三木みどり個展ー「かわいい」の儚さ、永遠の愛 を9月13日〜25日までMEDEL GALLERY SHUにて開催
@Press / 2024年8月26日 10時0分
画像 : https://newscast.jp/attachments/dYkpGpNrJqH5SnEhvw1A.jpeg
三木は作品を発表することを鑑賞者へGIFTしていることだと捉え、作品を通して人々に幸せを齎したいと考えています。
自身の作品は生き方の副産物。
制作当初は自身のかわいいを表現することへの拘りを持っていましたが、自分の作品でもあり誰かのものにもなり得るようなものであれたらと変化していきました。
2024年からパークホテル東京にて作品が常設されている。ますます活躍の場を広げ、多くの人にGIFTする三木みどり。
今回のタイトルにあるように、移り行く儚さそれでも変わらぬ‘かわいい’をぜひご高覧ください。
変化を遂げることは儚くとも美しい。なぜならば目に見えなくとも存在する思想や、感情、記憶のようなものがあるからだ。「かわいい」チェリーは、時が経てばシボシボに萎んでいくだろう。それは人が生きることのようにも重なる。儚さは「大事」などの想いを一層強くし、相反する二つの事象から、人は「幸せ」を感じ取るのではないだろうか。私は様相の違うチェリーを並べ、表面的な「かわいい」の他に想いや記憶を宿らせ、「かわいい」の本質にあたると考える「幸せ」、そしてその延長線上にある「愛」や「永遠」にアプローチする。普遍的でありながら安易に把握することのできない宇宙の存在。輝く無数の星は、存在するかしないかも分からない。その尊さは、「愛」や「永遠」と切り離すことはできない。
三木みどり
三木みどり
個展ー「かわいい」の儚さ、永遠の愛
2024年9月13日(金)ー25日(水)
1:00pm-7:00pm(最終日5:00pm)
対話型鑑賞会(参加無料)
2024年9月21日(土) 11:00am-12:30pm
お申込:info@medelgalleryshu.com
三木みどり
画像 : https://newscast.jp/attachments/YMbPaN8PZAz0vtFT94nN.jpg
私はかわいいものが好きである。私がここで言う「かわいいもの」とは、色彩においてピンクの色調を感じさせる、形態に全体としてはソフトでありながら緩急のリズムを持つ、テクスチャーに蜜のような艶があるという要素を含み持つものである。幾分主観的な基準とはなるが、私にとってそれらの要素を高度に併せ持つものがカップケーキやチェリー、明治の板チョコやストロベリーポップコーンであると言える。しかし、それらの「かわいいもの」を単に描きたいというのではない。私はそれらの食べものが新鮮かつ綺麗でビジュアルにおいて理想的な状態と、そうではない状態を同一画面に様々な表現方法により描き、表面上の「かわいい」と、その結果に生まれるものの両方を存在させる。具体的にはそれらのかわいいもののビジュアルが朽ちる、崩れるなどの変化を遂げた様子を描く、また宝石やリボンなどの無機質なものをそれらと同じく並べる、あるいはぐるぐるに絡めるなどである。「かわいい」が見かけとしての本来の在り方を失いながらも、儚さや執着などの様々な思想や感情、記憶などを想起させ、相反する事象から人は「かわいい」の本質である「幸せ」の在り方に気付きを得るものと考えている。そしてそれは、「幸せ」と切り離すことのできない「愛」や「永遠」のテーマにも結びつく。またインスタレーション作品においては、綺麗な状態のかわいいものをフェイクで大量に造り、それらを用いて様々な場所、状況、展示方法で「かわいい」を展開してきた。大量の板チョコやポップコーンは言葉では可愛らしいメルヘンを想起させても、現実空間でのそれは素直に可愛いと言えない一種の異様さを醸し出しもするだろう。しかし、だからこそそれらと人との様々なかかわり方や出会い方の中から「かわいい」が固有の物に対する形容を越えて、ひとつの状況・現象として生み出され得るものと考えている。言わばここで言う「かわいい」は「すばらしい」や「幸せ」をも超える最上級の「至福」の概念であるといえる。私の作品を通し、人々は固有の「かわいい」の在り方を超えた、美的価値観としての「幸せ」、そしてその先にある「愛」や「永遠」に触れることとなるだろう。
