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正しいシャンプーのやり方は?医師が教える、髪のお悩み別「シャンプーの選び方」

美人百花デジタル / 2021年12月30日 20時15分

正しいシャンプーのやり方は?医師が教える、髪のお悩み別「シャンプーの選び方」

毎日のシャンプー、本当にアナタの髪質に合っていますか? 今回は「ウィルAGAクリニック」総括院長である医師の宮内先生に、髪のお悩み別にシャンプーの選び方を教えてもらいました。

 

シャンプーの選び方を教えてください

日本において1950年代に石鹸に変わり髪専用の粉状洗髪剤が登場し、シャンプーの歴史が始まりました。その後、使い勝手を改良した液状シャンプーが開発され、色々な種類のシャンプーが登場しましたが、それぞれ特徴に合わせて使い分けていく必要があります。

頭皮が脂っぽい方

しっかりとした洗浄力が必要なので、「高級アルコール系シャンプー」や「石鹸系シャンプー」が有効と考えられます。また後述のシャンプーのプッシュ量を増やすというのも有効です。頭皮が脂っぽい方のなかには、脂過剰によって炎症が発生し、結果とし毛が抜けてしまうこともあります(=脂漏性皮膚炎)。こちらについては専門の医師の診察を受けて、「抗菌剤入りのニゾラールシャンプー」を使用するのが良いでしょう。

頭皮が乾燥ぎみの方 or 敏感肌の方

頭皮を保湿する必要があるため、洗浄力の優しいシャンプーがおすすめです。「アミノ酸系シャンプー」は洗浄力が優しく頭皮にも良いです。こちらもシャンプーのプッシュ量を調整するというのも有効です。

髪が細い方

生まれつき髪の細い方は、太い方に比べて髪の毛のハリ・コシが弱く、地肌が目立ちやすくなるという特徴があります。そのため、ハリ・コシをいかに失わせないかが大切になります。「ボリュームアップシャンプー」と呼ばれて販売されているものでしたり、加水分解ケラチンが含有されているシャンプーが良いでしょう。

髪が傷みやすい方

髪が傷みやすい方にも「ケラチンシャンプー」は有効と考えられます。また洗浄力が強いと痛みやすいので、洗浄力の優しい「アミノ酸系シャンプーも良いと考えられます。

髪が少ない方 or 薄毛になりたくない方

「薬用シャンプー」や「薬草エキス配合シャンプー」は、頭皮の血流や環境を良くして抜け毛予防を目的としており、植物由来エキスなどさまざまな成分を配合しているので、そちらを利用するのが良いと考えられます。

正しいシャンプーのやり方を教えてください

毛髪は外部に露出しているので絶えず空気の塵やほこりで汚れやすく、フケやあか、微生物がつきやすいので、最も汚れやすいとも言えます。最初にブラッシングを行い(1日20~30回ほど、ブラッシングローションがあるとなお良い)、汚れやフケやスタイリング剤を取り除きます。

その後、お湯で1分ほど頭皮と髪を十分洗い流します。湯温は高すぎないようにしましょう。基本2度洗いで1度目は汚れなどを軽く洗い流すイメージで、2度目はしっかり丁寧に洗います。洗髪時はたっぷりのぬるま湯でシャンプーの2倍ほどの時間をかけて念入りに流します。

よく言われているように指の腹の部分で揉みこむ方法は有効です。爪を立てたり、ガシガシやると、表皮の層に傷がついて頭皮の保水力が低下してしまったり、毛を傷つけてしまったりするので避ける必要があります。

またシャンプーの使用量もカギになります。シャンプーが多すぎると皮脂を過剰に奪う原因になり、頭皮の乾燥に繋がります。また少なすぎても皮脂が残ってしまい、臭いの原因や炎症の原因となります。乾燥しすぎのサインは頭がかゆくなる、粉のようなフケがでる。皮脂が残っているサインは頭がかゆくなる、大きいサイズのフケがでる、頭皮が赤くなる、臭いが気になる。それぞれを見極めてシャンプー量1プッシュを半プッシュや2プッシュにするなど、使い分けると良いでしょう。

毛にとって良い成分・悪い成分をそれぞれ教えてください

良い成分

良い成分とはそれぞれの頭皮や髪質に合った成分になるので、頭皮や髪の状態を見極める必要があります。自分がどちらかわからない場合は毛髪専門医あるいは美容師さんに相談してみると良いでしょう。

臨床試験による結果は少ないですが、示唆されている成分をご紹介します。頭皮の血行促進効果としてセンブリエキス、唐辛子果実エキス、インドナガコショウ果実エキス成分、ビワ葉エキス、カフェイン、頭皮の皮膚コンディション成分としてグリチルリチン酸、毛根細胞への直接作用としてヒト毛根細胞順化培養液が挙げられます。

悪い成分

タール系着色料や防腐剤は肌への障害やアレルギーの危険性もあるので使用してみて合わないようであればこちらが影響している可能性があります。

また、肌刺激の代表例で石鹸系や高級アルコール系の洗浄力が取り上げられますが、脂分が多い方には良いと考えられます。一方、乾燥肌や敏感肌の方には洗浄力が強いので、避けた方が良いでしょう。

ちなみに、カオチン界面活性剤はトリートメントによく配合されていて、髪の静電気を防ぐ作用があります。しかし頭皮には刺激が強いのでシャンプーにはあまりおすすめできません。

教えてくれたのは

「医療法人社団 紡潤会」理事長、「ウィルAGAクリニック」総括院長 宮内シュン先生

AGA患者30,000件以上の治療実績から生まれた独自の発毛理論をもとに、表参道ウィルAGAクリニック開院。2018年5月ウィルAGAクリニックに改名し、全国で9院を展開。現在、ウィルAGAクリニックの総括院長、医療法人社団紡潤会の理事長として日進月歩研究を進めながら、日々の診療にあたる。シャンプー・コンディショナーのヒト毛根細胞順化培養液配合「STEMS」を監修。

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