「絶対に嫌だ!」と言っていた夫。しかし、佳奈さんが義母にこれまでのことを打ち明けると、義母は「ごめんなさい」と謝ったのちに「私が息子に離婚を了承するよう説得する」と言ってくれたのだそう。義母は「本音では離婚してほしくないけれど、息子が迷惑をかけ過ぎているので佳奈さんは自由になるべき」と言ってくれたそうです。
義母が介入したこともあって、そのあと、佳奈さんの離婚は成立。現在は東京都内で一人暮らしをしながら、自由な生活を満喫しているそうです。
「あのとき義母が泣きながら謝ってくれたことが、今でも忘れられません。義母が夫と話をしたときに『あなたがしっかりとすれば、まだ佳奈さんとやり直せるかもしれない』と諭してくれたそうですが、夫には響かなかったらしいです。
いい人だと思って結婚したので、まさか結婚後にあんな夫になるとは想像もしていなかったですね。くよくよしていても仕方ないので、今は独身生活を謳歌すべく、趣味や仕事に没頭する日々を送っています。夫と暮らしていたときと比べたらストレスがかなり減って、体調も良くなった気がします」
義実家など周囲が手を差し伸べても夫婦仲が改善しない場合には、離婚を決断する人も少なくないのでしょう。結婚相手をしっかりと見極めたつもりでも、実際に結婚してみたら想像とは違ったということはあります。佳奈さんのようなケースでは夫が何にでも無関心である以上、夫婦仲を改善することが難しかったのでしょう。
©Kayoko Hayashi/maruco/gettyimages
文・並木まき
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