データから読み解くホンネ白書 認知度が高まった“ロタウイルスの予防接種” しかし、接種期限があることを知っているママは半数以下
@Press / 2013年3月28日 13時0分
乳幼児がかかりやすく、重症化しやすいといわれるロタウイルス感染症。株式会社ベネッセコーポレーション ベネッセウィメンズパーク編集部ではこの度、3歳11ヵ月までのお子さんを持つウィメンズパーク会員ママ1,499名にアンケートを実施し、ロタウイルス感染症と予防接種についてアンケートを実施しました。
■認知率96%!ほとんどのママが知っている「ロタウイルス感染症」
「ロタウイルス感染症」について、ほとんどのママたちが知っていると回答。61%のママは「どんな疾患なのか」ということも知っているという結果でした。
ロタウイルスに感染をすると、下痢や嘔吐の始末を含め、子どもの看病の大変さや憔悴する子どもがかわいそうで見ていられないといった声が多く挙げられました。
グラフ1: http://www.atpress.ne.jp/releases/32838/1_1.png
グラフ2: http://www.atpress.ne.jp/releases/32838/2_2.png
≪ロタウイルス感染症を経験したママの声≫
★もうかかってほしくない!小さい体で激しい嘔吐や下痢、便はだんだん白くなるし、熱も高くて苦しそうで…。特に夜中、子どもが寝ている時に急に嘔吐するので、気管に入らないか心配でした。<東京都 28歳>
★とにかくすごい下痢で、消毒を根気強くやっても、一家全員、実家の両親にもうつってしまいました。<福岡県 37歳>
★脱水を起こして衰弱しきっているわが子を見ているのは辛かったです。<北海道県 31歳>
■ロタウイルス予防接種のことは知っていても、
「接種期限」があることを知っているママは半数以下
ロタウイルス予防接種については、ほとんどのママが知っていると回答。お子さんの月齢別では、1歳~1歳6ヵ月未満のママの熟知率が最も高く、「どのようなワクチンかまで知っている」と答えた割合が78.4%でした。
一方で、接種完了時期(生後24週あるいは32週)が決まっていることは、6割のママが知らないという結果に。日本で2011年11月から接種できるようになったことを知っていたのは、わずか25.5%。飲むタイプのワクチンであることは、34.6%のママしか知りませんでした。
保健所や医師・看護師、ママ友などから情報は得ているものの、接種時期などの詳しい知識までは、浸透していない実態が浮き彫りになりました。
グラフ3: http://www.atpress.ne.jp/releases/32838/3_3.png
■半数以上のママがロタウイルスの予防接種を希望
「新しく始まったワクチンだから効果・安全性などが心配」(神奈川県 30歳のママ)といった声があるものの、過半数のママが、ロタウイルスの予防接種を受けさせたいと考えていることが明らかに!
特に6ヵ月未満のお子さんがいるママは意識が高く、「前向きに検討したい」と「接種したい」を合わせると6割を超えました。
受けさせたい理由として最も多かったのは、「重症の胃腸炎に対して90%以上の予防効果があるから」(34.9%)。
次が「WHO(世界保健機関)は地域に関係なく、世界中の赤ちゃんにロタウイルスの予防ワクチンを奨励しているから」(25.6%)という結果に。
実際にロタウイルス胃腸炎を経験したママの半数が、看病で大変な思いをしたり、ほかの家族に感染したりしているため、「上の子で大変だったから下の子にはワクチンを…」と考えているママもいるようです。
グラフ4: http://www.atpress.ne.jp/releases/32838/4_4.png
<調査概要>
この調査は、女性と子どもの健康コーナー「ここからげんき」で実施しています。
「ロタウイルスに関するアンケート」
・目的:ロタウイルス胃腸炎とその予防接種について、今どきのお母さんたちの意識と実態を調査
・期間:2012年12月13日~12月18日
・対象:3歳11ヶ月までの末子のお子様がいらっしゃる会員1,499人
・形式:Webを使ったアンケート
※なお、パーセンテージは少数第2位を四捨五入しているため、合計が100%にならない場合もあります。
これからも興味深い情報をお届けいたします!
@Pressリリース詳細ページ
提供元:@Press
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