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これで最後にしたい「小さな財布」を衝動買い!

ASCII.jp / 2024年8月17日 11時45分

「革ICHI」の極小財布をアマゾンで発見して衝動買いした

18ヵ月ぶりに小さな財布を衝動買い

 キャッシュレス決済ワールドになりつつある令和時代の2023年2月〜3月頃、長く使える小さな財布に強い興味を持った。そしてたった2ヵ月くらいの間に、毎週1個は財布を衝動買いしてしまった。しかし結果はどうもスッキリとしない結末となった。

2023年2月〜3月頃に衝動買いした小さな財布たち

 筆者がサラリーマンだった頃は、紙幣を折らなくてもそのまま入る長財布が、サラリーマンの平均的な持ち物として認知されてるレガシーな時代だった。

 スーツが必須ではなくなった35年くらい前は、まだ紙幣を折らずに入る長財布も引き続き使っていた。それと並行してオンもオフもよく使っていた財布は、なじみの銀座のお店に作ってもらった、二辺がファスナーで開く黄色いカスタム品だった。

 お札より遥かに小さくて薄いクレジットカードの普及は、それほど財布の基本的デザインに影響を与えるものではなかったが、数年ほど前から急激に普及の始まったQRコード決済やもう少し歴史の長いおサイフケータイのタッチ決済とが一緒になって、財布の基本デザインは変化の時を迎えた。

 昨今でも主婦層をコアとする大物長財布の需要は大きく落ち込んでいるとは思えないが、キャッシュレス決済ワールドの到来と共に、レガシーな財布と、よりコンパクトでクレジットカード中心の財布の二極分化が起こっているように感じる。とは言えまだキャッシュレス決済の普及率は日本では40%前後だ。

 ここ3年でやっとたどり着いた「最後の財布」を紹介する前に、昨年の春に衝動買いした多くの小さな財布をこの際総括してみたい。キャッシュレス決済ワールドで一番悩ましいのは、安くてもPayPayなどQRコード決済の手数料を支払うことが厳しい小さな商店だ。大型店やフランチャイズ系のお店は既に問題ない。

これまでに筆者が衝動買いした小さな財布

 残念ながらこういう商店に限って超美味しい街中華や昭和でレトロな心惹かれる喫茶店が多い。日々通う整形外科のリハビリ治療や歯医者の小口の日払い診察料も同じだ。それゆえ最初は小銭の確保ができれば良いとの判断で、小銭が1000円〜2000円程度入るコインケースや小さな財布を何個か購入した。

 しかし同時に出先でスマホのクレジットカードタッチ決済では支払えない、高額の商品を衝動買いしたくなった時は困ってしまうことが多く、結局プラスティック クレジットカードの持ち歩きの必要性を感じる様になり、小銭用財布とクレジットカードケースの両方同時持ちに戻ってしまった。

 その状態をしばらく続けていたが、やっぱり2000円程度のキャッシュやクレジットカードのタッチ決済枠では買いたいモノを自由に衝動買いできないことをリアルに体験した。そして昭和な長財布とは違う紙幣も入る小振りな財布に戻ってしまった。そしてまた薄いか厚いかの違いに悩んでいくつかを衝動買いしてしまった。

 この1年の悪戦苦闘で何度か昔の財布に戻したり新しく買った財布に替えたりして筆者の街歩きで必要なモノはおおよそ分かってきた。やっとそんな境地に達した時に、「革ICHI」の極小財布をアマゾンで発見して10個目くらいの衝動買いをまたやってしまった。

今回、アマゾンで購入した「革ICHI」の極小財布

 丁寧なメッセージが添えられて届いた革ICHIの極小財布は、筆者が選んだキャメル色。傷ついたり年月が経って指先の油脂や太陽光で変色変化してもそれが味になりそうだ。革の表面は滑りが良い。サイズはリアルなクレジットカード規格(85.60x53.98mm)よりほんの少しだけ大きな90x60mm、厚さは5mmと今までで最高にコンパクトだ。

