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トンネルが幻想的に!?「アクセント照明」って何のためにある?

バイクのニュース / 2024年3月20日 10時10分

最近になってトンネルの天井の一部に「青い光の輪」がピカリと映し出される場所が増えてきました。少し幻想的にも思えるこの照明は、いったい何のために設置されているのでしょうか。

■トンネルに謎の光!アクセント照明とは

 山へのツーリングは眺めの良い景色を堪能しながら走れるため、バイクの楽しみを最大限に引き出してくれる絶好の目的地。しかし、山間の道路にはトンネルがつきもので、それまでの景色から一変して薄暗く単調な眺めが延々と続くため、トンネルではどうしてもボーっとしたり、眠くなってしまう人も多いのではないでしょうか。

 そんなトンネルですが、最近になって天井の一部に「青い光の輪」がライトアップされている場所を見かける事が増えてきました。少し幻想的にも思えるこの照明は、いったい何のために設置されているのでしょうか。

高速道路の長距離トンネルで見られる光の輪の正体は「アクセント照明」と呼ばれるもの高速道路の長距離トンネルで見られる光の輪の正体は「アクセント照明」と呼ばれるもの

 NEXCO東日本のホームページによると、この光の輪の正体は「アクセント照明」と呼ばれるもの。LED照明灯具でトンネル内の円状の壁面を色つきのライトでスポット的に照らし、景観にアクセントが付けられるようになっています。

 光の輪をトンネル内に設けることで、単調な景色に変化ができて運転者の視覚に訴えかける効果があるとの事。居眠り運転や漫然運転(ぼんやり運転)による事故を防止する目的で、設置されています。

 トンネル内は景色の変化に乏しく刺激が少ないため、ついボーっとしたり、睡魔が襲ってきやすい場所。しかも薄暗いこともあり、どうしても漫然運転になりやすく事故が起こりやすいので、アクセント照明はとても理にかなった設備と言えるでしょう。

 そんなアクセント照明が設置されているのは、長いトンネルが連続して続く区間。たとえば、北海道にある道東自動車道の、むかわICから占冠ICにある帆別トンネル(4.3km)や占冠トンネル(3.8km)などです。

 なお、アクセント照明が設置されているのは入口や出口付近ではなく、トンネルの真ん中付近。トンネルに入ってからしばらくした、ちょうどぼんやりしてくるタイミングでアクセント照明が出現し、気持ちを入れ替えられるという仕組みになっています。

「アクセント照明」のライトの色に明確な決まりはない「アクセント照明」のライトの色に明確な決まりはない

 またライトの色に明確な決まりはなく、青のほかにも緑や紫、ピンクと青のグラデーションのような照明もあり、場所によって変化が付けられています。

 なお、高速道路は同じような景色がだらだらと続くので、トンネルに限らず、ぼんやりしたり、睡魔に襲われることがしばしばあります。そのため、アクセント照明のほかにも居眠り運転や漫然運転を防ぐため、さまざまな工夫が施されています。

 たとえば路肩の白線には、厚みの違う塗装が凸凹に交互に配置されていますが、これは走行中にタイヤで踏むと振動がおきる仕組み。さらに、白線の外側のアスファルト部分には、ランブルストリップスと呼ばれる進行方向に対し垂直に掘られた溝があり、車線をはみ出してこの上を通ると、ブーンという音と振動が発生し危険を知らせてくれます。

 結構大きな音と振動を発生させるので、たとえウトウトしていても一瞬で意識が戻り、事故を未然に防ぐことが可能です。

高速道路のトンネルには「アクセント照明」以外にも多くの事故を防止する為の工夫が施されている高速道路のトンネルには「アクセント照明」以外にも多くの事故を防止する為の工夫が施されている

 他にも、長い下り坂や急カーブでよく見られるのが、道路を横切るように数本の舗装が施されている薄層舗装というもの。薄層舗装が施された道路を通過すると、段差により音と振動が伝えられ、注意をうながす仕組みです。

 こちらは、もともとはスピードの出し過ぎの抑制や、すべり止めが主な目的ですが、通過するときのリズミカルな振動が眠気防止にも役立っているようです。

 そのほか、車線の塗料にガラスビーズを混ぜた「高輝度レーンマーク」は、照明やヘッドライトに反射するため、夜間や雨の日の視認性向上に貢献。このレーンマークの上にリブ(突起)を設置したものもあり、車線を外れてタイヤがレーンを踏むと音と振動を発して注意喚起する仕組みです。

 また、アクセント照明のほかにも、近年のトンネルでは「サイン照明」という先進技術が導入されています。

 新名神高速や外環道のトンネルでは、通常時の照明は白色で、車両火災が発生していると赤点滅、事故や落下物などがあるときは黄点滅に変わるようになっていて、これは情報板の表示を見落としたとしても、運転車がいち早く異常を察知できる工夫です。

 また「ペースメーカーライト」は、緑色のライトが進行方向に流れるように光るシステムで、こちらは人が光を追う心理を利用。ライトの流れる速度に合わせて走行するようになるので、車間距離や速度が一定になり、渋滞が起きにくくなる効果が期待できます。

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