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ピンク雲の正体は? ブラジル発“絶対隔離”サスペンス『ピンク・クラウド』

バイクのニュース / 2023年1月28日 18時0分

ブラジルの新鋭イウリ・ジェルバーゼ監督が、突如現れた謎の“ピンクの雲”によってロックダウンされた世界と、そこに生きる人々の姿を描くサスペンス『ピンク・クラウド』が、2023年1月27日(金)より全国順次公開中です。

■まるで未来を予期したような物語

 ブラジルの新鋭イウリ・ジェルバーゼ監督の長編デビュー作品『ピンク・クラウド』は、突如現れた謎の“ピンクの雲”によって部屋の中に閉じ込められた人々と、少しずつ狂っていく世界を描いた“隔離”サスペンスです。

『ピンク・クラウド』(c)2019 Luminary Productions, LLC.『ピンク・クラウド』(c)2019 Luminary Productions, LLC.

 一夜の関係を共にしていたジョヴァナとヤーゴを襲ったのは、けたたましい警報。突如として発生した正体不明の“ピンクの雲”は、10秒間で人を死に至らしめる毒性の雲でした。緊急事態下、政府のロックダウン措置によって人々は家から一歩も出られなくなり、生活は一変。友人の家から帰れなくなった妹、主治医と閉じ込められた年老いた父、自宅に一人きりの親友……。オンラインで連絡をとりあううち、いつ終わるともしれない監禁生活のなかで、彼らの状況が少しずつ悪い方へ傾き始めていることを知るジョヴァナ。そして、見知らぬ他人であったジョヴァナとヤーゴも現実的な役割を果たすことを迫られます。

 父親になることを望むヤーゴに反対するジョヴァナでしたが、やがて男の子・リノを出産。ロックダウン以前の生活を知らないリノは、部屋の中だけの狭い世界で何不自由なく暮らしており、父となったヤーゴも前向きに新しい生活に適応していました。しかし、ピンクの雲が日常の景色となるにつれ、ジョヴァナの中で生じた歪みは次第に大きくなっていき……。

『ピンク・クラウド』(c)2019 Luminary Productions, LLC.『ピンク・クラウド』(c)2019 Luminary Productions, LLC.

 2017年に脚本が書かれ、2019年に撮影されたという本作。当初はSFとして構想されていたそうですが、世界的なパンデミックで一変した現実と重なるという、思いもよらぬ形で世界の脚光を浴びました。

『バクラウ 地図から消された村』や『MONOS 猿と呼ばれし者たち』など、近年ふたたび南米発の映画が脚光を集めていますが、本作『ピンク・クラウド』もブラジル映画。欧米やアジアとは一味違うテイストが魅力……というのはバイクも同様で、1970年代の混迷する経済状況から誕生した珍車、その名も「アマゾネス1600」は“無いのなら作ってしまえ”というたくましさが見て取れるモンスターバイクです。

 様々な既製品を流用したフレームに空冷4気筒エンジンが乗る巨体の乗り心地はなかなか酷かったようですが、当時は他に選択肢がなかったためか警察車両にも採用されていたのだとか。もちろん現在は、ホンダやヤマハなどが二輪人気の高いブラジル向けに独自の現地モデルをリリースしています。

『ピンク・クラウド』(c)2019 Luminary Productions, LLC.『ピンク・クラウド』(c)2019 Luminary Productions, LLC.

『ピンク・クラウド』は2023年1月27日(金)より新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開中です。

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