紙幣や小銭も見やすく無理なく取り出せるスペースも十分

 革と同じトーンの糸を使った縫製は、極めて丁寧でジッパーは長く使っても安心なYKK製。ジッパー全開でマチのある約75mmの開口部からは内部の紙幣や小銭も見やすく、目的の対象を無理なく取り出せるギリギリのスペースが確保されている。表面の薄いコンパートメントにクレジットカードが最大2枚入る。だが2枚を入れた最初の頃は少しタイトだ。筆者は持ち歩きのクレジットカードは1枚にすることにした。

 どこかの調査で日本人のクレジットカード保有枚数は平均3枚とのデータがあるが、世の中にある財布の多くは未だに収納枚数が10枚とか20枚とかの財布を見かけることが多い。筆者も会員証や別の目的で使うカードも入れれば、10枚前後持っているが1枚でも困ることはない。今のところ持ち歩き用はVISA ANAのクレジットカード1枚にした。

 実はごく最近、VISAのクレジットカードが使えないことが2度ほどあった。1度目はWikipediaに寄付しようとしてビザ・ワールドワイド・ジャパンご自慢のパターン認識システムに引っかかった。確かに初めてだが、かなり入力した後で決済画面に移動するウェブサービスの場合、入力した全ての入力が無駄になってしまう。電話してやっと解決し同じ操作を再度するはめになった。

 そして2度目は今まで何度も利用しているウェブ販売サイトだった。もはや理由すら分からない。電話しても「システムがストップしろと言ってる」の一点張り。大事なチケット購入や限定版商品をやっと買えたと思ってたら、決済でパターンが違うので決済停止になって、再度やったらもはや何も残っていなかったなんてのがあり得るのだ。

 

 なので、メインがVISAの場合、クレジットカードの2枚持ちは超有効だ。筆者もこの際JCBをメインカードに変えようかと思っている。いずれにせよ持ち歩くクレジットカードは1枚だ。必要な金額やクレジットカードを全部入れても革ICHIの極小財布はコンパクトで軽い。あいにく自宅の物理キーは持ち歩かないといけないので、ポケットの中は革ICHIの極小財布とキーホルダーの2個だ。

 ところがこの8月からマンション1階の集合ロックが金属の鍵に加えて、小さくて軽いトークンでも開閉できるようになった。なので最近は革ICHIの極小財布のジッパープルにトークンを付け、金属キーは不要になった。結果、出歩く時は革ICHIの極小財布とwena3(Suica)を取り付けた腕時計とスマホの3点だけとなった。

 以前も紹介したように、キャッシュレス決済大好きな筆者はたとえ物理的な財布がなくても、腕時計をしてスマホを持った左手にはキャッシュレス決済できる機能が複数集中して入っている。

 常時持ってるスマホにはPayPay、Suicaの2つ、サービス開始時より薬指にはめてるEvering(VISAのタッチ決済)そしてスマホ内のGoogleウオレットにはVISAのIDとタッチ、最後に腕時計のwena3にもSuica。ある日の全ての金額合計は全部で3万7423円だった。

 今回、革ICHIの極小財布に替えるに際して、従来から使い続けてきた遺失物トラッカーの類を全部止めた。財布を今まで一度も紛失したことがないのとBluetoothが切れて再接続しないこともあり、面倒になってきたことが理由だ。しばらくは革ICHI極小財布に入れた数千円近い現金と1枚のクレジットカードで過ごす予定だ。

 筆者のお気に入りの近所の超美味い街中華やレガシーで昭和な喫茶店、抜群のとんかつ店や天ぷら屋、時々行く日払いの整形外科などはいったいいつになったら、キャッシュレス決済の時代になるんだろう。それまでは革ICHIの極小財布はスマホと共に決して手放せない存在だ。

 
T教授

今回の衝動買い

・アイテム:革ICHI「極小財布」 ・購入:Amazon.co.jp ・価格:2390円(2024年7月4日購入時)

T教授

 日本IBMでThinkPadのブランド戦略や製品企画を担当。国立大芸術文化学部教授に転職するも1年で迷走。現在はパートタイマーで、熱中小学校 用務員。「他力創発」をエンジンとする「Thinking Power Project」の商品企画員であり、衝動買いの達人。

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