ブレインパッド、AIエージェント事業に特化した子会社の設立を決定
@Press / 2025年1月28日 15時0分
株式会社ブレインパッド(本社:東京都港区、代表取締役社長 CEO 関口 朋宏、以下:ブレインパッド)は、1月28日、当社の100%子会社として「株式会社BrainPad AI Agent(仮称)」を設立し、AIエージェントに係る新規事業の開始を決議したことを発表します。
当社グループは、2004年の創業来のPurposeに「データ活用の促進を通じて持続可能な未来をつくる」を掲げ、中期Visionを「息を吸うようにデータが活用される社会をつくる」と定めて、さまざまな産業の企業活動や人々の生活においてデータ活用が広く浸透する世界を目指しています。
当社グループは、近年急速に進展している生成AIの特長を、人間から一定の情報を学習して人間の意思決定を支援するアシスタント型(支援型)と、状況や条件を考慮して自律的に複雑なタスクの遂行を可能にするエージェント型(自律型)の二通りに分けて考え、新たな事業機会を探ってきました。そして、日本におけるデータ/AI活用の先駆者として、過去のビッグデータブームやAIブームで経験した課題をふまえ、単なる生成AI技術の普及を超えて、直接的かつ本質的な課題解決につながる「自律型AIエージェントの活用」を新たな事業機会として選択しました。
このたび新設する子会社は、自律型AIエージェントサービスを開発・提供していくサービス開発会社としてグループ内で位置づけ、すでに発表済の「BrainPad アノテーションエージェント(*1)」を皮切りに、順次サービス展開を進めます。また、単にAIエージェントを開発・提供するだけでなく、さらに時代を先回りして、AIエージェントの普及を阻害するボトルネックを解消するサービスの提供も視野に入れていきます。
当社グループは、AIエージェントの根幹はデータであるとの考えから、これまで培ってきたデータ活用技術を当該子会社に注ぎ込んでいきます。そして、グループ各社との事業シナジーの創出とサービスの拡大により、AIエージェント事業をグループ全体で数十億円のビジネス規模に成長させていくとともに、当該事業を通じて、日本の労働力不足の解消と生産性の向上に貢献していく考えです。
(*1)2024年12月12日 株式会社ブレインパッド発表
ブレインパッド、自律型AIエージェントサービス第一弾として、アノテーションエージェントサービスを提供開始 ― マルチモーダルAIにより高度に文脈を理解、インテリジェントなタグ候補を提案 ―
https://www.brainpad.co.jp/news/2024/12/12/22440
■新設する子会社の概要
表1: https://www.atpress.ne.jp/releases/424530/table_424530_1.jpg
当社は、当該AIエージェント事業を開始するにあたり、新設する子会社に対して、資本金1億円および資本準備金1億円を出資する予定であり、数億円規模の初期投資を行った後は、当該事業の成長に応じて、技術開発、人材確保を主目的とする追加投資を行っていくことを計画しております。
●辻 陽行 プロフィールおよびコメント
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/424530/img_424530_2.jpg
<プロフィール>
2012年、株式会社ブレインパッドへ新卒入社。
シニアデータサイエンティスト。
入社以来、人材・広告・金融等のさまざまな業界のプロジェクトに従事した後、アナリティクス部門の副部長に従事。
2023年より、同社 生成AIタスクフォース責任者を務める。
当社オウンドメディア「DOORS DX Media」にて、生成AIおよびAIエージェントに関する多数の解説記事(https://www.brainpad.co.jp/doors/contents/generative_ai_llm/)を執筆。
<コメント>
2023年以降、生成AIは急速な普及と驚異的な進化を遂げてきました。そして今、生成AIは対話的に情報を提供するチャットアシスタントから、自律的な判断と行動が可能なAIエージェントへと進化しようとしています。この大きな転換点において、私たちは新会社を設立し、AIエージェントの提供を中心とした事業を展開してまいります。
私たちは、AIエージェントのサービス提供を通じて、人材不足により実現できなかったタスクや、コスト面で実施が困難だったタスクを代替し、組織における意思決定の質を高め、ビジネスプロセスの劇的な効率化を実現します。一方で、AIエージェントが行う判断の品質保証、ビジネスにおける文脈理解の一貫性維持、そして人とAIの適切な協働関係の構築といった課題に真摯に向き合い、解決していくことも私たちの使命であると考えています。
ブレインパッドが培ってきた20年に及ぶデータ活用の知見とAI実装経験を活かし、信頼性の高いAIエージェントの社会実装を推進してまいります。
●株式会社ブレインパッド 代表取締役社長 CEO 関口 朋宏のコメント
2025年を迎え、本格的な人口オーナス時代に直面する日本および日本企業にとって抜本的な生産性改革が喫緊の課題となっています。日本におけるデータ活用やAI活用を牽引してきた当社にとって、その解決策としてのAIエージェントの普及は重要な使命であり、大きな事業機会と捉え、専門的にソリューションの開発と提供を行う新会社を設立することとしました。
日本においてAIエージェントが大きく普及することは当社の目指すところではあるものの、このAIの開発・導入にまつわる仕事は新しく生まれる仕事であり、人口減の環境下おいてはその仕事を担う人材も不足することが懸念されます。
既存業務の置き換えだけでなく、その新しく生まれる仕事のエージェントをも開発することでAIエージェントの社会実装をスピードアップさせ、AIによる生産性改革が絵に描いた餅とならぬよう進めていくことが、専門家として20年間の経験値をもつ当社独自のアプローチです。
新会社の機動力を活かし、さまざまな企業との連携も積極的に推進していくことで、ブレインパッドグループの新たな成長事業として発展を目指してまいります。
■ご参考情報
●株式会社ブレインパッドについて https://www.brainpad.co.jp/
(東京証券取引所 プライム市場:証券コード 3655)
本社所在地:東京都港区六本木三丁目1番1号 六本木ティーキューブ
設立:2004年3月
代表者:代表取締役社長 関口 朋宏
資本金:597百万円(2024年6月30日現在)
従業員数:545名(連結、2024年6月30日現在)
事業内容:データ活用を通じて企業の経営改善を支援するプロフェッショナルサービス、プロダクトサービス
■お問い合わせ先
●製品・サービスに関するお問い合わせ
株式会社ブレインパッド
e-mail:info@brainpad.co.jp
*本ニュースリリースに記載されている会社名・商品名は、それぞれ各社の商標または登録商標です。
*本ニュースリリースに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。
以上
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プレスリリース提供元:@Press
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