1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 社会
  4. 社会

「すごく堂々とした顔で…」高速道路を33キロ逆走 なぜ起きた?どう備えれば? 全国で相次ぐ高速道路の逆走車

CBCテレビ / 2024年9月5日 18時16分

CBC

高速道路で80代の男性が運転する車が33キロも逆走。カメラにはヒヤリとする瞬間も記録されていました。

8月30日に撮影された、ドライブレコーダーの映像。突然、前から軽乗用車が!

(逆走車に遭遇した人)
「終わったと思いました」

東海環状道で起きた「逆走」です。
ネクスコ中日本の定点カメラも、この逆走車の様子を捉えていました。

逆走に気付いていないのかこの軽乗用車は追い越し車線を猛スピードで走り続けます。
中には、危険な瞬間も。追い越し車線を正しく走っていた車が間一髪のところでハンドルを切って逆走車をかわしましたが、あわや正面衝突になるところでした。

事故が起きなかったのは奇跡的

軽乗用車は岐阜県多治見市まで、約33キロにわたって逆走したあと、警察に確保されたということです。

(NEXCO中日本高速道路ドライブアドバイザー 林修平さん)
「8~10キロの長距離を走ったケースもあるが、約30キロを走り続けたというのはかなりレアなケース。これだけ長い距離を逆走している中で、事故が起きなかったのは奇跡的なこと」

警察などによりますと、運転していたのは80代の男性で、けが人はいませんでした。

(逆走車に遭遇した人)
「すごく堂々とした顔でしたので、自分の(運転の)ことを疑った方がいいのかなと」

警察は道路交通法違反の疑いで調べるとともに、通常ではありえない運転だとして病気や認知症の有無も調べています。

逆走が始まった瞬間…

なぜ、このような逆走が起きたのでしょうか。逆走が始まった瞬間をカメラが捉えていました。

東海環状道の、豊田東ジャンクション。軽乗用車は、分岐で止まってしまっています。右にウインカーを出し、本線に戻ると思いきや…さらにハンドルを切り、Uターンしてしまいました。

(NEXCO中日本高速道路ドライブアドバイザー 林修平さん)
「ジャンクションやインターチェンジで起きるのが、逆走の全体の約7割を占めている。ジャンクションの案内標識で、そこに静岡や四日市など遠方の地名が出ているので、その地名を見て、行き先を間違えてしまったと思って、あわててUターンをしてしまったのではないか」 

去年9月、伊勢湾岸道の上り線。画面左側から進入してくる1台の赤い車。実はこの車が入って来たのは高速道路の「出口」。停車すると大型トラックが横を通り過ぎていきました。
その後、別のカメラにはそのまま高速道路を逆走していく様子が…カメラが逆走車を追うと、前からトラックが。

この車はおよそ8キロ逆走した地点でトラックと衝突して大破し、運転していた77歳の男性は意識不明の重体で搬送されました。

逆走車に遭遇したときは…

繰り返される高速道路での逆走に、街の人は…

(30代)
「自分も子供がいて、同じくらいの(年齢の)子が亡くなっているので、そういうのを見ると怖いなと思う」

高速道路で逆走車と遭遇したことがある人も…

(逆走車と遭遇した人)
「逆走車が来て『えっ』と逃げて、ギリギリ避けました。深夜で車もなかったので、すぐ車線変更できたのでよかった。(運転していた人は)焦っている感じはなかった」

遭遇すれば命の危険がある高速道路の逆走車。どのように備えればいいのでしょうか。

(NEXCO中日本高速道路ドライブアドバイザー林修平さん)
「いつ遭遇するか分からない。これが逆走の怖さ。前の車の動きに十分注意して、いつでも回避できるよう心構えをしてほしい」

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください