イタリア生まれの原付二種のアーバンアドベンチャースクーター、アプリリア「SR GT Sport 125」は、冒険心あふれる楽しさ満載!
バイクのニュース / 2023年6月9日 12時15分
イタリアのオートバイブランド、アプリリアのスクーターライン「SR GT」シリーズから、原付二種クラスの「SR GT Sport 125」が登場! コンセプトの「アーバンアドベンチャースクーター」とは、いったいどんなスクーターなのかチェックしてみました。
■アドベンチャーバイクの要素を落とし込んだユニークなスクーター
イタリア、ピアッジオグループの人気オートバイブランド「アプリリア」は、ロードレースの最高峰「Moto GP」に参戦するスーパースポーツマシンから、日常の足として活躍するスクーターまで幅広く展開しています。
今回紹介する「SR GT Sport 125」は、アプリリア初のアーバンアドベンチャースクーター「SR GT」シリーズの原付二種バージョンです。
アプリリアの原付二種アーバンアドベンチャースクーター「SR GT Sport 125」に試乗する筆者(守田二草)
スクーターとしての安全性や快適性に加え、大型バイクを中心に人気を集めているアドベンチャーモデルの要素をプラス。通勤通学、買い物などの日常的なライディングはもちろん、郊外へツーリングした際の不整地などでの走破性も追求しています。
2021年に開催されたバイクの見本市「EICMA(エイクマ)2021」で発表。翌年に日本で軽二輪クラスの「SR GT 200」が発売され注目を集めていたところ、人気の原付二種クラスに「SR GT 125」が新たにラインナップされたのです。
実は私もアドベンチャーモデルに憧れているひとり。しかし、大型アドベンチャーは大柄で車重もあって、足つきも悪い…。しかも高額! 進学を控えた娘を抱えるママライダーにとって、趣味性の高いバイクは高嶺の花すぎるのです。
そんなところに登場したアーバンアドベンチャースクーターに興味津々だったのです。実際にどんなバイクなのか試乗してみました!
■アドベンチャーモデルらしいルックスと装備にワクワクします
最初の印象では、アプリリアのスポーツバイクを思わせるスポーティなカウリングに目を奪われました。クールでカッコいい!
高さのあるフロントシールドがアドベンチャーマシンらしさを演出している
高さのあるフロントシールドがアドベンチャーマシンらしさを演出してくれています。アドベンチャーモデルに憧れている私にはグッとくるポイントです。高いフロントシールドは防風性も高いので長距離走行でも威力を発揮しそうです。
ロングストロークのサスペンショにトレールタイプのブロックタイヤを装備
注目はSR GTのために開発されたというロングストロークのサスペンション。そして、アドベンチャーらしいトレールタイプのブロックタイヤを装備した足まわりです。アスファルトだけでなく石畳やダート道など、あらゆる路面に対応。見た目もスポーティーです。
ヘッドライトはフルタイムLEDなので、山や森での夜間走行でも光量があるので安心できそう!
液晶のデジタルメーターパネルは、さまざまな情報を画面に表示
大きくて見やすい液晶のデジタルメーターパネルは、スピード、タコ、オド、トリップ、燃料はもちろん、後続可能距離、時計、気温など、さまざまな情報を表示。画面の一番上にはインジケーターランプ類がレイアウトされ、わかりやすくなっています。
フロントの左側のポケットにはUSBソケットが装備されていて、スマホの収納棚も用意されています。
ポイントは二人乗りもしやすいところ。可動式のタンデムステップや握りやすいクラブバーが装備されているので、パッセンジャーも快適に乗車姿勢を保つことができます。
シート高は799mm、身長158cmの私だと親指の先が接地する程度
実際にまたがってみると、シート高は799mmと若干高め。158cmという「ザ・日本女性の平均身長」である私の場合で、親指の先が接地する程度です。足着きがよいワケじゃありませんが、安定しているので不安はまったくありません。
車高は高めに感じますが、バランスがよくて、バイクから降りての取り回しも女性ひとりで簡単にできます。扱い切れる安心感がいい!
アドベンチャーモデルをイメージした冒険心あふれるルックスに、使い勝手のよさそうな装備、女性ひとりでも扱える車格に好印象。実際の乗り味に期待大でワクワクします。
■日常から遊びまで、幅広いシーンで活躍!
まずはイグニッションオン。デジタルメーターが起動し、すべての表示が目覚めたように点灯。通常表示になるのを待ってセルスターターボタンをオンにします。
すると軽やかにエンジンが始動。エキゾーストノートは意外と静かです。嫌な振動はありませんが、単気筒らしい小気味いい鼓動感があります。
アクセルを捻ると、街中でも扱いやすい自然な加速をみせてくれる
アクセルを捻るとスムーズにスタート。街中でも扱いやすい自然な加速です。125ccの「i-get」エンジンは、最高出力15HP、最大トルク12Nmとパワフルで、スピードが乗ってくるとスイーンと力強く加速していきます。
ステップボードはミッドとフォワードにポジション変更できるので、キビキビとスポーツライドしたい時、ゆったりクルージングしたい時で変えることができます。
ハンドル左側のハンドコントロールにアイドリングストップの切替スイッチがあり、オンにすると、停車時にアイドリングがストップ。アクセルを開けるとモタつくことなく、スムーズにスタートします。これは市街地走行で役立ちそう!
ハンドリングは素直で軽快で、スクーター特有の不安定さを感じない
ハンドリングは素直で軽快。スクーターにありがちな不安定さを感じません。サスペンションはフロント122mm、リアが102mmのロングストローク。普通のスクーターみたいに段差や路面状況に左右されることがなさそう。リアはプリロードを5段階調整可能で、走行シーンや好みで調節することができます。スゴい!
今回の試乗コースはオンロードのみでしたが、ちょっとしたダートを走ってみたくなりました。シート下のトランクは25リットルの大容量で、オプションに32リットルのトップケースもあるので、ツアラー仕様(お買い物仕様ともいえる…)にカスタマイズ可能! フラリとキャンプに行けちゃうかも!!
遊びを取り入れたいライダーにオススメのアプリリア「SR GT Sport 125」
通勤通学がメインだけど、週末には遊びにも使いたい…なんて人にピッタリ! しかも維持費の安い原付二種!! 日常生活の中にも遊びを取り入れたいライダーにオススメの一台です。
■Aprilia SR GT Sport 125
全長 × 全幅 × 全高:1920 × 765 × 1295 mm
軸距:1350 mm
シート高:799 mm
車両重量:148 kg
エンジンタイプ:水冷4ストロークSOHC 4バルブ単気筒
総排気量:125 cc
内径×行程:52 × 58.7 mm
最高出力:11kW(15HP)/8750rpm
最大トルク:12Nm / 6500rpm
燃料タンク容量:9 L
タイヤ:前 110/80-14、後 130/70-13
ブレーキ形式:前 油圧式ディスク(ABS)、後 油圧式ディスク
■メーカー希望小売価格:58万3000円(税込)
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