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「不倫に障害となる妻子を排除するための犯行」検察が冒頭陳述 妻子殺害事件初公判 新潟地裁

BSN新潟放送 / 2024年10月29日 12時18分

BSN

2021年、新潟市南区の自宅で妻と娘を殺害した罪など4つの罪に問われている男の裁判員裁判の初公判が29日、新潟地裁で開かれ、男は殺人の罪を認めた一方、起訴内容を一部否認しました。

殺人や殺人未遂など4つの罪に問われているのは、新潟市南区の無職・渡辺健被告(31)です。

起訴状などによりますと、渡辺被告は2021年11月、新潟市南区の自宅で、当時29歳の妻と当時1歳の娘の首をロープで絞めて殺害した罪に問われています。

また、事件前にも2人を浴槽で水死させようとして睡眠薬を飲ませた殺人未遂の罪と、当時勤務していた病院から塩化カリウムを盗んだ殺人予備の罪などにも問われています。

29日、開かれた初公判で渡辺被告は、殺人の罪と窃盗の罪については認めた一方で、殺人未遂と殺人予備の罪については「殺そうとしたわけではない」などと述べ、否認しました。

冒頭陳述で検察側は、渡辺被告の一連の犯行を不倫相手との関係を続けるために障害となる妻子を排除するための犯行であると主張しました。

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