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Raspberry Piを堅牢化したIoTゲートウェイ Raspberry Pi 3搭載「BH3」新モデルを発売

@Press / 2018年4月10日 8時30分

株式会社ビズライト・テクノロジー(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:田中 博見)は、Raspberry Pi 3 Model B(※)を利用したIoTゲートウェイ「BH3」の新モデルを発売しました。ご好評いただいている既存モデルへのご要望を反映させ、より使いやすくなりました。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/153932/LL_img_153932_1.jpg
BH3外観

IoTゲートウェイ BHシリーズ: http://bh.bizright.co.jp/


■IoTゲートウェイ「BH」開発背景
Raspberry Piを堅牢化した「BHシリーズ」は、Raspberry Piで開発したプロトタイプをそのまま業務用途に利用できる点を評価いただき、累計出荷台数2,000台を超え、さまざまな用途でご利用いただいています。今回の新モデルでは、既存製品にいただいたご要望を反映し、より使いやすくなっています。


■新モデルの変更点
<工具不要でピンヘッダやカードスロットにアクセス可能に>
ケースの一部に開閉機構を設けることで、工具を使うことなくSDカードスロットやピンヘッダへアクセスできるようになりました。

<汎用LEDを追加搭載>
端末上部に電源確認用LEDのほか、オレンジ色の汎用LEDを追加で搭載しました。任意で利用可能なため、運用監視などにお使いいただけます。


■「堅牢なRaspberry Pi」を実現するBHシリーズ特徴
産業用途で安定利用するため、「BHシリーズ」では数多くのソリューションを実装しています。

<電源断、シャットダウンプロセスの最適化>
Raspberry PiはLinuxベースのOSを採用しているため、正常なシャットダウンプロセスを実行しないと、OSがクラッシュしたり、SDカードを破壊したりする恐れがあり、産業用途で採用するには問題がありました。BHシリーズは、大容量のコンデンサを使用し電源断からおよそ30秒間動作することが可能です。

<時計機能付き>
Raspberry Piはバッテリバックアップによる時計機能(RTC)を搭載していません。しかしほとんどのアプリケーションにとってRTCは不可欠なものとなります。BHシリーズは、RTCデバイスと、交換可能なボタン電池を搭載しているため、リアルタイム管理が必要なアプリケーションでも問題なく稼働します。

<5V電源をダイレクト供給>
Raspberry Piは電源が不安定であり、さらにマイクロUSBポートは内部抵抗が高くて本来は電源供給に適していません。BHシリーズでは、内部にレギュレータを搭載して独自電源回路からRaspberry Piのピンヘッダ経由で5Vを供給することで安定した動作を実現しました。

<万全の放熱対策>
Raspberry Piは、単体ではそれほど放熱が問題になることはありませんが、産業用途を考慮した場合はゼロとは言えません。BHシリーズでは、CPUに放熱デバイスを装着して熱を金属ケースに逃すことにより、一層の安定化を図っています。恒温槽による温度動作試験を行い、0度~40度の動作を保証しています。

<耐ノイズ性能の大幅改善>
Raspberry Piは、ボード単体や市販されている樹脂ケースでは、産業用途に耐えうるノイズ対策がなされていません。BHシリーズは、グランド処理やケーシングを行うことで耐ノイズ性能を高め、EMSや静電イミュニティ、サージイミュニティなどの各種耐性検査をクリアしています。

<CPUの暴走対策>
Raspberry Piはハードウェアウォッチドッグタイマを搭載していますが、デフォルトの状態では無効化されています。BHシリーズはこれを有効化し、万が一CPUが暴走した場合でも、ハードウェア的にCPUをリブートできるため、システムがハングアップしたままになる可能性を非常に低く抑えています。

<GPIOラインのノイズ問題をクリア>
Raspberry Piは様々な用途に使用できるGPIOが搭載されていますが、GPIOポートには数100mVのノイズが乗っているため、手で触れるだけで誤動作を起こす場合があります。BHシリーズは、グランド処理やケーシングなどでノイズレベルを数10mVまで抑えました。

<電源スイッチと連動するシャットダウン回路>
Raspberry Piを産業用途で使用する際には、電源スイッチが必要になります。BHシリーズは、電源スイッチと連動するシャットダウン回路を実装しています。

<汎用スイッチを5つ搭載>
機器組込用途では、モニタを接続できず、設定などに利用する最低限のスイッチを要求されることが多くあります。BHシリーズは、汎用のスイッチを5つ用意しているため、別途スイッチボックスを用意する必要がありません。


■製品概要
名称: BH3
価格: オープン価格
OS : Raspbian(セットアップツール提供)
仕様: 添付資料をご参照ください
https://www.atpress.ne.jp/releases/153932/att_153932_1.pdf
URL : http://bh.bizright.co.jp/


■BHシリーズの利用領域
1.デジタルサイネージ向けSTB
2.各種モニタリングシステムの表示端末
3.農業用監視、警報システム
4.データロガーシステム
5.汎用インテリジェントコントローラー
6.プロトタイプ開発、実証実験


■ビズライト・テクノロジーのIoTへの取り組み
1.オープンソースハードウェアを活用したカスタマイズ製品の開発/監修
当社は、IoTの進展とともに、ハードウェアの信頼性やプロトタイピングの容易さから、オープンソースハードウェアの重要性が高まると考えており、これらを商用や産業用にも利用できるように堅牢化したり、開発の敷居を下げたりしたカスタマイズ製品をご提供します。BHシリーズなどの汎用製品をご提供するとともに、お客様ごとのカスタマイズ基板の開発や監修を行います。

2.専用アプリケーションやクラウドの開発受託
アプリケーションの開発やクラウド環境の構築など、ハードウェアだけではなく、システム全般についても開発の受託やコンサルティングを行います。

(※)Raspberry Pi(ラズベリーパイ)とは
ARMプロセッサを搭載したシングルボードコンピュータで、イギリスのラズベリーパイ財団(Raspberry Pi Foundation)によって開発されている。2012年の発売以降、世界中で大ヒットとなり、2016年9月には累計販売台数が1,000万台を超えた。


■会社概要
株式会社ビズライト・テクノロジー
所在地 : 東京都千代田区外神田2-17-2 共和ホームズ延寿御茶ノ水2階
代表者 : 代表取締役社長 田中 博見
事業内容: ハードウェアの開発販売、デジタルサイネージの開発
交通系時刻データ管理/運用
サーバーホスティング/保守、大規模Webサイト構築
URL : http://www.bizright.co.jp/


詳細はこちら
プレスリリース提供元:@Press

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