千葉市の一般会計決算 ２９億円の黒字 歳入・歳出の規模は過去４番目

　千葉市は８月２２日、昨年度の一般会計の決算概要を発表しました。
　歳入・歳出ともに過去４番目の規模で、実質収支は２８億５１００万円の黒字でした。

　千葉市が２２日に発表した昨年度の一般会計の決算は、歳入が５０６２億８３００万円、歳出が５０２４億８３００万円でした。

　歳入・歳出ともに２年ぶりに減少しましたが、規模は過去４番目の規模で、実質収支は２８億５１００万円の黒字でした。

　物価高騰への対応や子ども・子育て支援などの事業費が増加した一方で、新型コロナウイルス感染症対策の経費や新庁舎整備などの事業費が減少したということです。

　一方、借金にあたる市債の発行残高は９５６７億円と前の年度より１５１億円減少し、財政運営の健全性を判断する指標で、借金返済の割合を示す実質公債費比率や将来負担すべき負債の割合を示す将来負担比率も基準を下回りました。

千葉市　神谷俊一 市長
「非常に厳しい財政状況、採算状況が非常に高まっている中で、なんとか財源を確保して２９億円の実質収入を確保したことに大きな意義があると思う」