舌に薬を乗せてディープキスで口移しし、机の上で激しく腰を…“がんばる美人”松本若菜(40)の飾らない女優人生――2024年読まれた記事
文春オンライン / 2025年1月11日 17時0分
松本若菜 ©︎共同通信社
2024年、文春オンラインで反響の大きかった記事を発表します。女性芸能人部門の第1位は、こちら!(初公開日 2024/10/02)。
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TBS系の『西園寺さんは家事をしない』(24年)で、人一倍仕事はできるが家事はいっさいしない独身OLの主人公・西園寺一妃役を演じた松本若菜(40)が一躍脚光を浴びている。有能ゆえに、アラフォーにしてマイホームも購入。独身貴族を貫く主人公が、ひょんなことから転がり込んできた天才エンジニアの父娘と偽家族を演じるという難しい役柄を見事に演じきり、『西園寺さん』ロスを巻き起こした。
「今アルバイトをしていてバイト帰りなのでちょっとタレくさいです」
松本は1984年2月25日生まれの鳥取県米子市出身。高校時代に米子駅前のスーパーでアルバイト中、ちょうど米子を訪れていた女優の奈美悦子と当時の事務所社長からスカウトされ、厳格な家風を受けいったんは断り地元で就職するが、後日、一念発起。事務所社長に連絡を取り、22歳で上京。新宿の鰻(うなぎ)屋でアルバイトをしながら演技レッスンに通い、オーディションを受ける日々を送った。
じつはラッキーガールで、上京の翌年、22歳で『仮面ライダー電王』(07年)の佐藤健演じる主人公の姉役で女優デビューを飾る。
松本は「テレ朝POST」のインタビューで当時のことを振り返り、外見とは裏腹に庶民派の一面をのぞかせた。
「バイトが終わって、鰻のタレのにおいがついたままでオーディション会場に行ったんです。今になっては、それがよかったのかなと思うんですけど、みんなは『どこそこから参りました○○と申します。今までの出演作は○○と○○です』という感じで話していましたが、私には出演作もまったくないし、どうしようみたいな感じでした。
それで、『どこそこから来ました松本若菜です。今アルバイトをしていてバイト帰りなのでちょっとタレくさいです』って言ったら、『ハハハハハ』って笑ってくれて、多分その役柄とのギャップが良かったのか、おもしろいと思ってくれたのか、それとも変にかぶれていない自然体をおもしろがってくれたのか……」
24歳で、当時、TBSの敷地内にオープンした劇場・赤坂サカスのイメージキャラクター・赤坂なでしこ娘に選ばれ、同劇場の情報番組にもレギュラー出演。25歳で映画『腐女子彼女。』(09年)の主人公に抜擢。タイトルどおりBL(ボーイズ・ラブ)とコスプレ好きの腐女子役を演じ、メイド服をはじめ初音ミクなどさまざまなコスプレ姿を披露している。
松本自身は腐女子ではなく、役が決まるとさっそくインターネットで腐女子について調べまくり、必死に学習した。それまでコスプレもやったことがなく、最初は役の上でもメイドルックは恥ずかしかったという。
以後も松本は地道にキャリアを重ね、32歳で映画『愚行録』に出演。ここでの演技が高く評価され、第39回ヨコハマ映画祭助演女優賞を受賞すると、『相棒』や『科捜研の女』などの人気シリーズ、さらにNHK大河ドラマにも出演。
だがゲスト出演が多く、主演どころかレギュラー出演にもなかなか恵まれなかった。デビューが順調だっただけに、この時期の停滞感はいなめない。
そんな松本の一大転機となったのは、37歳で出演したNetflixとフジテレビ共同発信のドラマ『金魚妻』、Paraviとテレビ東京発信の『復讐の未亡人』だった。
黒澤Rの大ヒット漫画を実写ドラマ化した『金魚妻』で松本は、頭痛に悩む主婦役を演じて新境地を切りひらいた。主婦役の松本は、眞島秀和演じる不倫相手とのキスが濃密に描かれる。上半身を脱ぎ、下着もあらわにリビングの床で眞島と繰り広げるディープ・キスが繰り返され、2人の顔は汗で湿っていく……。不思議な背徳感がある。
ディープキスから全身へ、そして机の上で腰を…
そしてデビュー16年にしてついにゴールデンのドラマで本格主演を射止める。それが『復讐の未亡人』だ。ストーリーも強烈だが、松本が展開するハニートラップの濡れ場が大いに話題に。
「episode1」では、夫にパワハラを働いた直接の上司(松尾諭)に接近。
「上司の鑑(かがみ)ですねぇ。頭が下がります」と言いながら背中に頬ずり。喘息持ちの課長に薬を用意するが、「課長……」と言って舌の上に乗せて差し出す。つまり口うつしだ。
2人はそのままディープ・キスに突入。課長は松本の首回りから胸、腰、下半身と愛撫をエスカレート。次第に喘ぎ声をあげる松本。獣のように抱き合い、松本の息づかいもさらに荒くなる。課長室の窓からブラインド越しに夕陽が漏れ、炎のような光をバックに2人の情事が展開される。そして課長のデスクの上で2人は激しく互いに腰を揺り動かす。なんとも美しくも官能的なシーンだ。
「復讐って気持ちいい…」
だが、じつはその薬が痺れ薬で、課長は松本の前で倒れ伏し、言葉もおぼつかない状態に。松本はその無様な姿を見下ろしながら「死ぬよりももっとつらい目にあってもらわないと。私の夫を殺した人にはね」と言い捨てる。このときの彼女はゾッとするような美しさをたたえていた。
そしてスッキリした笑顔で「復讐って気持ちいい……」と言って幕を閉じる。女優・松本若菜の魅力全開のドラマとなっていた。
筆者は『仮面ライダー電王』(22歳)、『GONIN サーガ』(31歳)の現場で松本を目にしているが、9年の間にオーラが増しすぎていて同一人物とは最初気がつかなかった。
『GONIN サーガ』では終始水びたし、血のりまみれになりながら長時間の撮影にたえ、終始笑顔を絶やさず真摯に役に向き合う姿に好感を覚えた。「がんばる美人」という印象で、今般のブレイクは納得の結果だ。
2024年 読まれた記事「女性芸能人部門」結果一覧
1位:舌に薬を乗せてディープキスで口移しし、机の上で激しく腰を…“がんばる美人”松本若菜(40)の飾らない女優人生
https://bunshun.jp/articles/-/76041
2位:佐々木希(36)が「誕生石ピアス」で未払い騒動! 夫・渡部建(51)も参戦、まさかの警察沙汰に…ジュエリー職人は「警察署に相談しています」
https://bunshun.jp/articles/-/76040
3位:松本人志に股間をつつかれ、男性に豊かな胸を押しつけてあえぐ激しい絡みも…篠原涼子(50)の“愛しくもせつない”女優人生
https://bunshun.jp/articles/-/76039
4位:「弁護士を立てて協議」菊川怜(46)がカリスマ実業家夫と電撃離婚へ 夫が告白「離婚の合意が成立しました」
https://bunshun.jp/articles/-/76038
5位:27歳で結婚した共演俳優との別れ、2度の活動休止も…「後悔するような生き方はしたくない」49歳になった内田有紀の“まぶしい人生”
https://bunshun.jp/articles/-/76037
(岩佐 陽一)
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