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「裏金4億円を未返却」“有罪判決”を受けたミスチル所属事務所社長と桜井和寿らメンバーの、記者が感じた“奇妙な関係”

文春オンライン / 2024年10月1日 17時0分

「裏金4億円を未返却」“有罪判決”を受けたミスチル所属事務所社長と桜井和寿らメンバーの、記者が感じた“奇妙な関係”

ミスチルの桜井和寿 ©文藝春秋

 9月11日、Mr.Childrenの所属事務所「エンジン」代表取締役の谷口和弘氏に対し、東京地裁は粉飾などの罪で懲役2年6月(執行猶予4年)の有罪判決を下した。

「週刊文春」 は今年6月、 谷口氏らがミスチルのコンサート制作費の水増しなどによって、約4億円の裏金を作り出していた事実をスクープ 。この裏金の存在が、今回有罪判決を受けた粉飾容疑に繋がっている。

 さらに裁判では、谷口氏らが作り出した約4億円の裏金がいまだにエンジン社へ返却されていないことが明らかになった。

 ミスチルのメンバーを裏切り、本来エンジン社に入るはずの大金を懐に入れていた谷口氏。メンバーとの関係が破綻してもおかしくない状況だが、実情は異なるという。この問題の取材を続けている「週刊文春」の高橋大介記者が解説する。

「ミスチルは今年7月からアリーナ・ツアーをしているのですが、その現場にも谷口さんが来ているという目撃証言があります。つまり、ミスチルのメンバーにも許されているようなのです」

 裁判の中でも、ミスチルメンバーから許されていることを谷口氏側がアピールする場面があったという。

「今回の裁判の中でも、ミスチルのメンバーには謝っているという発言がありました。裁判の中では『エンジンの株主』という言い方をしていましたが、これはミスチルメンバーを指していて、その一人一人に謝って許しを得ているということです。

 さらに、谷口氏を許しているという旨の書面もメンバーに作ってもらったというような説明がありました。

 やや奇妙なことですが、谷口さんとミスチルメンバーの関係は、今もそんなに悪くないようです」(高橋記者)

 一体、谷口氏とミスチルメンバーはどのような関係なのか。谷口氏とメンバーの関係のほか、谷口氏がエンジン社の代表取締役を辞任した場合ミスチルのマネジメントを担うことが有力視される“ある人物”が語ったことなどを記者が解説した動画番組の全編は 「週刊文春電子版」 で視聴できる。

(「週刊文春」編集部/週刊文春 電子版オリジナル)

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