1989 徳島県生まれ
2012 京都嵯峨芸術大学(現:嵯峨美術大学)造形学科油画分野 卒業
2014 東京藝術大学大学院 美術研究科 油画専攻 修士課程 修了
常設展示
2024 "YOUR GIFT"/ パークホテル東京
プロジェクト
2011- 2018 "Happy Valentine!" Project /京都, 大阪, 東京, ローマ, 神戸, ニューヨーク, 名古屋 2017"かわいい比率 - 25倍のLOVE GIFT"/ ニューヨーク
2016 "お花見 _2016" / 京都
2013 "Ghana Project"/ ガーナ共和国
個展
2024 "Various Exsistences of LOVE"/ 東京芸術劇場 プロムナードギャラリー, 東京
2022 "侵食と出現"/ アートギャラリーGRACE, 徳島
2022 "Unnatural LOVE"/ ギャラリーM&M, 徳島
2021 "GIFT ーありふれた特別なものー"/ 徳島駅クレメントプラザ, 徳島
2014 "Kawaii Ceremony"/ 東京国際フォーラム、フォーラム・アート・ショップ内ギャラリー, 東京
2012 "わたしのほし"/ Steps Gallery, 東京
グループ展
2022 "未景2022 御寺・ART・かたらい - ものがたるものがたり"/ 泉涌寺, 京都
2018 "観○光 _ART EXPO 2018"/ 泉涌寺, 京都
2017 "亀山トリエンナーレ2017"/ 亀山, 三重
2015 "JAPAN ART TASTING EXPO 2015"(Expo Milano 2015)/ Via delle Erbe, ミラノ
2014 "藝大AM+香川"/ 香川県立ミュージアム,香川
2013 "SICF14"(スパイラル・インディペンデント・クリエーターズ・フェスティバル)/ Spiral ホール, 東京
"Transmissions"/ 3331アーツ千代田・AIR PLANE GALLERY同時開催, 東京・NY
"日韓現代美術交流展“疎通の意味” 京都+清州"/ シェマ美術館, 韓国 受賞 2012 GTS観光アートプロジェクト「GTS AWARD」/ 奨励賞, 東京
2011 神戸ビエンナーレ2011 しつらいアート国際コンペティション/ 奨励賞, ポーアイしおさい公園, 神戸
2011 第一回かわいいアート☆オーディション/ グランプリ, 立川伊勢丹, 東京
MEDEL GALLERY SHU
MEDEL GALLERY SHU|愛でるギャラリー祝
https://medelgalleryshu.com/
東京都渋谷区神宮前4-28-18
カトル・バン原宿B1
info@medelgalleryshu.com
13:00〜19:00(最終日は17時まで)
木曜休廊
MEDELとは、日本語で「物の美しさをほめ味わうこと」を意味する「愛でる」からきています。唯一無二のアートを賞美し、慈しむという行為を介して、アーティストと鑑賞者、ギャラリーの間に喜びの行き交いが成立してほしいという想いを込め名づけました。“時代を共にする人々にとっての財産であり、未来の社会を照らす火である”とアーティストの活動・作品を定義し、人々の心に残る独創性に富んだスタイルの作品を鑑賞者と共に愛でつつ、次世代に残るようなマーケットや美術史的評価を確立してゆくことが当ギャラリーのミッションです。そのような私たちの活動を通して、独創的な表現を受け容れる多様な社会的風土の醸成に資することができれば、これに勝る喜びはありません。
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プレスリリース提供元:@Press
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