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自転車にも定期点検は必要? とくに新品は注意 自分でできるチェック項目5選

バイクのニュース / 2023年5月2日 15時0分

安心・安全に使うために、自転車の点検は必須です。しかし買ったばかりの自転車は「新品だから大丈夫」と思っている人も多いかもしれません。じつは乗り始めた初期段階での点検が肝心なのです。

■これだけは押さえておきたい、使い始めから2カ月の点検項目

 新しく手に入れた自転車に乗り始めて、快適に使えているでしょうか? 安心・安全で長く快適に乗り続けるために、自転車はバイクやクルマと同様に、多くのメーカーが買ってから2カ月後に初回点検を受けるよう推奨しています。「買ったばかりの新品なのに?」と不思議に思うかもしれませんが、だからこそチェックしておきたい箇所があるのです。

新車で購入した自転車、2カ月を目安に初回点検がオススメ新車で購入した自転車、2カ月を目安に初回点検がオススメ

 点検は、もちろん購入した自転車屋に依頼することがベストです。しかし店が遠かったり、スケジュールが合わなかったりと、ズルズル先送りして結局何もしないまま乗り続けてしまうこともあるでしょう。そんな場合に、自分でもできる点検箇所を紹介します。

■ブレーキ

 自転車のブレーキは、ハンドルに装着されたレバーと車輪の周辺に設置されたブレーキ本体がワイヤーで繋がっており、レバーを握ることでワイヤーが引っ張られ、ブレーキが作動する仕組みになっています。ワイヤーは糸のように細い鉄の線をより合わせたもので、何度も引っ張る力が加えられることで徐々に伸びてしまいます。とくに新品時は伸び幅が大きく、いわゆる「初期伸び」とも言われます。

 ある程度伸びきってしまえば大きく伸びることはなくなるので、購入から使用2カ月あたりで伸びてしまった分を調整することが重要です。気の利いた自転車屋なら、新車販売時の整備で何度もブレーキレバーを握ってわざと初期伸びを発生させて調整を行なうこともありますが、それでも日常的に使えば伸びるものなので、忘れずにチェックしましょう。

■タイヤの空気圧

 使い始めてからしばらくの後、タイヤの空気圧が十分か確認しましょう。タイヤは構造上、パンクなどしなくても徐々に空気が抜けるものです。タイヤの種類やグレードなどにもよりますが、適正空気圧の状態から2カ月も経てば、ある程度空気が減った状態になっていると思います。パンク防止の観点からも、できることなら1カ月に1回は空気を入れることをオススメします。

■全体的なネジの締め付け

 自転車は走行していると常に振動しているため、どんなにしっかりと締め付けていたとしてもネジやボルトなどに緩みが発生することがあります。新車から使われているネジやボルトは新品という事もあり、摩擦係数が微妙に小さく、若干ですが緩みが発生しやすい傾向にあります。

 そこで、初回の点検ではすでに締まっているボルト類をさらに締め付ける「増し締め」が重要になります。個人で行なう場合、工具などを揃える必要があるのでハードルが上がってしまいますが、ぜひ行なって欲しい点検項目です。

■違和感(異音)は無いか?

 毎日乗っているとなかなか気づきにくいものですが、あらためて車体全体を見まわし、新車状態と比べて違和感を覚える箇所が無いか確認します。とは言え、見ただけでそれに気づくのは難しいでしょう。簡単なチェック方法として「音」での判断をオススメします。

 自転車の前輪と後輪を交互に10cmほど持ち上げて地面に落とし、聞き慣れない音がしないか確認します。走行中は周囲の音にかき消されている異音も、静かな場所で車体を振動させることで聞こえるようになるので、自転車に不具合が無いかどうかを判断する指針になります。

■警音器(ベル)、反射機材(リフレクター)

 普段は滅多に鳴らすことが無いベル、意識して見ることが無い自転車の後方に取り付けらたリフレクターは、自転車が公道を走るための必須装備です。これらが破損していたり、取り付け部が不安定になっているなど、正常に機能しない状態では整備不良となるので注意が必要です。

※ ※ ※

 このほかにも、日常的に使えていれば問題無いと思いますが、スタンドが円滑に動くか、ライトが点灯するかなど、気付いたところは一通りチェックしておくと安心です。新品だから大丈夫などと油断せず、使い始めから2カ月をひとつの目安として点検することをオススメします。

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