「彼と同棲したくありません!!」結婚前にいっしょに暮らす必要はありますか?
ANGIE / 2015年12月12日 17時1分
こんにちは、ANGIEライターの平です。
アラサーといえば、仕事も恋も人生も脂がのり、充実した生活を楽しんでいる頃。それでも悩みはつきません。今日はこんな質問をいただきました。
「彼と同棲したいと思いません」
友達と飲んだり彼とご飯にいったりと、人と一緒に時間を共有するのは好きです。
でも同棲という形で彼と暮らすのは、自分のペースが乱されたりガマンすることが増えると思うととてもハードルが高く、これまで何度か「一緒に住みたい」と提案されることがありましたが、ずっと断ってきました。
若い頃におつきあいしている方と一度同棲したことがあるのですが、その時の苦い経験からかもしれません。
たまに一人ではさみしいなと思うことはありますが、慣れてきたせいか一人が自由でラクで楽しいし、「こんな生活も悪くない、むしろ快適」と感じています。
社会人になってから10年ほど経ち、経済的にも精神的にも自立してしまったのか、彼とずっと一緒にいたいという気持ちも薄れ、同棲によって家賃出費を減らす必要性も感じなくなりました。同棲に対するハードルが、20代よりも一層上がってきている気がします。
そろそろ年齢的に結婚をしたいと思っているのですが、同棲をせずに結婚することは何か問題がありますか? その場合、結婚してからも円満に暮らせるでしょうか?(36歳・Iさん)
自立しているがゆえの悩み
なるほど、Iさんは自立している女性なのですね。
経済的にも精神的にも一人でいることに不安がないし、一人の楽しみ方も知っている。ステキではないですか!
一方で、Iさんの恋人は同棲を望んでいるようですね。Iさんご自身も、将来の結婚を考えると同棲するべきなのではと悩んでいらっしゃる。
同棲せずに結婚したら、うまくいかないのではないかという不安もあるようですね。まずは同棲と結婚の違いから整理してみましょうか。
同棲は、結婚の予行演習なのか?
私の持論ですが、同棲と結婚は全く別物です。
一緒に住んでいても同棲は責任が生じない一方、結婚はたとえ一緒に住んでいなくても、お互いに責任のある関係。
実は私は同棲を経て結婚しましたが、同棲が結婚に活かされたことって、本当に少なかったと感じます。
生理的に嫌かどうかは同棲しなくてもわかりますし、家事の分担などは結婚してから二人の形を作っていけばいいので、必ずしも同棲は必要なかったと思っています。
同棲経験を通じてわかったのは、生活を共にしていても恋人はあくまでも恋人で、家族ではないということ。たとえ生活費や家事を分担していても、お互いの家族の面倒までは分担しませんよね。
一方、結婚後は夫婦というひとつの単位で見られる機会が多くなります。
お互いの家族の問題を共有することになりますし、将来の大きな目標に向かって一緒に取り組む必要も出てきます。子どもが生まれたら、親としての役割だってあります。
同棲中はそれぞれの人生、それぞれの責任だからと簡単に割り切れのに、結婚後は複雑に絡み合ってお互いの責任の線引きが難しくなります。それは言い換えれば、自分と相手の人生が重なるということです。
これは結婚の醍醐味でもあるのですが、同棲ではこの人生が重なるという経験が希薄であると私は思います。つまり同棲しからたといって円満な結婚生活の保障はないし、その逆も然りということ。
結婚のために同棲するかどうかを悩む必要なんて、ないと私は思いますよ。
同棲すると、女性の負担は増えるのか?
他人と暮らすことは、一人暮らしに比べて自由度が低いことは間違いないでしょう。
特に女性にとって男性との共同生活は、家事の負担や行動の制約が増える可能性もあるので、その点で二の足を踏む人も少なくないのでは?
負担を2分の1にしようという考え方では、おそらく同棲はうまくいきません。その考え方が行き着く先は「私だけ損してる気がする」です。
パートナーとの生活を損得で考えたら、多くの場合女性の方が割が合わないものです。
でも寄り添ってシェアしようと思えたら? 家事や負担は2倍に増えるかもしれませんが、楽しいことや幸福感も2倍以上に増えるかもしれませんよね。
一人の楽しさがあるように、二人でしか味わえない楽しさもきっとあるはずです。
依存ではなく、信頼しあう関係を
そもそもIさんは、同棲も結婚も「依存の上に成り立つ」ように感じてはいませんか? 「家賃出費を減らす必要性」「一人ではさみしい」といった発言に、そんな印象を受けました。
確かに二人で暮らせば経済的な負担は軽くなるし、物理的には一人の孤独から脱することはできます。ただそれは、寄りかかるための「依存」の関係とは違います。
同棲や結婚は何かを削りあって節約するのではなく、むしろ与えあって共有していくことが大切。与えるためには、信頼関係も欠かせないでしょう。
そして自立していることは、信頼関係を築くための基本中の基本です。
「自由」よりも、価値があることって?
自立とは一人でも生きられること、という意味もありますが、それはあくまでも自立の第一歩。自分の時間やお金をしっかり守ることは大切ですが、それを他人のために使えるようになると世界はもっと広がります。
その行為を、世間では思いやりとか愛とか言うのでしょう。
一人の自由と愛、どちらがあなたにとって価値があるのか、じっくり考えてみてくださいね。
あ、その前に、パートナーさんが愛するに値する男性なのかどうかも、ね。
(これまでの相談)
彼が既婚者っぽくないので「不倫」が続いてしまいます
なぜ恋愛がスムーズにいかないのか、わかるようでわかりません
好きな男性のタイプが「結婚に向いてない」場合はどうすれば?
プライベートの目標が決まらず、悶々としています
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
育児ノイローゼで買い物依存症になった女性「夫と一緒に“家族愛”を育みたかった」…結婚11年目で下した決断
集英社オンライン / 2024年11月2日 13時0分
-
「結婚しても自分らしく」結婚の形も多様化!?結婚や家庭に関する意識は?!現代の若者が考える理想の夫婦像を徹底調査~11月22日はいい夫婦の日~
PR TIMES / 2024年10月24日 17時15分
-
「はぁ? 私のほうが大変よ」「いや、俺もけっこうやってる」…家事の自分の貢献度を過大評価する夫婦の共通点
プレジデントオンライン / 2024年10月21日 18時15分
-
「事実婚」を選択する婚活者が増えている理由とは?結婚相談所マリーミーが結婚に関する最新の見解を発表
@Press / 2024年10月16日 10時0分
-
「父からお金をもらわないと何もできないなんて…」専業主婦の母をもつ40代独身女性が結婚を焦らないワケ
プレジデントオンライン / 2024年10月13日 8時15分
ランキング
-
1かさばる毛布の捨て方は?捨てる以外の処分方法6選・おすすめの選び方も紹介!
ハルメク365 / 2024年11月8日 20時30分
-
2「強盗に狙われやすい家」には共通点がある…元警視庁捜査官が勧める「家を守る防犯対策」9選
プレジデントオンライン / 2024年11月8日 17時15分
-
3「ラヴィット!」への"モラハラ批判"が危ういワケ 「水ダウ」「ドッキリGP」も炎上…番組は不適切だったのか
東洋経済オンライン / 2024年11月8日 13時30分
-
440歳から運動不足解消は何から始めたら良いの?
JIJICO / 2018年3月30日 7時30分
-
5「強運」になるためにはどうする?3つのヒント
オールアバウト / 2024年11月8日 21時20分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください