人喰いシャラメから目が離せない純愛ホラー・ロードムービー『ボーンズ アンド オール』

“人喰い”と“純愛”という衝撃的な題材も注目を集める、ティモシー・シャラメとテイラー・ラッセルという若き二人の魅力がスクリーンから溢れる話題作『ボーンズ アンド オール』が、2023年2月17日（金）より全国公開中です。

■禁断の宿命を背負った二人の逃避行

　ティモシー・シャラメとルカ・グァダニーノ監督が『君の名前で僕を呼んで』に続き再タッグを組んだ『ボーンズ アンド オール』。第79回ヴェネツィア国際映画祭で《監督賞》《新人俳優賞》の2冠に輝いた本作は、衝撃的な題材を通して若者の純愛を描くスリリングな青春ロードムービーです。

『ボーンズ アンド オール』(c) 2022 Metro-Goldwyn-Mayer Pictures Inc. All rights reserved.

『WAVES／ウェイブス』などへの出演で知られる期待の若手テイラー・ラッセルが演じる主人公マレンは、生まれつき“人を喰べてしまう”衝動を持った18歳の少女。父親に見放されたマレンは母を探す旅の途中、同じ衝動を持つ青年リー（ティモシー・シャラメ）と出会います。生きるためとはいえ人を喰べることに葛藤を抱えるマレンとリーは次第に惹かれ合いますが、「同族は喰わない」と語る謎の男の存在が二人を危険な逃避行へと加速させていき……。

　テイラーとティモシーの魅力を最大限に引き出し、“人喰い”と“純愛”というテーマを共鳴させた本作。若き二人の俳優がスクリーンに映し出されるたび、あふれんばかりの才能と“生き物”としての美しさに、思わず恍惚のため息を漏らしてしまうはず。さらに本作には、ホラー映画好きには嬉しい驚きのキャスティングも隠されています。

　母を探すマレンが出会う祖母を演じるのは、グァダニーノ監督もリメイクしたイタリアンホラーの金字塔『サスペリア』（1977年）の主演を務めたジェシカ・ハーパー。そして2人が出会う“人喰い”の一人を演じているデヴィッド・ゴードン・グリーンは、伝説的ホラー『ハロウィン』のシリーズ化を成功させた監督。しかも彼が手掛けた『ハロウィン THE END』は、カワサキのF9ビックホーンが大フィーチャーされています。

『ボーンズ アンド オール』(c) 2022 Metro-Goldwyn-Mayer Pictures Inc. All rights reserved.

　青春ロマンスながら、衝撃的な“人喰い”シーンからも目が離せない『ボーンズ アンド オール』は2023年2月17日（金）より全国公開中です。