ケアネット、開業医1,000人に調査 医療広告への規制、3分の2が「現状のままでよい」

@Press / 2012年3月2日 12時30分

広告掲載できる情報範囲
 医師・医療従事者向け情報サービスサイトを運営する株式会社ケアネット(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:大野 元泰、証券コード:2150)は2012年2月22日~24日、当社医師会員のうち開業医1,000人に対し、医療広告への規制およびインターネット上の口コミ評価に関する意識調査を実施しました。

 厚労省の「医療情報の提供のあり方等に関する検討会」にて、医療広告規制について議論されていることを踏まえ、広告を出稿する立場にある開業医の意見を調査したもので、規制については「現状のままでよい」とする医師が全体の3分の2という結果となりました。
 またネット上の口コミ評価に関しては6割以上が「気にしない」としながらも、“やらせ“といわれる書き込みの存在を含め、そのあり方を危惧していることが明らかとなりました。以下、詳細を報告いたします。


【結果概要】
◆開業医の8割は何らかの形で医療広告・ホームページを利用している
 医療広告・自院ホームページで開示している項目として、半数以上が『専門資格』を挙げ、4割以上の医師が自身の略歴を掲載していると回答。『連携医療機関』(21.0%)『セカンドオピニオンの実施』(5.4%)と挙がったほか、掲載可能な数値のひとつである『平均待ち時間』については2.5%となった。『広告・ホームページを利用していない』とする医師は全体の20.1%。

◆広告に掲載可能な項目、医師の3分の2 『現状のままでよい』
 患者満足度をはじめ、医療の成果・過程に関する指標の整備・公開の是非が現在厚労省の検討会で議論となっているが、67.3%が広告規制について『現状のままでよい』と回答。「保険診療なのである程度の規制は必要」「医療は利益追求が目的ではないので過剰な宣伝は禁物」といった意見のほか、「自由度が増えると、嘘を載せるところが出るのでは」とする懸念も見られた。

◆ネット上での口コミ評価、『気にしない』 6割以上
 ネット上の書き込みや口コミ評価サイトについて、『全く気にしない』(16.8%)含め全体の6割以上が『気にしない』と回答。「“本当の口コミ”は非常に強力」「良い医療を行い、知人に口コミで広めてもらえるのが最も大切」といった声が寄せられた。程度を問わず『気になる』としたのは3人に1人。「初診患者の約半数がネット経由。有用な広告媒体となっていることを痛切に感じる」などの意見も。

◆「ステマ?やらせ?ネット上の書き込みはあてにならない」
 「やらせ口コミの掲載を有料で請け負うという勧誘が来る」「悪い口コミを削除するという業者がある」などのコメントが複数見られた。その他、飲食店の口コミ評価サイトの例を挙げ、ステマ(ステルスマーケティング)といわれる宣伝行為、あるいはやらせといったもので不快な思いをしたコメントが寄せられた。

◇広告掲載できる情報範囲について(グラフ)◇
http://www.atpress.ne.jp/releases/25827/A_1.jpg

◇ネット上の書き込み・口コミ評価について(グラフ)◇
http://www.atpress.ne.jp/releases/25827/B_2.jpg

◇医療広告・ホームページでの開示項目(グラフ)◇
http://www.atpress.ne.jp/releases/25827/C_3.jpg


調査タイトル:医療広告への規制およびインターネット上の口コミ評価に関する意識調査
調査方法  :インターネットリサーチ
調査対象  :医師・医療従事者向け専門サイト「CareNet.com」医師会員のうち開業医
有効回答数 :1,000サンプル
調査日時  :2012年2月22日(水)~2012年2月24日(金)

◇診療科/回答者年代(グラフ)◇
http://www.atpress.ne.jp/releases/25827/D_4.jpg


【設問詳細】
医療広告への規制および患者からの口コミ評価についてお伺いします。

医療広告での掲載可能範囲については、2007年4月より施行された改正医療法にて大幅に緩和され、患者の平均待ち時間、医療機器設備・施設の写真、セカンドオピニオン対応、医師以外のスタッフの氏名などの項目が追加されました。しかし、現在のところ治療の成功率・改善率、治療前後の写真や患者の体験談などの掲載は禁じられています。

