「みんな怖くて避けていった」“北海道・大学生全裸死亡事件”逮捕の交際女性(20)が見せていた“異常な執着”「机に『退学したら?』と彫刻刀かなにかで…」
文春オンライン / 2024年10月31日 12時20分
遺体が発見された江別市内の公園 ©︎文藝春秋
〈 「1年後に別れるとか言われて」“北海道・大学生全裸殺害”20歳交際女性が一緒に逮捕の金髪ヤンキーと交わした“犯行前日のヤバい会話”「もう私に対する気持ちがない」とすごく怒っていて… 〉から続く
北海道江別市の公園で市内に住む大学生の長谷知哉(20)さんが集団暴行を受けて死亡した事件。北海道警は10月29日までに、いずれも大学生の八木原亜麻(あま、20)、川村葉音(はおと、20)、自称アルバイト従業員の少年(17)、自称高校生の少年(18)の4人を傷害致死容疑などで逮捕した。
「26日の早朝、全裸の状態で倒れている長谷さんが発見され、事件が発覚。長谷さんは顔から出血しており、上半身を中心に多くのあざがあった。意識不明の状態で病院に搬送され、死亡が確認されました。死因は持続的な暴力を加えられたことによる外傷性ショックとされています」(社会部記者)
長谷さんに向けられた殴る蹴るなどの暴行は、25日午後11時ごろから翌26日早朝までの間、繰り返し行われたとされている。そして30日、新たに“共犯者”2人が逮捕された。
「警察はアルバイト従業員の18歳と16歳の少年2人を傷害致死容疑で逮捕。逮捕者は6人となり、いずれも友人同士のようです。ほかにも共犯者がいないかなど、慎重に捜査を進めています」(同前)
一体何があったのか。被害者と八木原容疑者が交際関係にあり、八木原容疑者と川村容疑者が 同じコンビニでアルバイトとして働いていた様子 や、 八木原の“ヤバイ店員”ぶり は既報の通り。
八木原容疑者の“異常な執着”
「以前から兆候があった気がする……」とため息交じりに振り返るのは、八木原容疑者の高校時代の後輩だ。
「八木原さんとは合唱部を通じて知り合いました。歌うことが好きで、中学も合唱部だったようです。地元の釧路を離れて、札幌の高校に入学し、寮生活を送っていて毎週のようにお母さんが来ていました。親に大切にされていて、悩みも聞いてくれて、良い先輩だなと思っていたのですが……」
仲を深めていった2人。しかし、次第に八木原容疑者が後輩に“執着”するようになったことで関係は破綻していく。
「毎日のように連絡が来るようになり、それを無視しているとSNSで執拗に絡んできたり、私のバイト先に来たり……。寂しがりなのか、個人的に絡みが重く感じるようになって避けるようになったんです。怖いと感じるほどでした。なので、彼女が高校を卒業してからは一切の関係を断ちました」(前出・高校の後輩)
八木原容疑者は高校の同級生にも“異常な執着”を示していたという。
「高校1年生の時、八木原と同じクラスになった友人が嫌がらせを受けていました。八木原は仲良くなって、傍にいてくれる子に依存しちゃうタイプの人間なんです。仲良くなるまではいいんだけど、その後が重いというか。みんなそれが怖くて避けていって、また依存する人を作る。そんなことを繰り返して彼女の周りからはどんどん人が離れていった。最終的に卒業するときには独りぼっちだったと思います。
そのうちの一人が私の友人で、彼女を避け始めてから数日後、登校すると机に『退学したら?』と、彫刻刀かなにかで彫られていたんです。その後、犯人探しが行われて、八木原だと判明しました。
また、同級生が働いているバイト先に無断で応募してくることもしょっちゅうで、同級生が、バイト先の店長に『あの子だけは採用しないで』とお願いしたなんてこともあったようです」(高校の同級生)
「ストーカー」などと呼ばれていた
そうしたことが度重なり《連続で4つもバイト落ちた子》《ストーカー》などと呼ばれていたという八木原容疑者。小誌が取材した同級生は口をそろえて「関わりたくないタイプ」と語った。
その一方で、八木原容疑者について「真面目でとても思いやりがあり、優しい子」と話すのは彼女が小学生の時から知るAさんだ。
「彼女の親御さんと仕事で知り合い、プライベートでも何度かお会いした仲です。彼女からは高校も友人に恵まれて充実した生活を送っていると聞いていました。今回の事件に関与していること自体が不思議なくらいです」
「ただ……」と、Aさんは声色を変えて続ける。
「人との接し方や、距離感を掴むのが不得意な子。心を許した人にはどんどん距離を縮めていくような。その性格が故に、周囲の人間に左右されて染まっていくタイプなのかなという感じもあります」
今回の痛ましい事件はなぜ起きてしまったのか。八木原容疑者は取り調べで「交際を巡ってトラブルになっていた」などと供述しているという。事件の真相解明が待たれる。
◆◆◆
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(「週刊文春」編集部/週刊文春 電子版オリジナル)
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