【不安を解消】ライフプランナーが教える30代女性のための生命保険
ANGIE / 2016年7月30日 21時0分
ANGIE読者の皆様、生命保険には加入されていますか? 加入していない、またはとりあえず入ったけど、保障内容などについて詳しく把握していないという方が多いのではないでしょうか。
そこで今回は「生命保険の情報が多すぎてよく分からない」という方に向けて、ライフプランナーの方からアドバイスを頂いてきました!
30代・40代の女性が一番不安に思っていることは?
30代・40代女性から一番よく耳にする不安は、女性特有の病気(乳がんや子宮がんなど)にかかったときのリスクのようです。
「がん情報サービス~がんに罹患する確率~累積罹患リスク(2011年データに基づく)~」によると、生涯で女性が乳がんにかかる確率は12人に1人とのこと。また40代女性は、乳がん、子宮がん、卵巣がんにかかる確率が高いそう。
どんな保険があるの?
医療保険と生命保険の違いってご存知ですか? 簡単に言うと、生命保険の中に医療保険というジャンルがあるそうです。
保障内容は大きく分けて3種類
1. 死亡
2. 病気、三大疾病(がん・急性心筋梗塞・脳卒中)、介護
3. 年金(保険会社によっては怪我の保障があるケースも)
女性特約付きって?
女性特有の病気にかかったとき、通常の金額にいくらかプラスして保険金が下りる仕組み。月々支払う保険料に数千円を足すだけで付けられる会社が多いよう。
一括 or 分割?選べる保険金の受け取り方
一括受け取りのメリット・デメリット
月々の保険料が分割受け取りに比べると高い。ただ、がんと診断されれば一括で保険金が下りるため、治療費が安く済むこともあり、得することも。乳がんの場合、胸の再生手術代にも当てられるのでANGIE世代にはおすすめとのこと。
分割受け取りのメリット・デメリット
月々の保険料が安いのがメリット。がん保険の場合は入院日数×日額(加入時に設定)が下りる仕組みだけど、医療の進歩により入院日数が減っているため、あまり給付出来ないケースが多いよう。
掛け捨て or 貯蓄タイプ?
掛け捨てのメリット・デメリット
何事も起きなければ支払ったお金は戻ってこないけど、病気になった場合や亡くなった場合に保障される金額が高い。
貯蓄タイプのメリット・デメリット
いざとなったときに下りる保険金は掛け捨てに比べると安いけど、何事も起きなかった場合でもお金を受け取ることができる。
支払った分の元を取れる貯蓄タイプは人気ですが、純粋に保険の機能のみを考えるなら掛け捨てがおすすめのようです。「お金を貯蓄したい、増やしたいなら銀行や証券会社でも叶えられるから」とのこと。
日本の保険会社と外資系保険会社の違い
日本の保険会社の場合、いくつかの保険がはじめからセットになっているケースが多いよう。外資系の場合は、一つ一つの保険を自分で組み合わせるのが特徴。
30代・40代の独身女性は、どんな保険に加入しているの?
30代・40代の独身女性が、実際にどんな保険に加入しているのかを聞いてみました。
※具体的な金額は会社や設定によって異なります。
30代:都内で働くキャリアウーマンAさんの場合
1. 障害者3級以上の障害を持ったら、65歳まで毎月10万円保障される保険。月々の保険料:5,500円/支払いは65歳まで。
2. 一生涯がん保障。月々の保険料:13,000円/支払いは65歳まで。
3. ドル建て終身保険(保険で資産運用してお金を増やしたい人向けの商品)。死亡時に5万ドル保障される。月々の保険料:158ドル/支払いは10年間。支払い開始から15年後が損益分岐点。生きている間に解約して現金を受け取ることも、死亡保障として残しておくことも可能。
月々の保険料合計:約34,300円
40代:結婚しない主義ソロライフを楽しむBさんの場合
1. 一生涯がん保障。半年毎に8万円弱の支払い/支払いは10年間(払いきりタイプ)。
2. ドル建て終身保険。月々の保険料:158ドル/支払いは10年間。
3. 年金。60歳から下りる(契約時に設定)。月々の保険料:25,000円/支払いは60歳まで。
月々の保険料合計:約40,800円
半年毎に支払う保険料:約80,000円
※夫婦なら2人分の年金を合わせられるけど、独身であれば年金は1人分。ソロライフを楽しむ女性は保険会社の年金にも加入される方が多いよう。
ライフプランナーからのアドバイス
どんな保険に加入するか迷ったら、まず3つのことを自分に問いかけてみてください。
1. 何が心配?(例:病気、老後、介護など)
2. 自分に万が一のことがあった場合、お金を残さなければいけない相手はいる? それはいくらくらい?(例:親に1,000万円など)
3. どれくらいの期間保障が必要?(例:病気で働けなくなってから生涯を終えるまでなど)
不安材料を明確にし、それを具体的にプランナーに伝え、相談して決めるのが一番とのこと。
気になった方は、一度プロの方にお話を聞いてみるといいかもしれません。
参考:がん情報サービス
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