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身のこなしの軽いEVライトウェイトスポーツ ありそうでなかった軽二輪枠に登場! 「Super Soco ティーシーマックス試乗」

バイクのニュース / 2020年4月22日 13時0分

ありそうであまりなかった軽二輪枠の電動バイク、それが『TC MAX(ティーシーマックス)』です。オーストラリアのバイクブランド「Super Soco」(製造国:中国)のフラッグシップモデルに試乗する機会を得ました。

■高速道路も使えるから充実のEVバイクライフが待っている!

 株式会社MSソリューションズ(福岡県)より5月発売予定のSuper Soco (スーパーソコ)『TC MAX(ティーシーマックス)』は、軽二輪登録、つまりガソリンエンジン車なら126~250ccクラスに相当します。ダブルシートでパッセンジャー用のステップも装備し、乗車定員は2名。跨ってみると、グロムやモンキー125より大きく、CB125Rやジクサー150より小さいという印象です。参考までに車体サイズを記しておきましょう。

車体寸法(全長×全幅×全高、軸間距離)と車体重量
TC MAX:1982×740×1031、1155mm、約103.5kg
グロム:1755×730×1000、1200mm、104kg
モンキー125:1710×755×1030、1155mm、105kg
CB125R:2040×820×1055、1345mm、127kg
ジクサー150:2020×800×1035、1335mm、139kg

 足まわりは前後17インチで、絶妙な車格と言えます。3段階あるモードでもっとも速度の出る“3”を選び、アクセルを全開にすると最高速は90km/hを超えていき、なかなか元気。最大出力4500wの自社製モーターはフレーム側に搭載され、ベルトドライブを介して後輪を駆動します。

 EVモデルらしく、右手のスロットル操作にリニアな反応を見せ、シームレスな加速が味わえます。ハンドリングも軽快で、すばしっこいライトウェイトスポーツです。

 大容量18650リチウムイオンバッテリー(72V45Ah、重量23kg)を採用し、カタログスペックでは航続距離110km。ガソリンエンジン車なら燃料タンクを配置する位置にバッテリーを積み、車体左側のキーシリンダーを回すとカバーが解除され、アクセスできるようになります。

Super Soco 『TC MAX』では一般的なガソリンエンジン車の燃料タンク位置にバッテリーを搭載します

 バッテリーは脱着式で、おろしてから家庭用の100Vコンセントで充電してもいいですし、車体に積んだままコネクターを使ってもチャージが可能。お住まいや駐車場所の環境によって充電方法が選べ、ゼロからフル充電へは8~9時間かかります。

 今回乗ったのはキャスホイール仕様ですが、ネオクラシックなスタイルのスポークホイール仕様も同じ49万2800円(税込み)で設定。ヘッドライトはLED式で、視認性の高いメーターや倒立フォークなど細部のクオリティも及第点でしょう。

 バッテリーが効率的な動作をおこなうためのバッテリーマネージメントシステムを搭載し、過充電や発熱対策がおこなわれているのもいい点です。

 高速道路を走ることができるので、郊外へのツーリングも楽ですし、EVバイク最初の1台として選ぶのにお手頃かもしれません。乗り込むうちに楽しくなり、国産軽二輪EVバイクも早く乗ってみたくなりました。

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