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名前を知ってる? 教習所で使われる謎の人形

バイクのニュース / 2024年4月14日 9時10分

バイクの免許を取得する上で、標識や交通ルール、バイクの操作方法などさまざまなことを学びます。「もしも」の時に備えた応急救護もそのうちのひとつですが、その際に使用する人形に名前があることを知っていますか。

■教習所の救護訓練で使用する「彼」の名前

 バイクの免許を取得する際に、ほとんどの人が自動車教習所に通うか、合宿教習を利用するというのが一般的です。そして教習所では交通ルールや運転技術などを学びますが、その中に「応急救護」のカリキュラムが組み込まれています。
 
 応急救護は、道路交通法で教習が義務づけされているため、免許を取る際に避けては通れない項目のひとつ。ただし、普通免許や準中型免許、大型二輪免許もしくは普通二輪免許のいずれかをすでに取得している人は、過去に講習を受講しているので免除されます。

 また、医師や看護師、救急救命士など、応急救護処置の知識を得ている医療従事者も免除の対象です。

教習所の救護訓練で使用する人形には名前がある教習所の救護訓練で使用する人形には名前がある

 バイクの免許を取得するのに、なぜ応急救護が必要なのかと思うかもしれませんが、交通事故を起こしてケガ人がでた場合、救急車が到着するまでの間に運転者が救護措置をおこなうことが法律で義務づけされています。

 たとえ医師ではなくても、その場で適切な救命措置ができれば負傷者の命を助けることができる可能性は十分。そのため、実際に起こり得るトラブルを想定しながら、応急救護を学ぶ必要があるのです。

 教習所で応急救護を学ぶタイミングは、仮免許を取得したあとの第2段階に入ってから。応急救護教習は、座学と実技で構成されていて、3時限まとめて受講します。

 1時限目は応急救護の基礎について、ビデオや教官の説明を受けながら学ぶ内容。具体的には、交通事故の負傷者への措置や心肺蘇生、AEDの使い方などとなっています。

 2時限目からは実技に入り、最初は教官がお手本をみせて、3時限目からは教習生が実践で練習していきます。具体的な内容は、教官がレクチャーした動作を参考に、人工呼吸や心臓マッサージ、周囲へ協力を求める声かけ、AED装着の方法などです。

 応急救護では人形を使った講習があり、人工呼吸や心臓マッサージなどの方法を学ばなければなりません。ここで登場するのが訓練用の人形。この人形は応急救護を受講する人は必ずお世話になるわけですが、巷では何やらユニークな名前で呼ばれているようです。

 ではこの人形には、いったいどのような名前が付けられているのでしょうか。

■救護訓練で使用する人形の名前は「JAMY」

 人形には衣服が着せられているのですが、胸元をよく見ると「JAMY」とワンポイントで書かれています。この文字が由来となり、巷では「ジャミーくん」と呼ばれるようになりました。

免許を取得する際には「応急救護」のカリキュラムが組み込まれている免許を取得する際には「応急救護」のカリキュラムが組み込まれている

 教習所で使われている訓練用人形の多くは、名古屋市に本社を構える「株式会社ヤガミ」が扱う商品。ヤガミは、一次救命処置用の訓練人形を手掛ける唯一の国産ブランドとして、1992年から製造販売をおこなっている会社です。

 ヤガミではさまざま訓練用の人形を扱っており、そのシリーズのブランド名が「JAMY」とのこと。そして名称の由来は、「ジャパニーズ(日本の)・ダミー(人形)」でジャミーとなったそうです。ちなみに、「ジャージを着ているダミー」で、ジャミーになったという説もあります。

 同社の訓練用人形は、自動車教習所のほかに日本赤十字社や消防本部、学校、一般企業などへも多くの導入実績があり、数あるラインナップの内、自動車教習所で導入されることが多いのが「蘇生法教育人体モデル JAMY G2020 全身モデル」というタイプ。

 頭から足まで人の形をリアルに再現した人形で全長約160cm、重量は約10kgあります。

応急救護では人形を使った講習があり、人工呼吸や心臓マッサージなどの方法を学ばなければならない応急救護では人形を使った講習があり、人工呼吸や心臓マッサージなどの方法を学ばなければならない

 人形は折りたたむことができ、専用のソフトケースが付いているので、使わない時はコンパクトにしての保管や持ち運びが可能です。

 また、訓練用の人形には多彩な表示機能が付いた表示器が備えられています。心肺蘇生の一連の実技動作をLEDの点灯で確認できたり、人工呼吸や胸骨圧迫についての変化量をレベルメーターで確認することが可能。

 このように、ひと通りの救護動作を目視でわかりやすくチェックできるため、しっかりと救護実技を身につけることができます。

※ ※ ※

 応急救護の実技では、ジャミーくんに話しかけたり、大きな声を出して周囲に助けを求める練習があります。実際に教習を受けた人の声によると「恥ずかしかった」という意見が多いようですが、たしかに数人のグループになって応急救護の実技がおこなわれるため、人前で大きな声を出すのは恥ずかしいと感じるかもしれません。

 しかし、応急救護の講習は、緊急時に人の命を救うのに役立てるためにするもの。同講習で得た知識のおかげで、事故の現場に出くわした際に救われる命があるかもしれません。

 実際の緊急事態に遭遇したら、恥ずかしがっている暇はないはずです。応急救護の講習では、ジャミーくんと真剣に向き合い、しっかりと技術を習得するようにしましょう。

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