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2000万円支給で恨み節「身内にとどめを刺された」細田健一陣営が迎えた『審判の日』【衆院選】

BSN新潟放送 / 2024年10月30日 2時52分

BSN

新潟県内の全ての小選挙区で、立憲民主党が全議席を独占した一方、自民党は全敗に終わった今回の『第50回衆議院議員総選挙』。

運命が分かれた、投票日27日の長い夜。
異例の短期決戦は、“結果”が出るのも一瞬でした。

午後8時、投票箱のふたが閉まった瞬間、立憲民主党候補が相次いで当選を確信。
対する自民党は、あまりに早い決着に言葉を失います。

【新潟5区 高鳥修一氏】
「本当に残念な結果となりました」
「結果を出せなかったということは、それはひとえに私の責任であります」
【新潟4区 鷲尾英一郎氏】
「今の政治のありかた、精一杯訴えさせていただきましたが、私自身の訴えが皆さま方に届かなかった結果と思っております。大変申し訳ございませんでした」

【新潟1区 塚田一郎氏】
「逆風の中での選挙で、私自身が訴えたい新潟のための政策ということが、十分に届けられなかった…」

新潟県連事務所に集まった自民党関係者の表情は全くさえません。

当選した候補者の名前に添えて掲示するために用意していた“花”が、各小選挙区で咲くことはありせんでした。

「正直、いい加減にしろという気持ちはありますけど…」

解散当日の9日午前に突然「自民党非公認」とされ、強い逆風にさらされることになった新潟2区の細田健一さん。

さらなる逆風が、投票日の4日前にも吹きました。

― 2000万円が政党助成金として支給された?
「そういう振り込みがあったと、会計責任者から支部の会計責任者から報告を受けています」
「選挙には使うなと指示がありましたので、一切使っていません…」

非公認とした候補が支部長を務める支部にも、自民党が2000万円を活動費として配っていたことが判明。

そして迎えた27日、…

「あれ?選対本部長は?」
「テレビで菊田さんが勝利宣言してるんですよ。テレビの中継で菊田さんが…」

結果は、5万6000票差の大敗でした。

【新潟2区 細田健一氏】
「皆さまに大変大きな期待をいただきながら、いい結果を出せずに『敗北』という結果になってしまって本当に申し訳ございませんでした」
「心からお詫びをいたします。申し訳ございませんでした」

ダメ押しとなった2000万円について党本部への恨み節も陣営からは聞かれました。

【細田氏の選対本部長 高橋直揮 新潟県議】
「公になったときにどういう状況になるのか想定できなかったのかという不満と、怒りを覚えています。結果身内にある意味とどめを刺された印象を持っています」

【新潟2区 細田健一氏】
「これは私もびっくりしたと申しましたけど…。今、なぜ?ということがありましたので、支給された2000万円は、本当に“ありがた迷惑”という感じですね、正直」

また『裏金政治の根絶』を訴えながら無所属で出馬した新潟4区の泉田裕彦さんは、
「お金で変わる政治というのは今回で終わりになって、有権者の声で動くようになってくれたら、今回の選挙、意味があったなと思います」
と話していました。

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