Galaxy S24／S24 Ultra国内投入！今年はSIMフリー版も同時発売！

ASCII.jp / 2024年4月3日 10時0分

　サムスン電子は今日3日、「Galaxy S24 Ultra」「Galaxy S24」の国内取り扱いを発表した。取り扱いキャリアはドコモとauで、予約は今日3日から。発売は11日。そして従来と違うのはSIMフリーモデルがキャリア版と同じ11日から発売されることだ。なお、Galaxy S24の大画面版で海外でリリースされている「Galaxy S24+」は今回も国内での取り扱いはない。

◆2億画素カメラにAI搭載で死角がない「Galaxy S24 Ultra」

　各モデルのスペックは基本的にグローバル版と変わらない。Galaxy S24 Ultraは6.8型有機EL（1440×3088ドット）、SoCはSnapdragon 8 Gen 3 for Galaxy、メモリーは12GB、内蔵ストレージは256/512GB/1TBをラインナップする。画面の最大輝度は2600nit、リフレッシュレートは1～120Hzまでの可変式で、両サイドの湾曲はほぼなくなりフラットに近い形状になった。

　カメラはメインの広角が2億画素、望遠が光学3倍の1000万画素、光学5倍の5000万画素、超広角が1200万画素の4眼構成に、AFセンサーが搭載されている。

　本体フレームはチタン素材。サイズは約78.1×163.4×8.9mmで重さが233g。バッテリーは5000mAhで45Wの急速充電に対応。そのほか、防水防塵はIP68。冷却性能も向上しており本体内部の冷却システムは約2倍の面積になった。カラバリはキャリアによるがチタニウムグレー、チタニウムブラック、チタニウムバイオレットの3色が用意される。

◆ハイエンドなのに小型軽量で持ちやすい「Galaxy S24」

　Galaxy S24は、ディスプレーが6.2型有機EL（1080×2340ドット）、SoCにSnapdragon 8 Gen 3 for Galaxy、メモリー8GB、ストレージは256/512GB。バッテリーは4000mAhで25Wの急速充電に対応。画面輝度は2600nitでリフレッシュレートは1～120Hzの可変式。ディスプレーのサイズとチタン非採用など、一部の数値以外ほぼ上位モデルと同じだ。

　カメラはメインの広角が5000万画素、超広角が1200万画素、3倍望遠が1000万画素という3眼構成でフロントカメラは1200万画素である。

　本体サイズは約70.6×147×7.6mm、重さは167gとかなりのコンパクトライトウェイトになっている。防水防塵はIP68に対応する。カラバリはオニキスブラック、アンバーイエロー、コバルトバイオレットの3色（キャリアによる）。

◆AIで言語の壁がなくなる!? 翻訳機能が超優秀！

　Galaxy S24シリーズに共通した特徴が「Galaxy AI」と呼ばれるAI機能の強化だ。AIを利用した通訳機能は日本語を含む13ヵ国語に対応し、リアルタイムで電話の会話を通訳してくれたり、翻訳したテキストを日本語以外にも変換したり、これまでコミュニケーションが難しかった外国人との電話のやりとりや、突然外国人に話しかけられるというシチュエーションにも対応できる。またメッセージアプリの自動翻訳機能もLINEやInstagramなどのサードパーティー製アプリでも使えるようになっている。

　タイピングしたテキストをAIがTPOに合わせて自動変換してくれたり（ビジネスメールやSNSの投稿など）、レコーディングアシストと呼ばれる機能では文字起こし機能が話者を区別し即座に翻訳してくれて、さらに要約までしてくれるなどかなり性能が向上している。海外の発表会でもデモを披露し、Pixel 8にもすでに搭載されている「かこって検索」ももちろん利用できる。

　AI機能はカメラにまで及び、オブジェクトを切り抜いて移動させたり、画角が曲がっているのを直した場合、写真にない部分もAIで追加してくれるなど、カメラスペックはそんなに変わらなくても、大幅に性能がアップしているのである。

　なお、これらのAIはGalaxy S23シリーズを始めとする昨年リリースのモデルにもいずれアップデートで搭載されるとのこと。

　AIフォンとも言うべきGalaxy S24シリーズ。スマートフォンはAIという方向に新たな進化を果たした。発売は間もなくなので、この新時代のスマホを体験してほしい。