King Gnuの井口理が映画初主演『ひとりぼっちじゃない』

人気バンド・King Gnuのフロントマンである井口理が、謎多き女性に翻弄される男を演じた初主演作『ひとりぼっちじゃない』が、2023年3月10日（金）より全国公開されます。

■謎の多い女性に惹かれる一人の男

　映画『ひとりぼっちじゃない』は、人気バンド・King Gnuのフロントマンである井口理が初主演を務めることでも話題を呼んでいる作品です。

『ひとりぼっちじゃない』(c)2023「ひとりぼっちじゃない」製作委員会

『世界の中心で、愛をさけぶ』『スカイ・クロラ』など、数々の名作を世に送り出してきた脚本家・伊藤ちひろが、10年をかけて書き上げた小説「ひとりぼっちじゃない」を、行定勲（『GO』『ナラタージュ』）の企画・プロデュースのもと、伊藤自らが初監督を務め映画化した本作。主演は、デビュー以来音楽シーンに大きなインパクトを残し続けるバンド、King Gnuの井口理です。

　人とうまくコミュニケーションのとれない歯科医師・ススメが恋をしたのは、マッサージ店で働く宮子でした。しかし、宮子は部屋に鍵をかけないまま突如連絡が取れなくなったりする、つかみどころがない女性。それでも彼女と抱き合っていると、ススメは自分を縛っている自意識から解放される気がしました。けれど、謎の多い宮子を前に、自分は彼女のことを理解できていないと思い悩みます。そんなある日、宮子の友達である蓉子から、宮子の身に起きた驚きの事実を告げられ……。

　脚本執筆の際に主人公・ススメを井口自身にアテ書きしたという本作で、井口は撮影前にもかかわらず、伊藤監督の撮影地ロケハンにも帯同。並々ならぬ意欲で役柄を構築して初主演作に挑み、これまで見せたこともない表情でススメを好演しています。共演には、ススメが恋をする謎多き女性・宮子に馬場ふみか。宮子の友人でありながら、ススメを惑わせる蓉子に河合優実。若き実力派の二人による化学反応にも期待が寄せられています。

ヤマハ「MAJESTY SPECIAL（2007）」

　本作のキャストをバイク視点で見ると、高良健吾さんに要注目。2010年の『ケンタとジュンとカヨちゃんの国』ではヤマハのマジェスティに、1940〜80年代を舞台にしたNHK連続テレビ小説『べっぴんさん』では1920年代あたりのインディアン・プリンスらしき旧車や、サイドカー付きのハーレーダビッドソンらしき車両などが時代に合わせて複数登場し、姿勢の良い高良さんによく似合っていました。

『ひとりぼっちじゃない』(c)2023「ひとりぼっちじゃない」製作委員会

『ひとりぼっちじゃない』は2023年3月10日（金）より全国公開です。