CRUNCHERS、映画のヒット要因分析と収益予測を可能にする世界初の興行収入シミュレーターを開発
@Press / 2014年9月9日 14時0分
CRUNCHERS株式会社(所在地:東京都江東区、代表取締役CEO:石井 大地)は、9月9日、映画のヒット要因分析と収益予測を可能にする世界初の興行収入シミュレーターを開発したことを発表しました。
このシミュレーターは、メディアによる広告・広報などの事前プロモーション効果、消費者間の口コミ、休祝日による需要押し上げ効果といった要因をパラメーターに持つ、独自の計算モデルに基づくものです。判明している興行収入データから作品のヒット要因を定量的に把握することができるほか、これから公開する映画についての興行収入を週ごとの収益の推移として予測することができます。CRUNCHERSの調べによると、実用目的に適う映画興行収入のシミュレーターが開発されたのは世界で初めてです。
これまで、映画がヒットする原因を定量的に把握することは不可能に近く、そのことが映画の制作やマーケティングにおける意志決定を困難なものとしていました。今回開発された興行収入シミュレーターを用いれば、様々な条件のもとで興行収益がどのように変化するかを予測でき、映画興行から得られるリターンを定量的に記述できます。これは、映画制作に出資する企業、映画製作に携わるプロダクション、そして映画館を運営する興行会社にとって、ビジネス効率を飛躍的に高める可能性を秘めています。
今後、CRUNCHERSは、同社の技術・研究成果を応用した新たなビジネスインテリジェンスサービスの提供を開始する予定です。
【興行収入シミュレーターの詳細と分析結果の例】
CRUNCHERSが開発した映画興行収入のシミュレーターは、単なる興行収入の数字そのものではなく、それをもたらす消費者の行動を再現できるように構築された、多数の変数と方程式によって成立しています。
興行収入のデータを投入することによってヒット要因を定量分析できるだけでなく、逆に口コミやプロモーション効果、映画公開日等のパラメーターを投入することで、興行収入の推移を予測することもできます。
なお、シミュレーションモデルの作成にあたっては、過去10年の公開映画のうち、各年の興行収入ランキング上位100位に入る程度の興行収入がある、全国公開映画のデータを参考にしています。単館上映などの公開規模が小さな映画は、データの偏りが大きくなり正確な分析が難しいと考え、分析対象から除外しています。
本リリースに添付された画像では、『アナと雪の女王』『思い出のマーニー』『ゼロ・グラビティ』『永遠の0』『崖の上のポニョ』『告白』の6作品について、分析の結果やシミュレーション例を提示しています。
【開発の目的と動機】
CRUNCHERSの取締役兼CCOである松本 准平は、自身の映画監督としてのキャリアを踏まえつつ、興行収入シミュレーターの開発意義について、次のように述べています。
「これまで、映画がどの程度ヒットするかを興行開始前に知ることは難しく、そのことが映画制作に対する資金投入を躊躇させる要因となってきたように思います。しかし本シミュレーターを活用すれば、映画の投資対効果を定量的に知ることができ、映画コンテンツに対する投資判断がしやすくなるでしょう。資金提供者や作り手の心のうちにある不安を、定量的な分析と予測によって柔らげ、素晴らしい作品を世に送り届けるためにチャレンジできる土壌を作ることが私たちの目的です」
本シミュレーターの開発経緯とその事業化について、CRUNCHERS代表取締役兼CEOの石井 大地は、次のように述べています。
「私たちの開発したシミュレーターは、学術研究や技術力の誇示のためではなく、映画の製作・興行の効率を高めるために、実用性第一というポリシーで設計されています。理解の難しい数字や数式を羅列されるだけの分析システムでは、いかに性能が高くても実用的には使い物にならないからです。私たちはまず、ほとんど誤差のない、いわば究極の性能を持つシミュレーターを開発しました。その後、実用性を高めるために改善を繰り返し、よりシンプルで、直感的に結果を把握できるよう洗練させていったのです。フィッティング誤差はほとんどの作品で数%程度であり、誤差が大きい場合も、その要因をメディア露出効果などの形で外挿できます。こうした高精度でありながら使い勝手の良いシミュレーターは、経営陣に映画監督とデータサイエンティストを擁し、市場とデータ、それぞれに対する深い洞察を持つCRUNCHERSでなければ作ることが非常に難しいでしょう。今後CRUNCHERSでは、本シミュレーターやその他の分析技術を駆使した、映画市場をターゲットにした新たなビジネスインテリジェンスサービスの提供を予定しています」
【会社概要】
社名 : CRUNCHERS株式会社
所在地 : 〒135-0063
東京都江東区有明3-7-26 有明フロンティアビルB棟9階
代表 : 代表取締役CEO 石井 大地
設立 : 2013年7月19日
事業内容: ・ビジネスインテリジェンス事業
・インターネットメディア事業
・出版、映像等のコンテンツプロデュース事業
URL : http://crunchers.jp
詳細はこちら
プレスリリース提供元:@Press
【関連画像】
この記事に関連するニュース
-
【マーケター必見】LINEプレゼントキャンペーン“勝利の法則”を公開 キャンペーンの成功要因を可視化するマーケティング支援サービス『キャンペーンランキング』をリリース
@Press / 2025年1月15日 10時0分
-
『ソニック・ザ・ムービー』シリーズ、世界興行収入10億ドル突破!マリオ、ポケモン級の大ヒットに
よろず~ニュース / 2025年1月12日 7時30分
-
木村拓哉主演作「グランメゾン・パリ」は大ヒットするのか?【コラム/細野真宏の試写室日記】
映画.com / 2024年12月27日 9時0分
-
映画界、2025年に黄金期再来か 「アバター」最新作など超大作が集結
映画.com / 2024年12月24日 19時0分
-
『ライオン・キング:ムファサ』尾上右近&松田元太が歌う特別映像解禁
ORICON NEWS / 2024年12月23日 15時6分
ランキング
-
11時間半の山越えバスが“タダ”!? 岐阜山間部の2大都市を結ぶ無料シャトルバス運行
乗りものニュース / 2025年1月15日 14時12分
-
2裏切られた気持ちでいっぱいです…月収25万円・65歳サラリーマン、毎年「ねんきん定期便」を必ずチェック、年金月19万円のはずが「初めての年金振込日」に知った衝撃事実に撃沈
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2025年1月15日 8時15分
-
3「来週会合で利上げ判断」=米新政権政策、賃上げ注視―植田日銀総裁
時事通信 / 2025年1月15日 16時8分
-
4悪質なデータ復旧事業者「レスキュー商法」の手口 多発する「納得できない作業結果と費用請求」
東洋経済オンライン / 2025年1月15日 8時0分
-
5松屋が「本気のガチ中華」で投入した商品の"正体" 「中華一番」の作者も唸る「水煮牛肉」の実力
東洋経済オンライン / 2025年1月15日 8時40分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください