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激安タブ「Redmi Pad SE 8.7 4G」が欲しいんです! これ、2万円でいいの!?

ASCII.jp / 2024年9月14日 7時0分

シャオミ・ジャパン「Redmi Pad SE 8.7 4G」直販価格1万9980円

 タブレット端末にはさまざまなサイズがあります。個人的に好きなのが8インチ前後のタブレット。このサイズは携帯性と使い勝手のバランスに優れており、システム手帳では「バイブルサイズ」などと呼ばれ、人気を集めています。しかし現在のタブレット端末の主流は10インチ以上。8インチ前後で、かつモバイルネットワーク対応というと選択肢がグッと狭くなってしまいます。

 そのようななかでシャオミ・ジャパンが8月22日に発表、発売したのが「Redmi Pad SE 8.7」。8.7インチという手頃なサイズで、4G対応。しかも2万円切りという低価格を実現しています。

 しかしこの価格帯でどのぐらいの使い勝手を実現しているのか気になるところです。というわけで今回は本製品を購入者目線でレビューしていきましょう。

■4GB+128GB、6GB+128GBモデルも用意

 「Redmi Pad SE 8.7」はOSに「Android 14」ベースの「Xiaomi HyperOS」、プロセッサーに「MediaTek Helio G85」(CPU:Arm Cortex-A75@2.0GHz+Arm Cortex-A55@1.8GHz、GPU:Arm Mali-G52 MC2、12nmプロセス、オクタコア)を採用。メモリーは4GB、ストレージは64GBを搭載しています。4GB+128GB(2万7980円)、6GB+128GB(2万9980円)のモデルもありますが、今回借用したのは4GB+64GBモデル(1万9980円)です。なんたってお安い!

 ディスプレーは8.7インチ液晶(1340×800ドット、アスペクト比5:3、リフレッシュレート90Hz、輝度500cd/m²(通常)/600cd/m²(屋外)、コントラスト比1500:1)を採用。サウンド機能はDolby Atmos対応ステレオスピーカー、マイクを搭載しています。

本体サイズは211.58×125.48×8.8mm
ディスプレーは8.7インチ液晶(1340×800ドット、アスペクト比5:3、リフレッシュレート90Hz、輝度500cd/m²(通常)/600cd/m²(屋外)、コントラスト比1500:1)
カラーはグラファイトグレー、オーロラグリーン、スカイブルーの3色

 カメラはリアに800万画素(F2.0、1.12μm)、フロントに500万画素(F2.2、1.12μm)を装備。リアにはLEDフラッシュも搭載されています。

 インターフェースはUSB 2.0 Type-C、3.5mmイヤフォンジャックを装備。ワイヤレス通信はWi-Fi 5、Bluetooth 5.3をサポート。4Gモデルは物理nanoSIMを2枚装着できるので、デュアルSIM運用が可能です。

 カラーはグラファイトグレー、オーロラグリーン、スカイブルーの3色を用意。本体サイズは211.58×125.48×8.8mm、重量は約373g。バッテリーは6650mAhを搭載しており、バッテリー駆動時間は動画再生で22.1時間、音楽再生で131.7時間、読書で32.6時間とうたわれています。

上面にはスピーカー、下面にはスピーカー、USB 2.0 Type-C、マイク、3.5mmイヤフォン端子、右側面には電源ボタン、ボリュームボタン、左側面にはカードトレイが配置
カードトレイにはnanoSIMカードを2枚、microSDメモリーカードを1枚装着可能です
パッケージには本体、ACアダプター、USBケーブル、説明書、SIM取り出しピンが同梱
USBケーブルの長さは実測100cm
ACアダプターの型番は「MDY-15-EA」。仕様は入力100-240V〜0.35A、出力5V 2A
本体の重量は実測372.5g(SIMカード、microSDメモリーカードを除く)
ACアダプターとUSBケーブルの合計重量は実測61.7g

