ほぼ外観は「R1」! ヤマハ「YZF-R15M」は有りそうで無かった気軽に乗れる等身大フルカウル
バイクのニュース / 2023年4月8日 11時0分
ヤマハのフラッグシップロードスポーツ「YZF-R1M」をそのまま155㏄にサイズダウンしたような1台、「YZF-R15M」に試乗しました。
■150㏄とは思えない本格装備が魅力
インドヤマハがラインナップする150㏄スーパースポーツモデル「YZF-R15M」に試乗しました。
インドヤマハ「YZF-R15M WGP 60thアニバーサリーモデル」と筆者(先川知香)
初めてYZF-R15Mを見た印象は、ヤマハのフラッグシップロードスポーツ「YZF-R1M」そのもの。
とは言っても、もちろん1000㏄に見えたという訳ではありませんが、試乗車がWGP 60thアニバーサリーモデルだったこともあり、150㏄の小排気量モデルには決して見えない完成度の高さで、実際に跨ってみるまでは少しドキドキ。
足つきやライディングポジションなど、かなり前傾姿勢で決して快適とはいえないミドルクラスロードスポーツに乗る時のような、緊張感が走ります。
それもそのはずで、このYZF-R15MはVVA採用の水冷4ストロークエンジンや倒立フォーク、アルミ製スイングアームやスリッパークラッチ、トラクションコントロールにクイックシフターまで、サーキット走行を楽しめるスーパースポーツモデルに搭載されるハイテク装備が満載の本気モデルとなっているのです。
インドヤマハ「YZF-R15M WGP 60thアニバーサリーモデル」の足つき(身長165cm)
一方で、YZF-R15M(シート高815mm)に跨ってみると身長165㎝の私で、両足共に踵が少し浮く程度。元々スリムな車種が多いヤマハのスポーツ系モデルですが、この足つきの良さがさらなる安心感を感じさせてくれます。
また、車両重量も142㎏とかなり軽いので、取り回しも楽々。
本当はフルカウルのロードスポーツ系モデルが好きだけど、足つきが悪かったり車体が重いと、普段の生活の足として使用する中で、ちょっとコンビニまでなどの気軽な移動に使用するのは億劫になってしまい、結局「スクーター最高!」となってしまう、めんどくさがり屋ライダーの私には、理想と言っても過言ではない1台です。
インドヤマハ「YZF-R15M WGP 60thアニバーサリーモデル」の走りを楽しむ筆者(先川知香)
走り出してみても、やはり軽くてコンパクトな車体は、立ちゴケの心配など無駄な気を遣わなくて済むので、純粋に「走る」ことを楽しめる気楽さと爽快感が込み上げてきて、楽しくてしょうがない。
どうしても不安感がつきまとうUターンや急カーブなども、思い通りのラインですいすい曲がってくれるので、バイクを操る面白さをダイレクトに体感することができます。
街中で普通に移動するだけなら、150㏄という排気量が「扱い切れる」という自信をくれるので、運転中の視野が広がり、走っている場所の景色や空気感などを存分に堪能できるなど、一歩踏み込んだバイクの楽しみ方を教えてくれるという感じ。
そして、ミニサーキットでの全開走行も、150㏄とは思えないパワフルな加速や思い通りのコーナリングなど、中型以上のバイクではかなり度胸が必要な、攻めたりチャレンジをする勇気を与えてくれる。そんな、幅広いバイクの使い方を等身大で楽しませてくれる1台です。
インドヤマハ「YZF-R15M WGP 60thアニバーサリーモデル」のハイテクなデジタルメーター
とはいえ、クイックシフターやトラコンなどは、オーバースペックすぎるんじゃないかと思うので、個人的にはこの車体のビジュアルに関係ないハイテク装備を外して、もうちょっと安くしてくれたら嬉しいなというのが本音。
ミニバイクでのサーキット走行は、ハイテク装備が付いていないぐらいの方が絶対面白いと思っている派の私にとって、宝の持ち腐れ的残念ポイントです。
インドで生産されているヤマハ「YZF-R15M WGP 60thアニバーサリーモデル」
そんなYZF-R1Mの価格(消費税込)は45万9000円となっています。
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