ライディングウエアの買い替えタイミングはいつ？

ツーリングなどに出かける際、ライディングウエアを着て出かけることも多いでしょう。しかし、いくら丈夫に設計されているからといって、ずっと着用していても問題ないのでしょうか。ライディングウエアの適切な買い替えタイミングについて、バイクウェアを多数企画製造・販売している、有限会社ジェーアンブルの担当者にお話を伺いました。

■バイクには欠かせないライディングウエア！買い替えるタイミングはある？

　バイクを運転する上で欠かせないアイテムのひとつが、ライディングウエアです。ライディングウエアは安全性を重視して設計されていることから、プロテクターが各部位に装備されているなど、通常のジャケットよりも強度に優れています。

通常のジャケットよりも強度に優れているライディングウエア

　また、種類にもよりますが防水性能や撥水性能、防風性能にも優れているライディングウエアも数多く販売されています。ツーリング中に突然雨が降ったりしても、こういった性能を備えたライディングウエアを着用していれば疲れにくいというわけです。

　しかしいくら丈夫だからといって、ずっと着用していても大丈夫なのか不安に思う人もいるかもしれません。では、ライディングウエアを買い替えるべきタイミングなどはあるのでしょうか。

RossoStyleLabのプロテクトキルティングシャツジャケット

　大人の女性向けバイク用レディースブランドを始めとしたバイク用ジャケットや、ライディングウェアを専門に企画製造・販売している、有限会社ジェーアンブルの担当者は、次のように話します。

「買い替えの基準については、弊社では特に設定しておりません。ただ、転倒してしまって破れたりした場合は安全面に影響が出るので、買い替えは確実だと思います」

　このように、ライディングウエアはヘルメットのように、何年経ったら買い替えた方が良いといった基準があるわけではないようです。

「urbanism」のオールシーズン UNJ-113W アーバニズム×ノマディカ 60/40マウンテンパーカー02

　では、ライディングウエアを選ぶ際に注視したほうが良いポイントなどはあるのでしょうか。ジェーアンブルの担当者は、「バイク用のジャケットなので、例えばプロテクターの有無など、まず第一に安全性を考慮すべきです」と話します。

　バイクはクルマとは異なり、ライダーの身体がボディに覆われていません。そのため転倒時に怪我をする危険性が高い乗り物といえます。万が一の時に備えて、両肩や両肘、胸部や背中などにプロテクターが装備されたライディングウエアを着用しておくと安心でしょう。

「また、着用する時期もポイントになります。ライディングウエアを大まかに分けると、春秋用・夏用・冬用の3種類になるかと思いますが、今からの時期であれば春秋用のウェアを選ぶことになるでしょう。春でも暑い日はあるので、通気性能の調整ができるかどうかも確認しておくと良いかも知れません」

ライディングウエアは、デザインが気に入るかどうかも大事

　また、ジェーアンブルの担当者は「ライディングウエアを選ぶ最大のポイントとしては、やはりデザインが気に入るかどうかも大事です。いくら安全性が高くてもデザインが気に入らないと、すぐに買い替えてしまうかもしれませんから」とも話します。

　単に安全性能が高いものではなく、着用していて自分が楽しいもの、快適なものを選ぶことが、ライディングウエアを購入する上で最大のポイントといえるのかもしれません。

　また、最近では夜間の被視認性を高めるために発光素材が装備されたものや、バイク走行中でもひとつのファッションアイテムとして着用できるようにデザインされたおしゃれなものまで、さまざまなライディングウエアが販売されています。

　これからのツーリングシーズンを楽しむためにも、自分に合ったライディングウエアを探しておくと良さそうです。

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　ライディングウエアは、バイク用ヘルメットとは異なり明確な買い替えタイミングがあるわけではないようでした。ただ、快適なバイクライフを楽しむためには、安全性能が高く自分が気に入ったデザインのライディングウエアを選ぶことが秘訣といえそうです。

　これからツーリングの予定を立てている人は、時期にあった性能のものを選ぶと良いでしょう。