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スクータータイプのメリット、デメリットとは?

バイクのニュース / 2021年3月25日 9時0分

バイクの種類のひとつである「スクーター」ですが、具体的にどのようなものを指すのでしょうか?スクーターのメリットとデメリットも合わせて紹介していきます。

■そもそもスクーターとは?

 そもそも「スクーター」とは、どのようなものを指すのでしょうか? スクーターのルーツは、キックスケーターにエンジンを付けたものが「Scooter」と呼ばれていたのが始まりで、1910年にアメリカで作られた「Autoped(オートペッド)」が有名です。

 1920年にはイギリスのメーカーから「UNIBUS」というエンジンなどを覆う外装が備わったバイクが登場し、1930年代になると、アメリカで「小排気量・小径ホイール・外装でエンジンを隠す」という、現在のスクーターのイメージである要素が備わったバイクが多数のメーカーから販売されていきます。

 一方で、日本で初めて作られたスクータータイプのオートバイは、1947年の富士産業(現:SUBARU)の「ラピッド」、翌年には中日本工業(現:三菱重工業)から「シルバーピジョン」が発売されました。

 1953年10月には、通商産業省(現・経済産業省)や、日本小型自動車工業会および各スクーターメーカーが、スクーターの輸出に関して協議した際に、「スクーターとは原動機を座席の下に設け、前方に足踏台のある、車輪の直径が22インチ以下であるような2輪自動車を指す」と定義することが正式に決められました。当時は、高級でなかなか手が出せなかったクルマに比べて、スクーターは「安価で入手しやすい乗り物」として多くの人たちに利用され、需要を高めていくことになります。

ソフトバイクとして発売されたホンダの「ロードパル」

 一時期は「ソフトバイク」と呼ばれた自動クラッチを備えるビジネスバイクに押された時期もありましたが、1980年代には、50ccの原付免許で乗れるスクーターが登場し、スカートをはいたまま乗れる利便性から、女性層に大きな反響を得て需要を巻き返していくことになります。

現在では、ビックスクーターや電動スクーターといったさまざまな種類が登場しており、通勤・通学や近所の移動手段として人気があります。

■スクータータイプのメリット・デメリット

 スクータータイプのメリットとしては、シフトチェンジでクラッチ操作がいらないことや足つき性の良さからあらゆる身長の人に対応できることが挙げられます。外装が大きいので収納場所も多く、カウルの内側にポケットが備わっているものやメットインスペース・カゴ・荷台と収納や積載能力が高いと言えます。

メットインスペース・カゴ・荷台と収納や積載能力が高いスクータータイプ

 ほかにも両足を収めて乗る姿勢のため、下半身を走行風から守ってくれるので防風性が高く、跨らなくてよいことからスカートでの乗車も可能です。スクーターは、マニュアル車と違いアクセルとブレーキの2つだけで動かすことができるので、手元の操作に気を取られることがなく、バイクのなかでもスクーターだけがもつ魅力と言えます。

 一方で、原付スクーターのデメリットは制限最高速度が30km/h・2車線以上の交差点では2段階右折が必要・2人乗りが出来ないなどの制限があることです。また、自動車からは邪魔もの扱いされる傾向があるので、自動車接近時や追い抜かれる時は注意が必要です。

 ほかにも、シフトチェンジが行えないためエンジンブレーキが弱く、ブレーキのかけすぎによる急制動につながりやすいことや長い下り坂ではブレーキへの負担が大きくなります。

自分に合ったサイズや使用目的で車両を選んでもよいでしょう

 気軽に乗れる印象のスクーターですが、車体の大きいビッグスクーターは、車重が150kgを超えるものもあるため、S字やクランクのような込み入った道でバランスをとるのが難しいので自分にあったサイズを選びましょう。

※ ※ ※

 スクーターは服装の制限がなく面倒なシフト操作もいらない手軽な乗り物です。現在では国内外のメーカーから様々な種類のスクーターが販売されているので自分に合ったものを探してみましょう。

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