1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 社会
  4. 社会

「海の上は真っ暗闇。危険なことをずっとやっていた」 親族の容体悪化し夜の海へ…鳥羽 答志島沖で漁船転覆

CBCテレビ / 2024年10月25日 18時1分

CBC

三重県鳥羽市で漁船が転覆。夜の海で何が起きたのでしょうか。

(大野和之記者 24日)
「午後11時前の答志港です。街灯などが少なく、かなり視界が悪い状態です」

午後11時の真っ暗な海。この中を23日、一艘の漁船が進んでいきました。そして…。

(岡庭弘明カメラマン)
「船が転覆しています。周辺では捜索活動が行われています」

24日午前、漁船は答志島の沖合で転覆した状態で見つかりました。

乗っていたのは船長の西川豊博さん(76)と、島に住む山下定宏さん(76)、そして山下さんの妻、美智子さん(76)の3人。

西川さんと山下さんは24日発見され、死亡が確認されました。

島民「船を出すことが最近特に多い」

なぜ、夜の海に船を出したのか。鳥羽海上保安部によると、山下さん夫妻は親族の容体が悪化したため、夜、答志島から三重県伊勢市内の病院へ向かおうとしていたといいます。

(島民・73歳)「船がない時間帯がある。夜中はそう。だいたい午後7時半から朝までは出ない」

(大野和之記者)「午後7時50分です。答志島から出る最終の定期船が出発しました」

離島と鳥羽の港を結ぶ定期船は住民にとって大事な交通手段。しかし、夜間は運航がありません。

(島民・20代)「(船は)生活に欠かせない。医者とか必要な人が、ずっと島内にいるわけではない。(島外から)医者も看護師も通っているのでいる時間には限度がある」

住民らによると、急な体調不良などで時間外に医者に診てもらいたいときは、漁船を持つ親族や親しい漁師らに頼み、船を出すことも多いといいます。

(島民・75歳)「(緊急で船を出すことが)最近特に多い。海の上は真っ暗闇。危険なことをずっとやっていた。今回、やっぱり離島は大変だなとつくづく思った」

3人が乗った漁船に何が起きたのか。25日も朝から捜索が行われましたが、山下さんの妻の行方は分からないままです。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください