不倫相手は理想の夫そのもの…彼に無我夢中になった31歳ピアノ講師が辿った「自業自得の結末」【前編】
ananweb / 2024年8月17日 20時30分
夫への不満が募り、つい他の男性に目移りしてしまうのはそう珍しい話ではないようです。今回は、身近な男性に理想の夫像を重ねたことで不倫に陥った31歳人妻のエピソードをご紹介します。
娘を抱えながら働いて…ワンオペ育児にいそしむも…
美結さん(仮名・31歳)は現在結婚しているにもかかわらず、とある既婚男性(功さん・仮名・54歳)とW不倫しているそうです。なぜ、美結さんは先の見えない恋愛に足を踏み入れてしまったのでしょうか。
「私は夫(正人さん・仮名・32歳)と娘(綾さん・仮名・6か月)の三人家族です。仕事はピアノ講師をしており、出産で一時休んでいたものの最近になって教室を再開して。
娘の面倒を見ながら、自宅で生徒に指導しています。日々充実しているのですが、もしひとつ不満があるとするならば、夫が子育てにあまり協力的ではないということです」
夫の正人さんは仕事が忙しいということもあり、いつも帰りが遅いので、美結さんはワンオペ育児を強いられていると言います。
「そんなある日、珍しくピアノ教室に大人の男性が生徒として入ってきました。何でも功さんは『娘(怜さん・仮名・25歳)の結婚式でピアノの弾き語りを披露したい』と話していて。
しかも、それをサプライズで行いたいので、ピアノを習っていることもみんなに内緒にしたいのだとか。そのため、短期間で一曲マスターできるよう指導することになったんです」
幼い頃に父親を亡くした美結さんは、彼の娘を思う気持ちにいたく感動したそう。
「功さんは、仕事帰りにうちに寄ってレッスンを受けることになりました。でも、ピアノの指導中に娘がぐずってしまい、私がてんてこ舞いになることもしばしばあって。
すると、彼は娘をあやしてくれたり、私と抱っこを代わってくれたり…とにかく育児経験が豊富なので、子どもの扱いがとっても上手なんです。まるで夫のように手助けをしてくれる功さんに、私は徐々に心惹かれていきました」
子どもの面倒を見てくれたお礼に、レッスン後彼に夕食を振る舞うようになったのだとか。功さんは、ピアノ教室に通っていることを秘密にしているので「同僚と食事をして帰る」と家族に作り話をしていたそう。
「夫は帰りが遅いので、もともと一緒に夕飯を食べる機会はありません。ですので、彼を夕飯に誘うことで、より一層食事の時間が楽しくなって。
しかも、私が料理している時に、ずっと功さんは娘と遊んでいてくれたのです。この頃から、自然と彼に理想の夫像を重ねていたのかもしれませんね」
功さんを自分のものにしたいという気持ちが強くなり、美結さんは彼に告白をしたと言います。
「私が思いを伝えると、彼はかなり困惑した様子でした。『美結さんは素敵な人です…でも、私たちはお互い既婚者なのでお付き合いすべきではないと思います』と功さんから交際を断られたんです。
彼の言うことはごもっともなのですが、私の恋心も簡単に消えることはなくて。顔を合わせるたびに『あなたのことが好きです』『私には功さんが必要なんです』と口説くと、彼も少しずつ心寄せてくれるように…。私たちが不倫関係になるのにそう時間はかかりませんでした」
二人はどのように密会を重ねたのでしょうか。
「お互い不倫がバレたら一大事なので、二人の姿が人目につかぬよう徹底しました。すぐ目が届くように寝室のベビーベッドに娘を寝かせて、夫婦で使うベッドで彼とカラダを重ねることにしたのです。
功さんと家にいても、私たちが何をしているか外から見えるはずもないですから」
不倫相手にさよならを告げられて…彼の表情に心が痛んで引き止めることもできず…
「私は自身の不貞がバレることはないと高をくくっていました。でも、突然功さんから『もう不倫関係は終わりにしましょう』と告げられたのです。
私が『別れるなんて嫌!あなたとずっと一緒にいたい』と引き止めるも『これ以上、周りの人を裏切ることはしたくない』と彼は悲しげな表情を見せて。不倫に走ったことに罪悪感を抱いた功さんの気持ちを考えると、私は別れを受け入れるほかありませんでした」
心のままに不貞を働いた美結さん。彼に突然別れを切り出されても、強引に押し切って不倫に走ったのだから、この結果も「身から出た錆」と言えるのではないでしょうか。
©tunedin/Adobe
文・菜花明芽
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