■ベンチマークソフトの総合スコアは268137を記録

 「Redmi Pad SE 8.7」はプロセッサーにエントリー向けの「MediaTek Helio G85」を搭載しています。定番ベンチマークの結果は下記のとおりで、「AnTuTu Benchmark V10.3.3」の総合スコアは268137です。ちなみに記事執筆時点のAnTuTu Benchmarkのランキング1位は、「Snapdragon 8 Gen 3 OC」を搭載する「RedMagic 9S Pro+」で、総合スコアは2127528です。つまり「Redmi Pad SE 8.7」はその約13%相当のスコアということになります。

 実際に使ってみた感想としては、ベンチマークスコアほどモッサリとは感じませんが、さすがに3Dゲームなどをプレイするのは厳しいですね。ゲーム自体をプレイできなくはないのですが、定期的にダウンロードされるアップデートファイルを展開、インストールするのに結構待たされます。ある程度、用途を限定しなければならないのは間違いありません。しかし、ウェブブラウジング、動画視聴、カジュアルゲームなどを利用するのであれば実用上十分な速度を備えています。

「AnTuTu Benchmark V10.3.3」の総合スコアは268137、CPUは87231、GPUは39887、MEMは64584、UXは76435、「Geekbench 6.3.0」のMulti-Core Scoreは1408、Single-Core Scoreは409
「Geekbench AI」のSingle Precision Scoreは84、Half Precision Scoreは83、Quantized Scoreは144、「3DMark Wild Life」のOverall Scoreは689、Average frame rate(FPS)は4.13

■こりゃ2万円切りタブレットのカメラ画質ジャナイヨー!

 本気で「ファッ」とビックリしたのがカメラ画質。800万画素(F2.0、1.12μm)のアウトカメラを搭載していますが、これが意外とよい画質なんです。室内灯下でも明るく撮れますし、800万画素ながら質感もしっかりと記録。また夜景モードも明るく、低ノイズで撮れて、照明などの白飛びも抑えられています。

 2万円切りのタブレットながら、シャオミが中・上位モデルで培ってきた画像処理エンジンのノウハウが役立てられているようですね。

イメージ情報:3264×2448ドット、35mm換算焦点距離:27mm、シャッタースピード:1/33、絞り:F2.0、感度:ISO207、測光方式:Center weight
イメージ情報:3264×2448ドット、35mm換算焦点距離:27mm、シャッタースピード:1/33、絞り:F2.0、感度:ISO424、測光方式:Center weight

 というわけで完全に買いたくなっている私は、最終的に全くデジタルに興味の無い「妻」に、購入してもよいかを聞くことにしました。以下は妻とのやりとりを記しておきますので、家庭に報告が必要な迷えるガジェッター達の何かの参考になれば幸いです(参考にならないかもしれません)。

■妻へのプレゼンの記録

私 この、小さめのタブレットを買いたいんだけど……。 妻 え、いつも大きなタブレット使ってるじゃない! 私 そう、使ってみて思ったんだけど、12.9インチもあるとナップザックじゃないと入らないんだよね。「Redmi Pad SE 8.7 4G」の8.7インチサイズならボディーバッグに入るから、散歩でぷらぷらするのにちょうどいいんだよ。 妻 んー……、そう言えば結構、女の人がこのぐらいのサイズのタブレットを使っている気がする。 私 タブレットとしては主流のサイズではないけど、一度使うとハマるんだよね。あとカメラ画質も結構いいよ。 妻 ホントだ。夜景の写真も綺麗だね。旅行のときにいいかも。撮った写真も見やすそうだし。 私 でしょ。しかもね、2万円を切ってるんだよ! 処理性能はそこそこだけど、この使い勝手で1万9980円というのはコスパいいよ。 妻 えー! 12万円とか言い出すんだと思ってた。思ったより全然安いね。 私 でしょ? 妻 買ってもいいけど……。 私 けど? 妻 普段は私が使って……、たまに貸すというのはどう? 私 あ、はい。そちらで満足でございます!

この記事を書いた人──ジャイアン鈴木

 EYE-COM、TECH Win、TECH GIAN、PDA Magazine、DIGITAL CHOICE、ログイン、週刊アスキー、週アスPLUSと主にPC系メディアで勤務。2015年1月よりフリーの編集兼ライターとして活動を開始した。

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