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第33回「山本七平賞」 最終候補作決定のお知らせ

@Press / 2024年8月20日 11時0分

第33回山本七平賞最終候補3作品

株式会社PHP研究所(京都市南区西九条北ノ内町11、代表取締役社長 瀬津要)は、この度、第33回「山本七平賞」の予備選考会を実施し、下記の通り最終候補作が決定しましたのでお知らせいたします。


画像 : https://newscast.jp/attachments/OT2ptOGbi6DvOmzPxXZt.jpg
第33回山本七平賞最終候補3作品


◆『コロナ禍と出会い直す』磯野真穂著(柏書房)
◆『天才の光と影』高橋昌一郎著(PHP研究所)
◆『本居宣長』先崎彰容著(新潮社)
※五十音順


「山本七平賞」について


山本七平賞は、平成3年12月に逝去された山本七平氏の長年にわたる思索、著作、出版活動の輝かしい成果を顕彰することを目的に、平成4年5月に創設されました。賞の対象となる作品は前年7月1日から当年6月末日までに発表(書籍の場合は奥付日)された、書籍、論文で、選考委員は、伊藤元重(東京大学名誉教授)、中西輝政(京都大学名誉教授)、長谷川眞理子(日本芸術文化振興会理事長)、八木秀次(麗澤大学教授)、養老孟司(東京大学名誉教授)の5氏。
最終選考会は9月11日(水)に実施され、受賞作品が決定します。受賞者には副賞として賞金300万円と記念品が贈られ、贈呈式は11月13日(水)、都内で開催予定です。
★山本七平賞の詳細、過去の受賞作品はこちらをご覧ください。


山本七平賞 | PHP研究所 PHP INTERFACE : https://www.php.co.jp/company/yamamoto/


第33回「山本七平賞」最終候補作と著者(五十音順)


『コロナ禍と出会い直す ──不要不急の人類学ノート』(柏書房 2024年6月10日)


画像 : https://newscast.jp/attachments/j0HTR01L4vXCp9L0bWxV.jpg
書影_コロナ禍と出会い直す


最後のお別れすら許さない病院、火葬すら立ち会わせない予防策、子どもたちへの黙食指導、至る所に設けられたアクリル板、炎天下でも外せないマスク、連呼された「気の緩み」――あの光景はなんだったのか?
人類学者が「不要不急」のフィールドワークから考えた、「和をもって極端となす」日本社会の思考の癖、感じ方の癖。
著者:磯野真穂(いその・まほ)
1976年長野県安曇野市生まれ。人類学者。専門は文化人類学・医療人類学。2010年早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。早稲田大学文化構想学部助教、国際医療福祉大学大学院准教授を経て2020年より在野の研究者として活動。2024年より東京工業大学リベラルアーツ研究教育院教授。一般社団法人De-Silo理事。応用人類学研究所・ANTHRO所長。著書に『なぜふつうに食べられないのか――拒食と過食の文化人類学』(春秋社)、『医療者が語る答えなき世界――「いのちの守り人」の人類学』(ちくま新書)、『ダイエット幻想――やせること、愛されること』(ちくまプリマー新書)、『他者と生きる――リスク・病い・死をめぐる人類学』(集英社新書)、宮野真生子氏との共著に『急に具合が悪くなる』(昌文社)がある。


『天才の光と影 ──ノーベル賞受賞者23人の狂気』(PHP研究所 2024年5月7日)


画像 : https://newscast.jp/attachments/0WO6DGdzjsqd8DFdEpGg.jpg
書影_天才の光と影


ノーベル賞を獲得するほどの研究を成し遂げた「天才」は、素晴らしい人格者と思われがちだ。だが、歴代受賞者のなかにはヒトラーの写真を誇らしげに書斎に飾っていた「ナチス崇拝者」もいれば、妻と愛人と愛人の子どもと一緒に暮らした「一夫多妻主義者」もいる。光るアライグマ(エイリアン)と会話を交わした、という「薬物中毒者」や、「アルコール依存症」で売春街から大学に通った者、超越瞑想に「オカルト傾倒」して周囲を唖然とさせた者も。どんな天才も、輝かしい「光」に満ちた栄光と、背面の暗い「影」を併せ持っている。本書では、著者が独特の「狂気」を感得した受賞者23人を厳選。必ずしも幸福とは言い難い、天才たちの数奇な人生を辿る。
著者:高橋昌一郎(たかはし・しょういちろう)
1959年大分県別府市生まれ。國學院大學文学部教授。専門は論理学・科学哲学。主な著書に『理性の限界』『知性の限界』『感性の限界』『フォン・ノイマンの哲学』『ゲーデルの哲学』(以上、講談社現代新書)、『20世紀論争史』『自己分析論』『反オカルト論』『新書100冊』(以上、光文社新書)、『愛の論理学』(角川新書)、『東大生の論理』(ちくま新書)、『小林秀雄の哲学』(朝日新書)、『実践・哲学ディベート』(NHK出版新書)、『哲学ディベート』(NHKブックス)、『ノイマン・ゲーデル・チューリング』(筑摩選書)、『科学哲学のすすめ』(丸善)など多数。情報文化研究所所長、Japan Skeptics副会長。


『本居宣長 ──「もののあはれ」と「日本」の発見』(新潮社 2024年5月20日)


画像 : https://newscast.jp/attachments/v8ZkY2NmIsBjF4kc5ZIs.jpg
書影_本居宣長


中国から西洋へ、私たち日本人の価値基準は常に「西側」に影響され続けてきた。貨幣経済が浸透し、社会秩序が大きく変容した18世紀半ば、和歌と古典とを通じて「日本」の精神的古層を掘り起こした国学者・本居宣長。波乱多きその半生と思索の日々、後世の研究をひもとき、従来の「もののあはれ」論を一新する渾身の論考。
著者:先崎彰容(せんざき・あきなか)
1975年、東京都東村山市生まれ。東京大学文学部倫理学科卒。東北大学大学院文学研究科博士課程を修了、フランス社会科学高等研究院に留学。現在、日本大学危機管理学部教授。専門は倫理学、思想史。主な著書に『ナショナリズムの復権』『違和感の正体』『未完の西郷隆盛』『維新と敗戦』『バッシング論』『国家の尊厳』などがある。




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