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バッテリーが弱っていても安心! キックスターターを装備した現行原付二種モデル5選

バイクのニュース / 2024年9月16日 9時10分

現在ラインナップされているバイクの多くには、ハンドルについているセルボタンを押してエンジンをかける「セルスターター」が採用されています。では、車体の横についているキックペダルを足で踏み込んでエンジンをかける「キックスターター」が採用されている原付二種はあるのでしょうか。

■最近はセルスターターが主流......だけどキックスターターの原付二種も多い!

 現行のバイクの多くが、ハンドルについているセルボタンを押してエンジンをかける「セルスターター」を採用しています。セルスターターとは、バッテリーの電気の力を使ってモーターを回転させ、その動力でエンジンを始動させるというもの。手元のボタンを押すだけで簡単にエンジンを始動できるメリットがある一方、バッテリーに大きな負担がかかるのがデメリットです。

キックスターターは、車体の横についているキックペダルを足で踏み込んで人の力を利用してエンジンをかける方法キックスターターは、車体の横についているキックペダルを足で踏み込んで人の力を利用してエンジンをかける方法

 ちなみに、セルスターターが普及する以前は「キックスターター」が標準的なエンジンの始動方法でした。キックスターターは、車体の横についているキックペダルを足で踏み込んで人の力を利用してエンジンをかける方法です。セル式に比べると始動にひと手間かかり、ちょっとしたコツが必要なため面倒と感じる人も少なくありません。

 現在では技術革新によりバッテリーの性能が上がり、バイクの軽量化が進んだため、キックスターターのついたバイクはめっきり少なくなりました。しかし、バッテリーが上がってセルでエンジンがかからないときでも、電気を必要としないキックスターターがあれば始動できるため、いざという時にあると安心です。

 そのため現在でも、小型バイクを中心にセル式とキック式を併用している車種が販売されています。では現行の原付二種のうち、キックスターターを採用しているバイクとしてどのようなモデルがラインナップしているのでしょうか。

 まずホンダの原付二種では、カブシリーズのほとんどにセル/キックスターターが併用されており、代表モデルとして「スーパーカブ110」が挙げられます。

スーパーカブ110の現行モデルのスーパーカブ110には、セル/キックスターターが併用されているスーパーカブ110の現行モデルのスーパーカブ110には、セル/キックスターターが併用されている

 スーパーカブ110の現行モデルは、ABS搭載のフロントディスクブレーキにキャストホイールが標準装備となり、足回りの安全性が強化されています。また、従来のアナログメーターに液晶パネルが追加され、ギアポジションがひと目でわかるようになり、燃料計や時計機能が装備されて使い勝手がよくなっているのもポイント。

 デビューから大きく変わらないレトロなスタイルが多くのライダーに支持され、ツーリングやキャンプなどレジャーバイクとしても人気のモデルです。

 また、スーパーカブ110の派生モデルとして2020年に登場したのが「CT125・ハンターカブ」です。ベースとなっているのは1981年に発売された「CT110」で、当時のスタイルや雰囲気を継承しながら現代風にアレンジされています。

CT125・ハンターカブには、セル/キックスターターが併用されているCT125・ハンターカブには、セル/キックスターターが併用されている

 CT125・ハンターカブは山道や悪路にも負けない高い走破性を誇り、荷物をたくさん積める大型リアキャリアにアップマフラー、エンジンガードなど、アウトドアシーンで役立つ機能が満載。カブシリーズならではの優れた燃費性能を発揮し、スタンダードモデルよりもひと回り大きい5.3Lの燃料タンクを搭載しているため、長距離ツーリングでも活躍するモデルとなっています。

■スズキの原付二種スクーターには、キックスターターが装備されている!

 スズキの原付二種スクーターは、すべての車種にキックスターターが併用されています。

 たとえば、スズキ伝統のスクーターブランドの原付二種スクーター「アドレス125」は、従来のシャープなスタイルから、モダンでボリュームと温かみのある丸みを帯びたフォルムにデザインを一新したモデルです。

スズキの原付二種スクーター「アドレス125」スズキの原付二種スクーター「アドレス125」

 フラットで大きくゆったりとしたシートに、握りやすい大型のグラブバーを装備しているのでタンデム走行も快適。また、500mLのペットボトルが入るインナーラックにスマートフォンなどを充電するのに便利なUSBソケット、コンビニフックなどを備えているので使い勝手も申し分ありません。

 走行面もこれまで定評のあった通勤通学で活躍するストレスフリーな加速性能はそのままに、快適な乗り心地を実現しています。

 続いて、近代的でエッジを効かせたシャープなデザインで目を引くのが、スズキ「アヴェニス125」です。アドレス125とアヴェニス125の見た目はまったく異なるものの、エンジンやフレームなどは基本的に同じものが使われています。

スズキの原付二種スクーター「アヴェニス125」スズキの原付二種スクーター「アヴェニス125」

 しかしアヴェニス125は、スピードメーターにはフル液晶ディスプレイを採用し、大きくて見やすいデジタル速度計をはじめ、燃料計や時計、オド/トリップメーターなど多彩な情報を表示することが可能です。また、街中をスポーティに走行できるように、スズキ独自のSEP(Suzuki Eco Performance)エンジンを搭載しているため、力強い加速と優れた燃費性能を両立しています。

 そして最後に紹介するのが、ワンランク上の高級感ある完成度の高いつくりで人気の「バーグマンストリート125EX」です。

スズキの原付二種スクーター「バーグマンストリート125EX」スズキの原付二種スクーター「バーグマンストリート125EX」

 スズキ車初となるアイドリングストップシステムを採用し、SEPエンジンをさらに進化させたSEP-αエンジンを搭載。また、これに連動したサイレントスターターシステムの採用により、スムーズで静かな始動を実現しています。もちろん、バッテリー上がりの際にはキックスターターでのエンジン始動も可能です。

 さらに、十分な広さがあり座り心地のよいシートと足を伸ばして運転できるフラットでゆとりあるフロアボードのおかげで、長距離の運転も疲れません。

 加えて、アヴェニス125に採用されている同タイプの液晶デジタルメーターやUSBソケット付きフロントインナーボックスなどを備え、機能面も充実したモデルです。

※ ※ ※

 かつては多くのバイクにみられたキックスターターですが、現在では125cc以下の一部の車種だけに搭載された装備となっています。セルがあれば基本的に使うことがない機能ですが、バッテリーが上がってしまってもエンジンをかけられるのがキック式のメリットです。

 バイク選びで悩んでいる人は、いざというときのお守りとして「キックスターター」のついたモデルの中から、お気に入りの一台を見つけてみるのもよいかもしれません。

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