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MXGP第15戦ロンメルGP ホンダのT・ガイザー選手完全優勝

バイクのニュース / 2020年10月28日 21時0分

モトクロス世界選手権第15戦ロンメルGPは、ベルギーで開催され、Team HRCのティム・ガイザー選手がレース1、レース2を制し完全優勝を果たしました。ランキング2位のA・カイローリ選手に74ポイント差をつけ、2年連続のチャンピオン獲得に近づいています。

■モトクロス世界選手権2連覇に向け好調を維持!

 モトクロス世界選手権第15戦ロンメルGPは、トリプルヘッダーの3戦目、世界でも有数のディープサンドコースで悪天候の中開催されました。

 Team HRCティム・ガイザー選手は、第13戦フランダースGPで優勝、第14戦リンブルクGPは2位と絶好調ですが、今大会では両レースを制する完全勝利が期待されています。ロンメルがあるベルギー北部の天候は下り坂となり、コースは断続的な雨の影響を受けました。

 フリープラクティスに続いて行われた25分間で行われる計時予選では、T・ガイザー選手が1分58秒830でポールポジションを獲得。ロンメルGPにおける直近の4レースでは、いずれもイン側から2番目を選んできましたが、この予選結果によってゲートピックのアドバンテージは決定的となりました。

 決勝レース1では、T・ガイザー選手がホールショットを獲得。オープニングラップを終えて、3.9秒差というスタートダッシュを披露します。その後、雨脚がやや強まったこともあって、フロントを取られてバランスを崩したり、前後輪が別々のわだちに入るクロスラットなど危ない場面もありましたが、後続に対して22秒以上の差をつけて勝利しました。

終盤までトップを走行したMonster Energy Kawasaki Racingロマン・フェーブル選手

 レース2は、ホールショットを取りましたが1周目の半ばで転倒を喫し、8番手までポジションを下げます。再スタート後5番手までばん回したT・ガイザー選手は、10分すぎにはトップグループを捉え、Team Honda SRジェレミー・ファン・フォルベーク選手、Monster Energy Yamaha Factory MXGP Teamアーヌー・トヌス選手、Monster Energy Yamaha Factory MXGPジェレミー・シーワー選手を立て続けにパス。2番手に浮上した際、トップのMonster Energy Kawasaki Racingロマン・フェーブル選手から8秒以上のビハインドでしたが、スピードの違いを誇示しながら猛追を続け、12周目にはトップの座を奪回。その後は18秒差の独走状態でT・ガイザー選手が優勝し、両レースともに勝利したT・ガイザー選手は、今季初の完全優勝を飾りました。

■ティム・ガイザー選手(1位/1位/優勝)

Team HRCティム・ガイザー選手

「この1週間すべてが順調だったので、非常にうれしく思います。3戦ともハイスピードで乗れていたし、ライディングを楽しむこともできました。今日のレース1では、ホールショットを取れたことが重要なカギとなりました。雨が降ってコースがウエットになっていたので、出遅れて砂を浴びるよりも先頭を走った方がはるかに楽だったからです。序盤はロマン・フェーブルに追いかけられましたが、なんとかリードを広げてレースを支配しました。

 レース2でもホールショットを決めたのですが、1周目に真横に振られて転倒してしまいました。7番手あたりまで後退したので、集中力をリセットするのに何周か費やしました。その後に見つけたいいラインを使って抜きまくり、トップを奪い返すことができました。すごく乗れていたし、この1週間を1-1フィニッシュというパフォーマンスで締め括ることができて、とてもうれしいです。

 困難な時期に尽力してくれたチームスタッフ全員に、心から感謝の意を表したいと思います。次戦のトレンティーノが楽しみです」

※ ※ ※

 モトクロス世界選手権は残り3戦となり2年連続チャンピオンを目指すT・ガイザー選手が総合ポイントでも2位のA・カイローリ選手に74ポイントの差をつけ、タイトル争いで独走体制に入っています。

 第16戦イタリアGPは、11月1日にトレンティーノで開催されます。

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