2月2日のCB医療介護ニュースによると、

『厚生労働省の「医療情報の提供のあり方等に関する検討会」(中略)において、厚労省は検討会の報告書案を提示。医療に関する広告規制の論点として、

▽医療機関のホームページの医療法上の位置付け
▽広告規制の基本的な考え方
▽アウトカム指標とプロセス指標の位置付けと基本的な考え方

- を挙げ、前回までの議論を踏まえ、それぞれの今後の対応方針を示した。

現在、医療の成果に関するアウトカム指標や、過程に関するプロセス指標は、複数の医療機関のデータを比べるための客観性を保つことが難しく、医療機関を選択する患者に間違った認識を与えかねないとして、手術件数や平均在院日数などを除き、公表が規制されている。

報告書案では、両指標が客観性を持てば、患者の医療機関の選択を助けるだけでなく、医療機関の医療の質の向上にもつながると指摘。(中略)
加納 繁照委員(日本医療法人協会副会長)は、「客観的にサービスが評価されるのは非常に大事だが、患者が過度なサービスを依頼するようになる(略)」と述べ、患者満足度が大きく取り上げられることで、医療従事者の負担が増える可能性を強調した。鈴木 邦彦委員(日本医師会常任理事)も、「医療従事者の負担軽減と、逆行しかねない」と述べて加納委員に賛同。その上で、「公表に向けたデータの集計には、ものすごくコストがかかる」と指摘した。
長谷川座長は「アウトカム指標が病院経営上必要で、その中でも患者満足度が重要というのは、委員全員の合意だが、外部への出し方にはいろいろある」と述べ、次回会合で、引き続き検討することとなった。』

とのこと。そこで先生にお伺いします。

Q1.利用されている医療広告・ホームページなどで開示している項目を選択して下さい。(MA)

・専門資格
・専門診療の内容(取り扱い医薬品・検査など)
・施設・機器・設備
・スタッフの体制
・平均待ち時間
・予約制の有無
・夜間・休日診療の実施
・セカンドオピニオンの実施
・電子カルテの導入
・医師の略歴
・連携している医療機関
・連携している保健医療サービス・福祉サービス事業者
・個人情報の取り扱いに関する措置
・支払い方法(クレジットカード取り扱いなど)
・URL/メールアドレス
・広告・ホームページなどを利用していない
・その他(         )

Q2.医療広告で掲載できる情報範囲についていかがお考えですか?(SA)

1.もっと自由化すべき
2.現状のままでよい
3.もっと規制すべき
4.医療広告自体不要
5.その他(        )

Q3.上記記事の通り、患者満足度の公開については関係者間でも賛否が分かれていますが、患者によるインターネット上の書き込み、口コミサイトでの評価などについていかがお考えですか。(SA)

1.かなり気になる
2.気になる
3.さほど気にしない
4.全く気にしない

Q4.コメントをお願いします(医療広告の目的・効果、掲載したい項目、患者の口コミ評価について思うこと・エピソードなど、どういったことでも結構です)


◇医師からのコメント抜粋◇ (一部割愛・編集しています)
http://www.atpress.ne.jp/releases/25827/E_5.pdf


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【株式会社ケアネット 会社概要】 http://www.carenet.co.jp
◇所在地 :〒102-0074 東京都千代田区九段南1-5-6 りそな九段ビル
◇設立  :1996年7月1日
◇代表者 :代表取締役社長 大野 元泰
◇公開市場:東証マザーズ(証券コード:2150)
◇事業内容:
<製薬企業向けの医薬営業支援サービス、マーケティング調査サービス>
・インターネットによる医薬情報提供システム『eディテーリング(R)』
・インターネットによる市場調査システム『eリサーチ(TM)』
<医師・医療従事者向けの医療コンテンツサービス>
・臨床研修指定病院向けeラーニングシステム『レジデントJapan』
http://www.resident.jp/
・臨床医学情報専門サイト『CareNet.com』(ケアネット・ドットコム)会員制・無料
http://www.carenet.com
・開業医向け医療情報・動画サイト『医楽座』
http://irakuza.carenet.com/
・ケアネットTVの人気番組をDVD化した医学映像教材『ケアネットDVD』

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ネット上の口コミ評価 医療広告での開示項目 回答者属性

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